山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

Shenandoah National Parkで滝めぐりハイク。 ~前編:アプローチ~

こんにちは、GreenFielderです!

今回は久しぶりに「登山系」記事です(笑) ある意味、私のブログの本質に戻ってきた感じです。

アメリカに来て、長らく生活基盤確立に四苦八苦してきましたが、今回初めて山間部に赴きました。山間部とは、おそらく皆さんが世界地理で学んだであろう「アパラチア山脈」の一部である、"Shenandoah National Park"(シェナンドー国立公園)です!

シェナンドー国立公園 - Wikipedia

沢山のトレイルがあるこの国立公園の中で、「まずはこの山域を体験してみよう」ということで訪問した山行記録です。

今回はアメリカでの第1回山行に至った経緯を述べた前編です!

 

1. Shenandoah National Park

実は渡米前から「居住地の近くにハイクできるような場所はあるのか?」とネットで調べ、バージニア州西部にはアパラチア山脈が通っていることはわかっていました。でも、細かい情報まで調べる余裕はなく、現地赴任となりました。

現地到着直後は、平日は出張、週末は生活基盤の立ち上げ、と余裕がなかったのですが、アパートに入居し、車をゲットしたことで、週末に多少の余裕が生まれてきました。そこで、いずれ赴くであろう登山・キャンピングを想定してアウトドア用品店を探していました。

すると、偶然にそのお店を発見したのです。それが「REI」というお店でした。

アウトドアギアショップ "REI"。

REI: A Life Outdoors is a Life Well Lived | REI Co-op

そして、このお店をブラブラしていたら、あるものに釘付けになったのです!それがコチラ☟でした!

日本で言うところの「山と高原地図」、National Geographic地図を購入。

アメリカには「山の地図」なんてないと思っていたのですが、かの有名な"National Geographic"から、こんな立派な地図が出ていたんです!売り場の周辺にあったNational Geographicの書籍・地図を見ると、主にアメリカの国立公園をカバーしているようでした(すみません、ちゃんと調べてません・・)。この地図の番号からすると、どうもこの地図は数百あるみたいです。

このシェナンドー国立公園も、その名の通り「国立公園」ですから、National Geographic地図があるのは必然なのですが、中をみると、本当にすべてのトレイルが載っている感じです。これは心強い!

私は迷わず購入!シェナンドー国立公園の地図は2部に分かれていたので、当然両方買いました!

 

2. "AllTrails"アプリを導入

でも待てよ?!日本での登山では、私は終盤は行動中紙地図を殆ど見ていませんでした。それは「YAMAP」という登山アプリでGPSを使いながら登山をしていたからです(日本で)登山をする人にとっては定番アプリですね)。

そんなアプリがアメリカにもないのか、とネットで調べてみると、

「なんだ、あるじゃないか!」

それがコチラ☟のアプリ、"AllTrails"です!

www.alltrails.com

このアプリ、中身はYAMAPアプリと似ています。違うのは、このアプリが「おすすめトレイルコース」を提案してくれるところでしょうか(YAMAPでもあるっちゃあありますが)。このAllTrailsに収録されているトレイルの数は、なんと40万コースもあるとか。もちろん山間部以外の自然公園トレイルなども多数収録されている結果ですが、山でなくとも、例えば自然の中を走るジョギング・コースなどを探すためにも重宝しますよね!

ということで、アメリカ登山初心者の私にとってはとてもありがたいので、さっそくアプリをダウンロードしてみました!

ちなみにこのアプリは年間で60ドル弱かかります。でも私にとっては国立公園の年間パスと同様「必要出費」です。

 

3. 何故Whiteoak Canyon Trail?

さあ、ここまでやると、もう我慢できません(笑) これはもうシェナンドーに行くしかない!ということで、急遽行ってみることにしました。

で、最初に選んだのが"Whiteoak Canyon Trail"というコースでした。では何故シェナンドーの中でもこのWhiteoak Canyon Trailを最初のハイク・コースに選んだのか。

まず渡米前から考えていたのは、「バージニア州の最高峰に登りたい」でした。そしてそれは、このシェナンドー国立公園内にある"Mt. Hawksbill"(4,051ft / 1,235m)です。実はこの山、楽しようと思えば高尾山並みに簡単に登れてしまう山です。というのも、このシェナンドー国立公園内は稜線近くを"Skyline Drive"という自動車道が走っていて、各主要ピークの直下には大きな駐車場があって、たいていの人たちはこの駐車場まで車で上がってきて、そこからお手軽ハイクで山頂に到達します。

しかしそこは「M気質」の私。「そんなゆるハイクで州内最高峰踏破なんてつまらん」と、下から登っていくルートをNational Geographic地図とAllTrailsで探したのです。

そして出てきたのが、"Cedar Run Trail"というルートでした。

「え、Whiteoak Canyon Trailじゃないじゃん?!」と思った方もいらっしゃるでしょう(ニヤリ)。実はこの二つのトレイルはエントランスが同じなのです。私も渡米前後で全然登山できていなかったので、さすがに米国1回目のハイクでいきなり麓から1,000mを超える山に登るのは躊躇がありました。

一方で、Whiteoak Canyon Trailはルート上に幾つもの滝が有り、最上部の滝まで行って帰ってくれば標高差・距離ともに無理なく行けそう。ということで、エントランスまでのアプローチの確認も含め、行ってまいりました!

 

4. Whiteoak Canyon Trailエントランスへのアプローチ

それは3/10日曜日。日の出前にアパートを出発し、1.5時間車を走らせて、目的地であるWhiteoak Canyon Trailのエントランスに赴きました。

私が住むところからはハイウェイや信号の少ない高規格道路がルートの8割を占めますが、残り2割はiPhone地図アプリでもかなり拡大しないと出てこない道です。日本の登山口手前のように、舗装がボロボロだったり、そもそも砂利道だったり、対向車とすれ違えないような狭い道だったりしたら・・・という不安はありましたが、そんなことは全くなく、最後駐車場のみが無舗装でしたが、それ以外は全て対向2車線の舗装道路でした。

到着したのは日の出後の時間でしたが、谷にあるのでまだ日の光が当たらず、空気はひんやりしてますが、久しぶりの「おいしい空気」を吸い込みました!

