こんにちは、GreenFielderです!
年の瀬もいよいよ押し迫って参りました。
私は1月からの米国赴任を控えてVISA取得やら現地銀行・クレジットカードの口座開設やらの手続きも慌ただしくなってきました。
並行して、これまで整理もせずほったらかしてあった自分の荷物も整理を開始。
・・・と言っても自分の荷物なんて大して無いのですけれども。。
生活必需品を除けば、私の持ち物は大きく3つ。①山用具、②カメラ関連機材、③書籍、です。パソコンや関連機器は基本家族共用なので「私物」ではない。
あ、でもパソコンは買わねば・・。
パソコンの話は一旦置いておいて、今回記事はタイトルの通り③書籍に関する話です。
妻から「赴任前に不要なモノは処分しなさい」との行政指導が入り(笑)、休みの日を利用して、押し入れ奥に眠っている書籍を整理することにしました。
まず、押入れの一角から荷物を全て取り出し、一番奥の「私の蔵書」コーナーから書籍ボックスを引っ張り出します。
ちなみに、この写真の中に写っている箱類の大半は、妻が以前のアメリカ滞在中に大量に購入したバッグやオーナメント類など。
「まずはこっちを整理した方が良いんじゃない?」
この一言が妻の逆鱗に触れました。
「は?私は整理する気なんか無いわよ!」
・・・色々言いたいことは有りますが、言ったら最後、屁理屈と感情で総攻撃をくらうことは目に見えているので、黙って自分の書籍整理に取り組みます。。
その、押し入れの奥に眠っていた本を見てみると、、自分がこれまで読んできた本の歴史がよく分かる。これは面白い!ということで本を処分する前に一通り写真を撮って記録にしてみることにしました。
まず一つ目。
ここには妻の書籍が半分くらい。料理本、英語に関する本(兵藤ゆき著書など)、等。この辺は妻から廃棄指示あり。あと、「地球の歩き方」は過去の米国駐在の際に買ったもの。アトランタ・オーランドをカバーするものと、長期休暇の家族旅行用に「アメリカの国立公園」も購入してありました。この3冊は、情報は古いけど赴任時に持っていくことにします。なお、今回の赴任中にアメリカの国立公園は間違いなく訪れることでしょう(笑)
それ以外に気になるのは、私の好きな吉村昭の「生麦事件」。明治維新前夜の日本が、幕府、朝廷、薩摩、長州の四つ巴で撃的に動いたことがよくわかる、小説としても日本史のテキストとしても面白い私の「オシ」の一冊です。
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そして池井戸潤作品。ここには2冊しか有りませんが、他の箱にもあるので後述します。
次、二つ目。
こちらは社会人になってすぐの頃にハマっていた高杉良の作品集。
経済小説の巨匠と言って良いのでは無いかと思います。もはやどの小説も内容は記憶に無いのですが、貪るように読んでいたのだけは思い出せます(笑)
三つ目。
目を引くのは真山仁の作品ですね。こちらは高杉良に続いてハマった作品類。後述しますが、この手の「金融・経済系ハードボイルド」的な小説にハマったきっかけは、黒木亮作品でした。
それ以外の本は、著者はバラバラですが、私の本に関する嗜好が表れてるな、と思いました。歴史物、ドキュメンタリー系、科学物、です。未だにその手の作品を書店で見かけるとついつい手が出ます(笑)
なお、この中に上記カテゴリーに属さない本も幾つか有りますが、そういう本はどうも面白くなくて、中途半端に読み終えてます(よって記憶も無し)。
四つ目。
この箱は多くが池井戸潤作品。実は息子も結構池井戸作品を読んでいて、彼が欲しい(まだ読んでいない)池井戸作品を譲って、残りを処分することにしました。あと、企業・経済破綻系も多いですね。一時期株式投資に凝っていた時に、「過去から学ぶ」的な感じで読んでました。まあこれらの本も単純に面白くて一気に読みました。
あと、本ではないですが、映画「マネーショート」も同じ系統(サブプライム住宅ローン危機が題材)で面白かった映画です。主役級の俳優(ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット等)が好きだったこともあるかも。
最後に五つ目。
この中で目立つのは「経済・金融系ハードボイルド小説」にハマったきっかけである黒木亮の「トップレフト」他の作品です。「トップレフト」は(ネタバレですみません)、"日本の銀行が海外協調融資案件を仕込んでいるところにアメリカの投資銀行が案件奪取にあの手この手を繰り出す。防戦一方だった日本の銀行だったが、最後暗躍したのは日本の商社だった"というような話。当時作者が三菱商事に在籍していたこともあり、結末は「商社バンザイ」感が有りますが(笑)、それにしてもメチャクチャ面白かったです。
高杉良、黒木亮、真山仁、池井戸潤は、社会人になってからハマった作品群です。でも、不思議なことに、この手の作品は最近興味を惹かれなくなりました。なんででしょうねー。
一方で、学生時代から不変の興味を維持しているのが、先ほども述べた「歴史物、ドキュメンタリー系、科学物」です。
特に著者として好んでいるのが、過去の記事でも書いた沢木耕太郎と吉村昭。沢木耕太郎さんは未だ現役なので、新書が出ると、つい書店で手に取ってしまいますし、過去作品で読みたい本も有ります。ちなみにお二人の作品は昔多数蔵書してましたが、いつかのタイミングでどこかへ行ってしまったようです(もしかしたら、まだ押し入れの奥深くにあるかも?!)。
(お二人の作品に関する記事はコチラ☟)
この箱の中にある山崎豊子の「沈まぬ太陽」は、日航ジャンボ機墜落事故のルポ作品(三つ目の箱にある本)がきっかけで読み始め、5巻一気に読みました。私にとってはドキュメンタリー系の延長線上の作品です。
水木しげるの漫画作品もある意味「歴史物」の延長ですね。太平洋戦争(或いは第二次世界大戦)にまつわる作品も数多く読みましたが、きっかけは学生時代に父の蔵書にあった、山岡荘八の「小説太平洋戦争」でした。今から思えばだいぶ日本軍を美化してはいましたが、そこから悲惨な戦いが繰り広げられた太平洋戦争というものを知り、以来いろんな作者の関連作品を読みました。最終的には吉村昭の戦争史観に最も納得できました。
さて、この中に大事なカテゴリーが抜けてますね。分かりますか?過去の記事でオシていた「山岳物」と野鳥図鑑です。
これらはまだ押し入れの中にしまい込んでおらず、私の机の周りに山積みされてました(笑)これらは当然蔵書として残していきます。
学生時代にのめり込んだ沢木耕太郎の「深夜特急」。社会人になって愛読した「金融・経済系小説」。40代になって読み始めた「山岳小説」、そしてずっと読み続けている吉村昭作品と沢木耕太郎作品。
なんとなく、自分のこれまでを振り返りつつ蔵書を眺めるのも面白いなー、と思いました!
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