こんにちは、GreenFielderです!
前日Mt Hoodから遠路はるばる移動してMt. Rainier周辺の星空も堪能し、翌朝からは周辺トレッキングです!
(前回記事はコチラ☟)
翌朝喧噪で目が覚め、目に映ったものは・・・
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1.朝、喧噪の中トレッキング開始!
朝、目覚ましよりも早く目覚めました。
周囲から車のエンジン音や人々の会話の声が聞こえてきて、寝てる場合じゃない雰囲気です。時刻は5時過ぎ、目覚ましは5:30に設定していたので、もう起きてしまった方が良さそうです。
寝袋から抜け出して車外に出てみると、冷たい風が車内に流れ込んできました。

昨晩眠りについた時点では、私の車の周囲は車が無かったのに、今は周囲を車に囲まれていて、それらの車に乗ってきたのであろうハイカーと思しき老若男女がそれぞれの車の周りで元気にトレッキングの準備をしていました。
周辺のハイカーがどんどんTrailheadに向かって歩いていく中、私は優雅に後部ハッチを開け、バーナーに火をつけてコーヒーミルクを準備しつつ、バナナ2本を食べて腹ごしらえ。
そして、持っていく荷物を入念に確認して(とその時は思っていた・・・)、ストレッチをしてから出発です!

その向こうに雲を被ったMt. Rainier
Trailheadには、西海岸での自然保護の草分け的存在であるJohn Muir氏の言葉が刻まれた階段がありました。

「俺の山遊びで見つけためちゃ豪華で美しい高山庭園!」
と言ったとか言わなかったとか・・・
では、出発しましょう!
2.Skyline Trailからの風景
Mt. Rainierの南面にあるSkyline Trailはとても有名です。
トレイルの最上部にある「Panorama Point」からはMt. Rainierの山頂方向と麓に広がる眺望が一度に楽しめます。そのため、沢山のハイカー・観光客が「Panorama Point」に向かって歩いていきます。
トレイルの最初は舗装された遊歩道なのでペースを上げて行きますよ。

昨晩天の川と一緒に撮影したTatoosh Rangeの山々が全容を現し始めました。
手前の針葉樹林が絵になります。

途中で舗装路から未舗装の登山道に変わります。
ここで山頂方向を見ると、分厚い雲に覆われていました。
なんか「龍の巣」みたいじゃない?

南西方向は晴れていて、煙害もそれほどではないようです。
前日の雨の影響もあって下界には雲海。いいですねー。

登っていく左手には大きくえぐれた地形(昔は氷河だったのかな?)。
そこには雪渓の融水が滝を作っていました。


さて、ガシガシ登っていくと、前方で小休止していた女性が「あそこにヤギがいるわよ」と教えてくれました。
え、どこ?どこにいるの?

いました。真っ白いヤギさんが2頭。

この子は通称「マウンテンゴート」、正式にはWhite Rock Goat(シロイワヤギ)というらしい。

アラスカからアメリカ本土北部にかけての太平洋岸の山岳地帯と、ロッキー山脈の一部に生息しているようです。とっても優しそうで穏やかな顔立ち!
さて、だいぶ標高を上げてきて、Tatoosh Rangeの全貌が見えてきました。
とっても気持ち良い!

幾つもおなじような写真を撮ってしまいますね。

すると、目の前の草むらがガサゴソッ。
わっ、何々?!

なんか可愛いのがモソモソと動いています。
その距離3m程度。
「あなたはだぁれ?」
ネズミやリスにしてはデカすぎる。でもアライグマでもない。
近くにいたアジア人女子ハイカーも興味津々でこの子の動きを見つめています。
あまりに動かないので、背景にTatoosh Rangeの峰々を入れてポートレート写真をパシャリ。

Hoary Marmot(シラガマーモット)
この子はHoary Marmot(シラガマーモット)。結構大きいんですね。
更に登っていきます。
Tatooshの山には雲間から差す陽の光が当たり始めて、これまた素敵!

空の色が美しく雲海が綺麗なので、似たような写真を量産してしまいます。

このSkyline Trailには、本当に沢山の観光客・ハイカーがいました。
しかも様々な人種。
特に西海岸であるためか、アジア人の比率がだいぶ高い気がしました。
そして多くの方がスマホやアクションカムで動画を取りながら登っていました。
やはり今時はそういうのが流行りなんでしょうねぇ。

もう一つ言うと、女性のトレッキング・ウェアは、ぶかぶかのロングパンツ(日本なら大工さんが履いてるようなヤツ)が流行りのようでした。
山では歩きにくい気がするんだけどなぁ。
さて、こちらMt. Rainierでも多くのシマリスに出会いました。

ちなみに、先日Mt. Hoodで出会ったシマリスとは見た目が違うような?と思い、あとで調べてみたところ、このシマリスはCascade Golden-mantled Ground Squirrel(カスケードキンイロジリス)というらしく、Mt. Hoodで出会った最初のシマリスはTownsend's Chipmunk(和名分からず)だったみたいです。
色、顔の模様、背中のストライプの数、等で種別が分かれているようですね。
勉強になります。
東の空は相変わらず雲に覆われていますが、雲の切れ目から光芒が差し込み幻想的。