駐車場には、これまたマイナスイオン出まくりの小川が。

駐車場脇の小川。

では、身支度を整え、準備体操をして、いざ出発!!

 

・・・というところで力尽き果ててしまったので、続きはまた次回!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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新車をリースでゲット! ~Mazda CX-30~

こんにちは、GreenFielderです!

この記事を書いているのが3/12。アメリカは3/10から「夏時間」に変わり、1時間損しました(笑)

でも、そのおかげで(?)朝7時に起きてもまだ日の出を見ることができます。

今朝起きて窓の外を見たら、とっても綺麗な朝日が雲と絡んで素敵な情景になっていたので、急いでベランダに出て激写!

アパートのベランダにて。

こんな風景がベランダから見られるなんて、なんと贅沢な・・・。

このアパートを選んで正解だったぁ!

 

さて皆さん、遂にアメリカ生活で欠かせない「足」をゲットしましたよ!というのが今回の記事です。

ゲットした車はタイトルにある通り、MazdaのCX-30です!この記事で車をゲットするに至った顛末をご紹介!

 

1. Mazda USAに問い合わせ

私は過去の2度の米国駐在で、合計4台の車を購入しました。

アメリカに家族帯同で赴任した場合、1台は自分の通勤用、もう1台は家族の生活用にする必要があるからです。とはいえ、一般庶民の私は立派な新車の車を2台、一括現金で買えるような資金は有りませんので、1回目の赴任時は2台とも中古(しかもいずれも現代自動車製)、2回目は中古(近隣に所在していたグループ会社の駐在員からのお古をお安く譲ってもらった)と新車(駐在員割引が有り思い切って購入)でした。

しかし、中古であってもアメリカは結構お高い。。アメリカは車無しには生きていけないので、中古車需要が日本とは桁違いに大きく、中古車の値段もそれなりに高いです。まあその分帰国時に売っても日本では考えられない高値で引き取ってもらえるわけですが。

とにかく、車はアメリカの生活で欠かせないものの、購入となると先立つキャッシュが最安値のセダン購入であっても3万ドル程度(現在の為替レートだと450万円!!)必要になってしまい、かなりの外貨送金が必要になってしまいます。

私はなるべく日本から送金を必要としないように、今回はリースの道を探っていました。車で通勤する場合、会社からは「通勤補助費」と称して毎月500ドルが支給されます。その金額の範囲内でリースできる車があれば、日本からは頭金程度(本体価格の10%程度)の持ち出しだけでカバーできます。

でもリース契約のためには本人の「クレジット・スコア」が重要になります。過去の米国でのクレジット・ヒストリー(信用歴)がないと普通リースはアレンジできず、また有ってもスコアが低いとリース額が高くなってしまいます。

しかしそこで朗報が!

Mazda USAに斡旋してもらうと、クレジット・ヒストリーが無い初めての駐在員でも、高いクレジット・スコアを持ってる人並みのレートで自動車リースが可能」

これはすごい!私はさっそくMazda USAにコンタクトしました(ちなみにコンタクトしたのは米国到着の翌日、2/9です)。

 

2. クレジット・スコア確認から車引き取り日決定まで

オンラインで相談の申し込みをするとすぐにメールが来て日時を調整してくれて、日本人がWebミーティングでこちらの要望などを聞き取り、現地にあるMazdaのディーラーを仲介してくれました。これは初駐在の人にとってはとってもありがたいサービスだと思います!私が最初の駐在時にディーラーに行って、いきなり営業の米国人にベラベラ説明されたときは凍りつきましたからね(笑)

ただ、そのMazda USA窓口の方は言いました。

「GreenFielderさんは、過去2回駐在しているので、すでにクレジット・スコアがあるはずです。そういう方の場合は初駐在の方のような優遇の対象外ですので、まずご自分のクレジット・スコアを確認する必要があります」

えええーーー!!!聞いてないよ!

私は恐る恐る自分のクレジット・スコアの確認を依頼しましたが、なんと優遇スコア並みでした!それで気を良くした私はMazdaの窓口の方に言いました。

「とにかくリース料を安くしたいんです。車は一番安価なやつで、装備もミニマム、あ、Apple Car Playだけあればあとは何もいりません。」

そして出てきた提案がタイトルにあったCX-30でした。

これだと3年リースで毎月300ドル強。これなら会社の補助でリース料とガス代が賄える!

さっそく近くのMazdaディーラーでCX-30の在庫から、最低限の装備、一番安い塗装色、の自動車をチョイスして、これを購入することに決定!

・・・ただ、運転免許と同様、車を購入するに当たり必要なものがあります。それが以下のもの。

  • パスポート、VISA、SSC (Social Security Card)
  • 運転免許証
  • 住所の証拠書類
  • 自動車保険の付保証明
  • 頭金を払うことができるクレジットカード

この中で一番最後に入手できたのが自動車保険の付保証明証でした。自動車保険を付保する際には車の車両番号(VIN:Vehicle Identification Number)が必要なので、購入する車が決まってから付保の手続きをしなければならず、その期間を考慮すると、最短でも3/9引き取りが限界でした。

つまり、最初にMazdaにコンタクトしてから、丸々1か月が必要だった、ということです。

 

3. 自動車ゲット!!

そして待ちに待った3/9の朝、つまりアメリカ冬時間の最終日、私はアパートからUberに乗ってMazdaディーラーに向かいました。

ディーラーでは事前に私の引き取りを知っていたゼネラル・マネージャーさんに挨拶した後、営業担当の若い米国人男性が対応してくれました。

とても明るい青年で日本の漫画ファンだったようで、やれ「昨日鳥山明が亡くなったのはショックだったよ!」とか「あなたは○○って漫画は知ってる?」とか、とにかく情熱的にしゃべりながらもちゃちゃっと書類をそろえてくれるので(時々おしゃべりなアメリカ人は手が止まる)、こちらもイライラせずにお話しました。そして大量の書類への署名が終わり、次にリース担当(つまり信用審査担当)のヒゲおじさんのところに案内され、ニコリともしないおじさんに促されるがままに書類に署名、そしてようやく自分の車とご対面!先ほどの営業担当の青年にパネルの操作回りだけ説明を受けて、そのまま「我が車」に乗ってアパートに戻りました。

そして、アパートの駐車場に車を停めて、撮影したのがコチラ!!

どうですか!なかなか良いでしょ?!

そして今時の物理鍵の無い「電子キー」もパチリ!

ということで、遂にレンタカーではない「自分の足」が手に入り、今後はこの「彼」と仲良くしながら、週末はもう少し遠出することもできます!

今後は山道具を積んだ「彼」に乗って、日本ではできなかった自家用車アプローチでのハイクができるぅーと、既にウキウキしているGreenFielderでした!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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再びGreat Falls Parkへ ~気持ち良いハイク~

こんにちは、GreenFielderです!

米国到着早々訪れたGreat Falls Park、3/3(日)に再び訪れてきました!

(前回の訪問記はコチラ☟)

onedayhike.hatenablog.com

今回は入居したアパートからの出発ですが、実はアパートが以前いたホテルよりもGreat Falls Parkに近く、車で20分程度で行けます。

そして今度こそ、"National Park Annual Pass"を買うぞ!と意気込んで出かけました。

このパスを買えば、Great Falls Parkはもちろんのこと、全米のNational Parkに無料で入ることができるからです(パス代金80ドル、高いと思うか安いと思うかはその人の価値観次第)。

そして入場ゲートにて購入!

さあ、この1年間でどれだけNational Parkに行けるのか!少なくともGreat Falls Parkには何度でも訪れることが出来ます!

 

1. 今回の主役、キツツキさん達

さて、今日も朝9時頃到着、まだ駐車場は半分程度が埋まっている程度。この公園は昼から人でごった返してくるので午前に訪れるのが吉です。

ビジターセンターを抜けると、さっそくブルージェイがお出迎え。

ブルージェイ。

さて、今日はどんな鳥に出会えるかな~、と歩き始めると、早々に大きな鳥が目に入りました。

キツツキ!

以前日本やニューヨークで見たキツツキ類に比べてもかなり大型です!そして頭の赤い帽子がとっても目立つ!

至近距離撮影!

後でPicture Birdという無料アプリで照合してみたところ、「エボシクマゲラ(Pileated Woodpecker)」とうクマゲラ属のキツツキだそうです!

ずーっと遠巻きに追っかけて撮影機会を狙っていたら、日なたに出てきてくれたのでパシリ!周辺でも何羽かを観察することができました。

明るいところで撮影!

さて、他にもキツツキはいましたよ!

こちらはニューヨークでも見かけたシマセゲラ。

見たことあるキツツキ?!

いつも近くに寄ってきてくれないですが、今回は「振り返り美人」です。

遠くを見つめるシマセゲラ。

続いて、こちらはニューヨークで惚れてしまったセジロコゲラ

セジロコゲラ、何を見つめる?

やっぱりこの「腕白坊主」っぽい顔が好き!

木突き中。

今回初観察のエボシクマゲラを含め3種類のキツツキをいっぺんに見ることができてラッキーでした!

 

2. その他の野鳥達

もちろん他にも沢山の野鳥が飛び交ってましたよ!

でも、警戒心が強い鳥が多くてまともな写真は撮れず。。でも最近はこんな写真でも撮り識別アプリ(上述のPicture Bird)はちゃんと判別してくれます。

ムナジロゴジュウカラ、らしい。。

ルリツグミ、と思われる。。

エボシガラ、でしょう?

そして、トレイルを歩いていてよく見かけるのがカーディナル。本日は1羽の雌を2羽の雄が争うシーンに出くわしました。彼女をゲットするのに夢中で私の存在お構いなしに雄同士が喧嘩してました(笑)

カーディナルの雄。他の雄と雌を奪い合い中。表情も真剣!

飛んだ!

そして、このGreat Falls Parkでは上空に沢山のヒメコンドルが見られます。

今日はトレイルの脇(といっても10m以上先)で休んでいる2羽を発見、激写してみました。

メコンドル。

空を見上げると、沢山のヒメコンドルが上昇気流に乗って螺旋を描きながら舞い上がっていました。

大空を舞う。

2羽で舞う。

3羽で舞う?

どんだけ舞う?!

 

3. トレイルの終点へ

本日の目的は鳥撮りもありましたが、「公園のトレイルの終点まで行ってみる」というのも目的でした。

トレイルの終点へ。

南端に行くには"Ridge Trail"を進みます。その名の通り、結構な丘を登っていきます。

すると、南端のポトマック川が大きく東へ曲がっていくのを見下ろせるView Pointに到着しました!

ポトマック川を見下ろす丘。

そして、その丘を下るとポトマック川へ注ぎ込む支流の沢に下りられます。

丘から下る道。

支流の沢。

そしてここ終点からは再びRidge Trailを歩き、前回も歩いたMatildaville Trailを経由してビジターセンターへ戻ったのでした。

トレイルの案内看板。

ビジターセンターの周辺は小川と芝生の広場が広がり、沢山の人がくつろいだり、ピクニックをしたり、遊んだりしています。

ビジターセンター近くの小川。

この子は小川でじゃぶじゃぶ遊び(笑)

小川でじゃぶじゃぶ遊び中。

 

そんなこんなでしっかりトレイル・ウォークできて、しかも新たな鳥達とも出会い、大満足な週末でした!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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アメリカ新生活の状況 ~其の弐:運転免許編~

こんにちは、GreenFielderです!