更に登ってきたら、眼下に「Panorama Point」を見下ろすポイントまで到達しました。

Tatoosh Range
ここまで来るとだいぶ高所感が出てきて、眼下の景色も映えますね!
私はコチラ☟の写真がお気に入りです。

3.Camp Muirを目指すも・・・
Panorama Pointを過ぎると一気に人の数が疎らになります。
ここから先を登るには、ある程度の登山スキル、装備、そして時間が掛かるためです。
本日の目的地は、☟の写真で青色矢印の場所、「Camp Muir」です。
まだまだ遠いな・・・


この高度まで上がると既に森林限界を超えていて、高山植物がチラホラある程度です。

登山道はいつしか雪渓となりました。
ここからはチェーンスパイクまたはアイゼンが必要になるのですが、この時私はこれらの装備を車に置いてきてしまったことに気付いたのでした。。。
幸いトレッキングポールを携帯していたので、素の登山靴のまま慎重に雪渓を歩きます。

ここで本日初の太陽とのご対面。

更に進んでいきますが、前方の雪渓はかなりの急傾斜です。
登る分には行けそうですが、下りでスリップしそうなので、この辺りでCamp Muirへ到達することを諦めました。残念!

ここで雪渓を外れて周辺をウロウロ。
山頂方向は依然分厚い雲に覆われています。

この辺りには、いかにも溶岩が冷えて固まったような大岩が。
Mt. Rainierもれっきとした火山です。

風が強くて体が冷えてきたこともあるし、名残惜しいですが下りますか。

4.Mt. Rainierの住人たち
当初の計画では、Camp Muirまで到達する予定でしたので、途中で引き返すとだいぶ時間を持て余しそうなので、ピストンではなく、ループコースに計画を変更して、往路とは違うルートを下ります。

こちらの変更後ルートでは、沢沿いに黄色い苔やお花畑が。
カラフルで周辺の荒涼とした風景と対照的です。

すると、苔が密集する水場に一羽の鳥さん。

iPhoneのAIさんの判定によると、こちらはAmerican Pipit(アメリカタヒバリ)だそうです。まだ幼鳥なのか、警戒心が低く近くをウロウロしていました。

基本的に岩と土のサーフェスですが、沢沿いにだけ苔やお花が。


ぐんぐん下っていき、トラバース箇所に。
この辺りから、再び針葉樹林と草原が始まります。

お花も咲き乱れて心が癒されます。

ところどころで滝もあったりして。

下ってきたトレイルを振り返ります。
右下にいるのは日本人家族のようでした。

ここから更に下っていきます。
この時ちょうどガイド付きトレッキング・ツアーの一団とすれ違いました。もう昼近い時間でしたが、この後どこへ行くのでしょうかねぇ。

右には先程とは別の滝が見えました。

下っていくと、右手の斜面を眺めているハイカーの一人が、「あそこにクマがいるよ!」と教えてくれました。
どれどれ?

いました!
ブラックベア(日本だとツキノワグマ)のようです。
一見近くにいるようですが、これでも最大望遠を更にトリミングした画像で、実際には沢を挟んで100mほど向こうにいました。
よく見ると、お腹が大きいような?
もしかしたら間もなく出産の母グマなのかもしれませんね。

遠いながらも直に野生の熊を見たのは初めてだったので、ちょっと興奮。
周囲のハイカーも一生懸命写真を撮ってましたが、さすがにスマホカメラではここまで寄っては撮れまい(エッヘン)
私が超望遠レンズでクマを狙っていたら、別のハイカーから「結構大きく撮れたんでしょ?見せて!」と言われて、得意げに画像を見せてあげたのは言うまでもありません(笑)
すると今度は、高台の草原の方にカメラを向ける一群が。
よく見ると、マーモットが顔を出してました。

先程のクマと違って、10mも離れていません。
少し時間を掛けて、良いショットを狙います。
マーモットは、時々立ち上がって周囲を見張るしぐさをします。
立ち上がった時がシャッターチャンス!

ヤバい、めちゃくちゃ可愛い!!
登り途中で出会ったマーモットとは体色が違うけど、同じ種類なのだろうか・・・。

ルートを変更したことで、こんなに沢山の生き物達に出会うことができました。

こうして、目的地への到達は断念したものの、充実したトレッキングとなりました。
でも今度はSunriseからのMt. Rainierも見たいなぁ。
ということで、今回は軽めのトレッキングと相成りました。


ちなみにこのMt. Rainierも、Cmap Muirから山頂までは、クレバスを渡ったり登攀スキルが必要な箇所が有ったりで、私の能力では到達できません。
でも、富士山と同じで登頂しなくとも十分眺望を楽しめる山ですし、車があればアクセスも難しくないので、万人におススメしたい山です!
注意点が一つ。
夏季のMt. Rainier、休日は「めちゃくちゃ混みます!」
私が下山してきたお昼頃には、駐車場の空き待ちの車の列が延々と続いておりました。
土曜の朝からもう駐車場はいっぱいだったので、できることなら平日に訪れるか、夜のうちに駐車場に到着しておくことを強くお勧めします。
さて、次回はいよいよ(やっと?)旅の最終章です。
この後Portlandに戻りママちゃんさんにお会いした際のお話と、翌日のMultnomah Falls再訪、フィールドリッジ野生保護区での鳥撮り、そして旅の終わりまでを綴ります。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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