前回の記事投稿から随分と間が空いてしまいました。。平日は会社の各事業場を回ったり、各主要顧客に挨拶に行ったりと出張続きで、アパートにいるのは週末だけで、週末はやっぱり体を動かしたいし、生活備品を買い集めたりと、なかなかゆっくりできる時間がなく、どうしても投稿頻度が落ちてしまいます。もう少し落ち着いたら投稿頻度も上がるはず、と思いたい。。

さて、前回記事ではアパートを決めて入居したところまでを記載しました。これが2/24の話です。

onedayhike.hatenablog.com

今回は、私が住んでいるバージニア州(VA州)の運転免許取得までの顛末を書きたいと思います!

 

住所を証明できる書類を2つ用意

まず、前回の記事でも記載した通り、免許を取得するということは米国内でどこでも通用する身分証明書を作ることと同義なので、免許取得の際には身元と住所を証明する書類(以下)が必要です。

  • パスポート
  • VISA
  • I-94(米国入国時に電子発行される滞在許可証で、滞在期限情報有り)
  • Social Security Card (SSC)
  • 住所を証明する資料2点

一番ネックだったのが最後の「住所を証明する資料2点」。1点は、入居前にアパートの契約書を締結済だったので大丈夫でしたが、もう1点が難しいのです。。例えば入居後のユーティリティの請求書などが有効になるのですが、そもそも入居もしていなかったのでそんなものがあるはずもなく。。

そして最後に思いついたのが、「テナント保険の付保証明書」でした。これならアパート契約の前提条件としてすでに付保済で付保証明書にはその住所の記載がありましたので、「まあこれで行けるっしょ!」と判断し、さっそく最寄りのDMV(Department of Motor Vehicle、日本でいうところの免許センター)に行くことにしました!

 

2/23 第一回挑戦

最初は2/23の朝イチにDMVに向かうことにしました。なぜ朝一かというと、過去の経験からDMVがすごく混み、昼前とかに行くと平気で半日潰れてしまうことが予想できたからです。

でも、行ってみると殆ど並んでいる人もおらず、受付を終えたらすぐに窓口に呼ばれて対応してもらえました。

受付のおじさんは丁寧かつスピーディーに対応してくれて、必要書類をどんどん確認してくれます。ただここで問題が。。なんと、上掲リストの中のI-94を持参するのを失念していたのです!おじさんは「I-94の書類を持って戻ってきたらすぐに対応してもらえるように一筆書いてあげる」ということで、その他の書類は確認済であとはI-94のみが不足していることを記載した紙をくれました。

急いで事務所に戻り、I-94を印刷(電子発行なので自分でWebsiteから印刷する必要がある)し、DMVに舞い戻りました。しかし、朝対応してくれた人ではない人に当たってしまい、一から書類をひとつずつ確認されることに。。

ようやく書類が揃っていることが確認されると、まずは知識テスト(Knowledge Test)です。

知識テストはタッチ画面での選択式で、「標識問題」は10問全問正解が必須、「その他のルールに関する問題」は30問で、おそらく80%くらい正解すれば合格するのだと思います。私は、「標識問題」は全問正解、「その他のルールに関する問題」は30問中27問正解で、無事合格!

ではそのまま次に実地試験(Driving Test)をお願いしまーす!と言ったところ、

「レンタカーを使うんだよね?そのレンタル契約書はある?保険証書は?」

「・・・・」

そんなものが必要だったなんて知らんかった。。

これまた帰って印刷してこなきゃ。。でも本日はこの後会議もあるから三度戻ってくることはできません。それを伝えると「じゃあ月曜日だね」と言われてしまいました。トホホ。。。

 

あらためてルールを勉強しての感想

ちなみに、一応知識テストを受けるに当たり、DMVで渡された「運転教本」は読みました。

バージニア州の運転教本。

本当は「すでにアメリカで2回も免許取ってるし、日本での免許も持ってるし、今更運転教本なんて見る必要ないだろう」と高を括っていたのですが、読んでみると、自分の認識と違うことがありました!それを簡単に紹介します。

それは「ハンドルを握る位置」。私と同年代の皆様、日本の教習所では「ハンドルを持つ場所は2時と10時の場所」って習いませんでした?!

今回運転教本を見て、「えーっ!!」となったのは以下のページ。

え、4時・8時?!

確かに昔2時・10時と言われた際には「なんか持ちにくいし腕が疲れるなぁ」と思った記憶がありますが、今は4時・8時(確かにここでハンドルを握る方が楽)に変わってるんです!

私の記憶違いかと思い、同じ会社の日本人駐在員・米国人に聞きましたが、確かに昔とは変わったようです。

そしてもう一つの驚きは、「左右に曲がる際には、常に手の位置は4時・8時で、ハンドルを送り出すようハンドルを切らないといけない」と米国人社員に教わったことです!この文章だとイメージ湧きづらいでしょうけど、「お手玉をするような手の使い方」と言えばわかるでしょうか。

昔のように手を交差するようにハンドルを切ると実地試験で一発アウトだそうです!

もう一つの一発アウト事項が、「バックの時にフロントパネルにあるバックモニターだけ見ているとバツ」だそうです!つまり、車の装備が進歩しても「自分の目で後ろを確認せよ」ということなんですね。

私は元々バックモニターだけで車をバックで駐車できない(窓開けて後ろを見ないと不安でしょうがない)性分なので、ここは気にせずとも問題ないのですが(笑)

あと、アメリカならではなのが「警察に停車求められたときの対処方法」です。アメリカは銃社会ですので、下手に銃を出すしぐさをすると警察官に打ち殺されます。なので、とにかく警察官の指示があるまで体を動かさない。これに尽きます。

(以下が該当ページ)

運転教本の中の「警察官に停車を求められたら」のページ。

あと「参考まで」ですが、米国では「2秒、3秒、4秒ルール」というのがあります。

車の走行スピードに応じて、前の車が急停車した時にその車にぶつからずに止まれる時間を示したものです。例えば「時速35マイル以下なら2秒」みたいな。「お、これは知識テストで出そうだ」と思いましたが、実際に出ました(笑)

 

2/24 第三回挑戦

さて、翌日には、今度こそ実地試験です!

追加の書類を持って窓口に立つと、中国系米国人が書類を確認。そして「準備するから待っていなさい」と言われ、待つこと5分、その受付の男性がそのまま教官としてやってきました。

私のレンタカーの方向指示器、ブレーキランプなどをチェックした後、おもむろに公道に出ます!

「私の指示の通り運転しなさい」と言われて、上述の「4時8時」のハンドルの使い方、最高速度標識、その他の標識を注意深く確認しながら運転すること約5分。。

元の位置に駐車すると、教官はニコリともせず「良い運転だった」と言い残し、また窓口へ。そして免許発行代を支払い、すでに写真は撮られていたのでその場で免許証が交付されるのかと思いきや、「VA州は免許証を自宅に郵送するから届くのを待っていなさい」と言われました。

すぐに免許証が受け取れないと「合格した」感が薄れますね。。ちなみに過去のジョージア州フロリダ州では免許はDMVでその場で交付されてました。

 

3/1 免許ゲット!

そんなこんなで「本当にちゃんと免許証は届くのか?!」と心配しながら1週間後の3/1(金)に出張から帰ってきたところ、、

GreenFielderのVA州免許証(見苦しくてすみません)。

ちゃんと届いてました!

デザインはとっても地味ですが、確かにVA州の免許、ゲットしました!

これを入手すると、いろんなところで提示が必要になるIDが免許証一枚で済むので、助かります(パスポートはかさばるので・・・)。

 

そして、この記事を書いているのは3/7ですが、明後日には自動車を入手できます!

これで足回りも確保されるので、更に生活が落ち着くことになります。

 

次回は「新生活の状況・其の参」の前に、鳥撮り記事をお送りしたいと思います!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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アメリカ新生活の状況 ~其の壱:アパート入居編~

こんにちは、GreenFielderです!

2/8にアメリカ・バージニア州(VA)に到着して早くも2週間が経過しました。

実は到着して早々にすぐに米国内5日間の出張してました。何せ赴任先の事業会社は本社以外に拠点が5か所あるので、各拠点を巡回しようとするだけで1週間まるまる出張に出ることになります。幸い拠点は一定の地域に固まっているのですが、そうは言っても広い米国。移動ばかりでだいぶ時間を要してしまいます。。

そんな短いVA州での時間の中でも、だいぶ生活基盤は固まってきましたよ!

そんな私生活の状況をレポートしたいと思います!

 

アパート入居までの手続き

まず、到着後すぐにとりかかったのはアパート探しです。

私が勤務する会社はワシントンDCから車で1時間弱ほど離れた街に有ります。

当然私の住処はその近くに求めるわけですが、到着後すぐの土曜日に早速ネット上でリサーチしていた候補アパートの下見を実施!

なお、アパートの選定基準は、

①すぐに入れる部屋がある

②バルコニー付き

③賃料が会社の補助で賄える範囲内

④アパートから徒歩圏内にお店やレストランがある(当然歩けるくらい安全なエリア)

⑤近くに自然がある

でしたが、上記5項目を全てクリアしている2つのアパートを下見し、今後の家賃高騰の可能性を考え、会社補助上限ギリギリではない方に決定!

あとは賃貸契約締結までの手続きをするだけなのですが、これが結構面倒。でも、3回目の米国赴任ということもあり、その面倒な手続きもガンガン進めます。

なぜそんなにアパート決定を急ぐのかというと、家(住所)が決まらないと免許が取れない免許が取れないと車が買えない車が買えないと生活できない、からです。

私の場合は幸い過去の米国滞在時にSocial Security Number (SSN)を取得済だったので、初めて米国に長期滞在する人に比べると、2週間くらいはスタートダッシュが早かったと思いますが、それでもモタモタしていると生活基盤が固まらないので必死でした(笑)

しかし、入居するためのハードルがありました。それは入居当日に初回の家賃(Rent Fee)を"Chasher's Check"で支払わなければならないこと。Chasher's Checkとは銀行等で発行してもらう小切手で、これによって入居者がちゃんと銀行口座を持ち、支払能力があることを確認するわけですが、私が今回口座開設した米国銀行は支店が周辺に全く有りませんでした。。そこで、前回の米国滞在時に持っていて休眠していた口座のある銀行(すぐ近くに支店があった!)を復活させることにして、その支店に飛び込みました。この銀行は休眠している間に合併して銀行名が変わってしまい、私の旧カードやオンライン・バンキングで操作できなくなっていたので、とにかく支店に直接行って相談するしかないと思ったのです。

幸い支店で対応してくれたバンカーの女性はとっても親切・丁寧に対応してくれて、その場で登録住所・Emailアドレス・電話番号などを更新してくれて、新しいカード発行手続きをしてくれて、オンライン・バンキングの開始手続きもサポートしてくれて、更に必要だったChasher's Checkも発行してくれました!ありがたや~!

これにより2/24に入居が可能となりました!

ちなみに、入居条件にはほかに「テナント保険の証書を提出する」というのもありました。こちらも同じ事業会社に勤める駐在員から、すぐに対応してくれる保険会社(正確には"Broker"と呼ばれる仲介業者)を教えてもらい即手配。こちらも入居の障害にはなりませんでした。

 

アパート入居!

そしていよいよ2/24がやってきました。

それまで滞在していたホテルからアパートに行き、アパートの管理事務所("Leasing Office"と言います)でChasher's Checkを渡し、部屋の鍵、郵便箱の鍵、パーキング・パスなどをもらっていざ部屋へ!

どうですか!

・・・あ、ちなみに写真が青みがかっているのは、このアパートの窓が日差しの強さによって窓ガラスを透明~青色に調整してくれる機能が付いているからです。まあ個人的にそんな機能はいらないのですけれど、アパートのスタッフが得意げに紹介してくれました(笑)

アメリカのアパートは、多くが木造の3~4階建てなのに対し、私が入居したアパートは鉄筋コンクリートの16階建てで、防音性・気密性などがとても良い。しかも建物自体が新しいので、とっても綺麗!

しかもこのアパート、屋上ガーデンが有って、周辺を見渡すことができるんです!入居した日の夜に屋上から撮った夜景(iPhoneで撮影)も貼り付けちゃいます!

 

生活備品買い出し!

・・・しかしながら、これだけでは生活はできません。

アメリカのアパートは最初から冷蔵庫、電子レンジ、電気調理器、オーブン、食洗器、洗濯機、乾燥機、は備え付けがあり、一部照明も有りますが、当然のことながら生活用品は買ってこなければなりません。

入居した日に、ちょうど出張してきていた後輩に帯同してもらって早急に必要な最低限の生活用品を買い出しに行きます。

行先は近所の「ターゲット("Target")」。

www.target.com

購入したのはざっくり言うと、

  • 掃除機
  • フローリング拭き掃除器具
  • トイレ掃除用品
  • 電気ケトル
  • 最低限の食器
  • 最低限のタオル
  • エア・ベッドと最低限の寝具
  • ハンガー
  • ドライヤー
  • 石鹸・シャンプーなど
  • 衣類用洗剤
  • 食器洗い用洗剤
  • 最低限のペーパー類

・・・てな感じです。

これだけで500ドル!!いったん自分で建て替えなければならないのですが、これはつらい。。

ところで、なぜ「最低限」なのか。それは私がこの先2週間、また出張に出てしまうからです(週末は帰ってきますけれどもね)。

とりあえず、週末に最低限の人間らしい生活ができればよい、ということで、家具はまだ一切無し。唯一「家具っぽい」ものとしてはエアベッドですので、これだけは完成型をお見せします!

ほら、意外と本物のベッドっぽいでしょ?

エアベッドも、粗悪品を買うとすぐに空気が抜けて極めて寝心地が悪くなるので、今回は結構奮発しました!

・・・そうは言っても米国品。空気が抜けないか心配だなぁ。。

 

ということで、まずはアパート編でした!

次回からは、「運転免許編」「ジョギングコース探索編」などなどお送りできればと思います!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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米国赴任後の初写真散歩! ~"Great Falls Park"~

こんにちは、GreenFielderです!

2/8に日本を発ってから10日間、到着直後からのバタバタと時差ボケで、まったく記事を書く余裕が有りませんでした。。

到着後の10日間、何があったかは別の記事に書くとして、今回は、初めてゆっくり過ごすことができた2/18(日)の写真散歩の様子をお伝えしたいと思います!

今回は写真散歩先として、"Great Falls Park"を選びました。この国立公園は、私の現在の仮住まい(=ホテル)から、車で30分程度のところにあり、ワシントンDCを流れている有名な「ポトマック川」のほとりにある公園です。

*以下をクリックすると2枚目の公園地図も見ることができます。

https://www.nps.gov/grfa/upload/GRFA-complete-map-508.pdf

ワシントンDCを流れるポトマック川は穏やかですが、少し上流は流れが急で、部分的に滝のようになっている箇所があります。その一つがこの"Great Falls"です。ポトマック川バージニア川がGreat Falls Parkで、川の対岸はメリーランド州の"Chesapeke and Ohio Canal National Historical Park"という国立公園になっています。

他の国立公園に漏れず、Great Falls Parkにも沢山のTrailが有り、今回はこのTrailを歩きつつ、風景や生き物たちの写真を撮れたら良いなぁ、とやってまいりました。

さあ、どんな結果になったのか?!

 

1. Great Falls Park

前述の通り、この公園はワシントンDCから車で30分程度で行ける身近な公園です。この日は三連休の中日の日曜日、しかも雲一つない快晴だったこともあり、多くの観光客の訪問が見込まれました。

私は車で10時頃に到着、入場料20ドルをゲートで支払い、ビジターセンター近くの駐車場に車を停め、さっそく公園内に入っていきます。

この時期は残念ながらビジターセンターが改装工事で閉まっていましたが、他の国立公園と同じ装丁のパンフレットを入手し、さっそくトレイルに入っていきます。

ビジターセンターを振り返って。

 

2. ポトマック川の流れ

ビジターセンターを過ぎるとすぐにポトマック川の展望台が3か所あります。さっそくその眺望を眺めに行きましょう。

ポトマック川の急流域。

"Great Falls"というのは大袈裟な気がしますが、それでもこの川幅の水が段差を流れ落ちていく様子はなかなか壮観です!

急流アップ。

そして、対岸にはメリーランド州側の展望台が見えました。

対岸にはメリーランド州側の展望台。

 

3. サプライズ・イベントの撮影担当に?!

続いて第2、第3の展望台も巡ります。そして第3展望台には、若いカップルが仲良さそうに会話している一角があり、何故か誰もそのエリアに立ち入りません。皆さん二人の邪魔をしないように遠慮していたのでしょうか・・・。

そんなことはお構いなしに私が近づいていくと、カップルの男性のほうが私に近づいて小声で尋ねてきました。

「あなたのそのカメラで私達を撮影してもらえませんか?実はこれからエンゲージリングを渡すんです。」

「写真を撮るのはいいけど・・・」

「もしこの場で写真を転送できなければ、後でメールで写真を送ってくれたら助かります!」

そこまで言われると断りづらい。。。でも私はこれまで人様のポートレート写真なんて撮ったことがありません。おそらく普通のスナップ写真になっちゃうけどなぁ。。

でも、その若い男性は私が躊躇しているのを知ってか知らずか、さっそくひざまづいてまだ何も知らないその彼女に指輪が入った箱を差し出しました。

この瞬間を逃してはいけない!私は慌てて撮影開始!

エンゲージリング贈呈!(個人の特定ができないよう目を隠しています)

彼女は本当に予想していなかったらしく、驚きと喜びとが混ざったような感激の表情!そして、「アメリカあるある」ですが、周りの観光客も祝福の拍手!

そして、、二人の記念写真をGreat Fallsをバックにあらためて撮影、後でメールで送ることを約束してその場を去りました。

Great Fallsをバックに記念撮影!

でも、その後も二人が微笑みあっている姿をついつい遠目から望遠撮影。すると二人も気付いてこちらに笑顔を返してくれました。

GreenFielder選出「本日のベストショット」!

こちらが本日のベストショット認定です!

 

4. 野鳥たち

さて、本日は別にポートレート写真を撮りに来たわけではありません(笑)

真の目的はトレイルを歩きながらの「野鳥撮影」です。さっそくトレイルを歩きます。

公園のトレイル。

トレイルは、観光客、地元の団体、カップル、犬を連れた夫婦、などなどたくさんの人が歩いていましたが、意外にも野鳥撮影をしている人は私以外には見かけませんでした。

でも、公園内にはたくさんの野鳥の囀りが聞こえてきて、何種類かの野鳥を撮影することができました。

カージナル

ムシクイの一種?

鳥種不明。。

セジロコゲラ

ユキヒメドリ

エボシガラ

シマセゲラ

ブルージェイ

結構たくさん撮れてるでしょ?実際には空を優雅に旋回する猛禽類や、その他のすばしっこい野鳥達もいました(写真は撮れず・・)。

あと、おまけでクルミかじりに夢中なリスも撮っておきました。

クルミかじりに夢中のリス。

また、"River Trail"という、公園内でも比較的距離が短く観光客に人気のトレイルを歩き、帰りはMatildaville Trail"という小径を歩いて戻りました。

トレイルからポトマック川の上流方向を望む。

川べりまで下りられる道の途中から下流側を望む。

ビジターセンターまで戻ってきて、あらためて案内看板を眺めると、どうもこの公園域内のみならず、ポトマック川沿いにはかなり長いトレイルがあるようでした。

ビジターセンターの案内版。

 

5. まとめ

自分の居住(予定)エリアからほど近いところにこんな立派な公園があるのはとてもありがたい話です。しかも、今回辿ったトレイルはほんの序の口で、他にもう少し距離が長いトレイルがあったり、周辺に他の公園・トレイルがあったりします。

居住エリア周辺にもいくつか小さな公園はありますが、遠出できるような余裕が出てくるまでは、トレッキングと鳥撮りのためにこのGreat Falls Parkに通おうかなぁ、と思っています。

ちなみに、このGreat Falls ParkはNational Park service (全米の国立公園を管轄する組織)の所管で、80ドルを払えば国立公園の年間パスが買えるようです。そして、Great Falls Park単体の年パスは35ドルで買えたようで、こちらを買っておけばよかったかな、とちょっぴり後悔です(笑)

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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米国赴任に向けての抱負を一言・・

こんにちは、GreenFielderです!

当初1月の予定だった米国赴任が、諸事情により2月にずれ込んだ旨は、以前の記事のどこかで記載したと思います。

年末に始まった、その「諸事情」によって、米国赴任と並行して様々な家庭内アクションが特急で必要となり、更に前回記事でも書いた娘の受験付き添いもあって(これは赴任がずれ込んだ事で娘の大事なイベントに寄り添うことができ幸いだったのですが)、ちょっと赴任後のことについて考える余裕が無くなってました。とは言え赴任先の事業会社の皆様には関係のない話。そこはしっかりと自分が置かれる立場、会社状況、日本側で期待していること、などを考慮しつつ、行動計画(英語で言うと「アクション・プラン」ってやつですね)を作成していかねばなりません。

ここは一つ、ブログの中で文字を起こしながら、自分の中でも「何をすべきか」「何をやりたいか」を整理できれば、と思いつらつらと書いてみようと思います。

 

会社では、米国赴任に向けた準備(米国VISA取得、住居・自家用車の調査、健康診断、日本を離れるにあたっての各種官辺手続などなど)を進める一方で、関係先への挨拶回りや会食なども有りました。その中には、海外で事業会社の運営を経験した商社の方や、私の20年前の上司で現在国内事業会社の社長を務めている方とも会食する機会があり、「会社の運営とは」につきアドバイスを頂きました。

それは要約すると、

  • 配下のローカルスタッフに対してはある程度オープンに情報を開示し、会社運営方針や具体的なアクションについてフランクに意見を戦わせること
  • 意思決定の権利を有するものはその意思決定に責任を負うが、それを苦痛と思わず楽しむべき

ということでした。

どちらも納得。そして、私もアドバイスを聞く前からそんなことを考えていました。それが、経験者の方々に「お墨付き」をもらったかたちで、とても嬉しかったです。

とはいえ、これはあくまで「概念」の話で、これを具体的なアクションとするためにはどうするか、、これを出発までに思いついてはコツコツとメモを(電子的に)とりながら、頭を整理していきたいと思っています。

 

まず考えている具体的なことは、「従業員へ向けてのファースト・スピーチとして何をどのように伝えるか」。

何事も最初が肝心。ましてや他国から来る人間が何を言うのか、米国人従業員はそれを待っていると思います。そして、拙い支離滅裂なメッセージや、単なる「こんにちは、よろしくね」では、すぐに見限られるでしょう。そうならないようにスピーチ原稿はしっかり推敲したいと思います。ただ、一つ決まっているのは「会社が良くなるか悪くなるかはあなた達次第」というメッセージです。

アメリカ大統領の演説には(当然ですが)名スピーチがたくさん有ります。その中でもずっと記憶に残っているのが以下のセリフ。

「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるかを問うて欲しい」

有名な、ジョン・F・ケネディ大統領の就任演説の一節です。

これって一見自分のタスクを国民に投げつけてるようですが、私は違うと思います。結局民主政治では、国民一人一人の選択が集約されて国の政策となりますから、結局国を動かすのは国民の意思なのであって、大統領は国民の付託を受けて国民の意思を実行に移すだけの存在である、ということだと解釈してます(参考文献を見たわけではないのであくまで私の解釈です)。まあ、その後のケネディ政権がそのようになったかという議論はさておき。

これって会社も同じだと思うんです。結局経営者一人では何もできない。従業員の意思を集約しそれを実現させるのが経営者なんだと思っています。もちろん経営者が自ら考え、それを従業員に「やれ」という場合もあるでしょう。でもそれでは従業員にとっては「やらされてる」というネガティブな感情が生まれるのではないかと思います。そうではなく「皆さんの意思を会社経営に反映していくから意思をどんどんぶつけてきて!」というメッセージを伝えたいのです。

これを言うのはリスクがあって、従業員がそれを受けて言いたいことを言ってきた場合、それを経営陣が無視する、考慮しない、と思われたら、以前よりも従業員のモチベーションは下がってしまいます。ですので、上記メッセージを伝える際には同時に意思を反映する条件も伝えなくてはならないと思っています。

例えばどんな条件かと言うと、、、

・・・と言うのをまさに今頭の中で整理しているところです(笑)

事業会社なので、当然親会社の意思もあるわけで、それはそれで経営に反映しなければならないのですが、えてしてその親会社の意思は現場の状況を理解しないまま発出されることが多々有ります。その時は現場状況を説明しつつ、それがベスト・オプションでは無いことを親会社に伝え、説得する役割も担わなければなりません。一方、従業員たちにも「親会社の意思はなんなのか」を伝え、それを会社運営に反映していくことに納得してもらう必要も有ります。

・・・書いていて気分が重くなってきました(笑)

とにかく、最初のメッセージは重要だと思っています。でも最初だけではダメで、そのメッセージはブレることなく定期的に発信していかねばならないと思っています。おそらくこれを浸透させるのに2年以上は掛かるだろうと見込んでいます。

 

次に、「自分は意思決定をする立場であり実行を従業員に任せ切る」こと。これって私には難しいな、と感じてます。

これまでは受注のために自ら動く「プレイヤー」経験が殆どで、「マネージング」の経験は少ないのです。ただ、少ない経験ながらも若い人たちにある程度の自由度を与えつつ、正しい方向に導くべく指導するのがいかに難しいかは理解したつもりです。

配下社員と一括りには述べられず、それぞれが個々の意思を持った人間です。そして、その経験値も様々で、特に米国は人種・民族・宗教など多種多様ですから、相手を見ながらの適切なコミュニケーション、アプローチが重要だと思っています。

一方で、変えてはいけないと思っているのが「自らの意思」と「熱量」です。

自分がこの会社をどうしたいのか、どこに向かいたいのか、というところでブレなく一貫性のある意思が必要だと思っています。もちろん時と共にその意思を変えなくてはならなくなる事もあるでしょう。その時は「何故変えるのか」を説明し従業員に納得してもらわなければならないと思います。

「熱量」については、以前から私が仕事をする上でとても大事だと思っており、これはどこの国でも当て嵌まると経験的に分かっています。「アメリカ人はドライで契約社会に生きているから、冷静に理論立てた議論が必要」との意見もあります。事実、そういう場面も多々あります。でも、仕事への熱量の有無で生産性は大きく変わります。また、従業員や取引先に「コイツがここまで熱心に説いているのだから話を聞いてやろう」「コイツがここまで熱く語っているのだから一肌脱いでやろう」と思ってもらえたら、物事はうまく転がってくれます。一方で、冷静沈着・理路整然と話が出来ればそれでも人は動きますが、私にはその路線でやり通す自信はなく(笑)、やはり「熱量で押し込む」パワープレーも必要です(英語力も限界が有りますし・・・)。

 

・・・仕事の話はこれくらいにして、皆様お待ちかね(?)のプライベートに関する抱負です。

まずは「健康管理」。単身赴任なので、倒れても面倒見てくれる人がいませんから、何より健康維持が大事。そのためには「精神衛生」と「食と運動」ですね。

精神衛生で最も大事だと思うのは「仕事でストレスを溜めない」。これに尽きる。過去に脳梗塞症状が出た時は仕事で極度のストレスを抱えていました。それ以来、「諦めの精神」を大事にしています(笑)

はっきり言って、仕事に命を掛けるつもりは有りませんので。

次に食と運動。過去の米国赴任は家族帯同だったので、どんなに仕事で疲れて帰ってきても家には食事が用意されてました。今回はそうはいかない、というのがこれまでの米国赴任と大きく異なります。

アメリカで外食に偏ると確実に脂肪・糖質・塩分が摂取過多になりますから、なるべく自炊するようにしたい。その際には、はてブロの料理紹介記事などを参考にチャレンジしてみます!

幸い私は肉より野菜が好きなので、料理が億劫な時は「山盛りカットサラダ」でも良いかな、と(笑)

運動については、日本でもジョギング、トレラン、筋トレ、とやっていたのでアメリカでも継続予定。そのモチベーションを上げるため、トレラン用バックパックやトレーニング・ウェアなどを買ってみました。

私の赴任先はアパラチア山脈が比較的近く(と言っても車で1時間は掛かりますが)、トレランできるようなコースも開拓したい。

そんな感じで、休みの日は極力仕事をせず、食と運動もきっちりやって、年齢マイナス5歳の体年齢を目標にしたいと思います。

あと、趣味としての登山・写真。こちらにも精を出したいなぁ。

まとまった休みが取れる時は国立・州立公園に旅したい。そしてなんならテント泊装備も現地で揃えたい。特に行きたいのはザイオン国立公園の"Narrows"。

ザイオン国立公園 - Wikipedia

過去の米国赴任中に二度訪問してますが、今度はより上流まで進んでみたい。

それ以外にも行きたい国立公園があり過ぎて悩ましい(笑)そもそもそんなに休みが取れるのか?!

・・・とまあこんな感じで充実した余暇を過ごせたらな、と思っています。

 

随分とダラダラ書いてしまいました。。そしてダラダラ書いた割に言いたいことを全て書けていないという(笑)

ということで、自分の考えをブレストするための自己満足的な記事ですみませんが、この辺りで赴任前の一言とさせていただきます。

 

現在羽田空港で出発を待っています。次の記事からはアメリカ発信となります。引き続き宜しくお願いします!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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