山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

ショート・ショート#16 ~まぁるい太陽、まぁるい月。~

こんにちは、GreenFielderです!

本日はウエスバージニア旅行記の合間にちょっと一息な記事です。

 

最近、天の川撮影に傾倒しているので、毎月の新月の時期をしっかりチェックしています。一方で、満月の時期はその半月後なので、満月の日もなんとなく分かっています。

正確には満月「ちょい手前」ではありますが、明るいまぁるいお月様と、ついでに撮れた、日の入り直前の赤く染まったまぁるい太陽の写真を掲載します。

 

1. 満月ちょい前のまぁるい月

7/17、仕事を終えて夜帰宅し、ふとビールをプシュっとやりながらベランダに出てみると、ちょうどとなりのアパートの脇から大きな月が顔を出してました。まだ満月ではないけど、対象物が近くにあるから絵になるかも?!ということで撮影したのがコチラ☟

顔を出した月。

なんで白黒かというと、、明暗差が大きくて、無理やり両方の明度を合わせようとしたら、色崩壊をおこしてしまいまして・・・(笑)

でも、雲の感じとか含めてイイ感じだったので、白黒で許してください(笑)

雲が良い。

そして、7/19。

こちらが「満月ちょい前」の月です。こちらも建物の近くに昇ってきたので撮影。こちらもベランダからです。

隣のビルと月。

でも、この写真をみてお気付きの方はいらっしゃるかもしれませんが、これは月と建物を比較明合成(両方の明るいところを持ち寄って合成すること)したものです。満月はとっても明るいので、月の表面まで綺麗に写したければ全景の建物は真っ暗になるし、全景を写しこもうとすると、月が白く飛んでしまう。。それを解決するためにこのように合成してみたのですが、写真としてはちょっと非現実的ですよね~。肉眼でも、月の周辺の空はもっともっと明るかったです。

「非現実」ついでにもう1枚。

アパートに隠れようとする月。

悪い絵ではないですけど、現実とはやっぱり違うなあ。。満月を違和感なく全景になじませる方法、どなたか教えてくれませんか?(笑)

 

2. 日の入り直前の赤いまぁるい太陽

月を撮る前に、何気なく夕日を撮ってみました。これはアパートの屋上から。

着陸態勢の飛行機と沈みゆく太陽。

ちょうど太陽が沈んでいく高度にちょうど空港へ着陸態勢に入って侵入してくる飛行機が通過していったので、太陽だけよりは絵になったかな。

横構図でも。

そして、この後雲間に再び顔を出した太陽が幻想的だったんですよね。

赤く染まる夕日。

やっぱり曇って(天の川撮影では憎い奴だけど)良い演出をしてくれますよね。

暗めのトーンで幻想的に。

 

それにしても、月も太陽も地球も、なんでこんなに綺麗に丸くなるんでしょうねー。

そして、同じように地球をこんな風に撮りたいなぁ、と夢想するのです。

かつて、人間として初めて月の周回軌道から「地球の出」を見たアポロ8号の飛行士たち。それまで人類は地球周回軌道を回るだけで、我々が月を見るように地球を肉眼で見た人間はいませんでした。時代はまさに冷戦・核競争の真っ最中でしたが、宇宙飛行士たちは「虚無の宇宙の中で一つだけ鮮やかに輝く生命の星地球に愛おしさを感じた」と言いました。

今世界中で紛争が続いていますが、その当事者達も、月の軌道から地球を見れば、小さな地球の中で争うことなどつまらぬことだ、と思ったりしないのかな、とふと思ったGreenFielderでした。

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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ウエストバージニア旅行記 ③ ~High Knobハイクを楽しむ~

こんにちは、GreenFielderです!

前回の記事でShenandoahの星空を堪能した私は、次の目的地であるウエスバージニアの2つの山を訪問しました。さて、今回の旅行の真の目的地、Spruce Knobの夜空は晴れるのか?!

(これまでの記事はコチラ☟)

onedayhike.hatenablog.com

onedayhike.hatenablog.com

 

1. Shenandoahを後にし、一路ウエスバージニア

星空とブルーアワーを堪能した私は、日の出とともにShenandoahを離れます。まずはShenandoahの西側に下り、Lurayという街で仮眠をしてからウエスバージニアとの州境になっている峠まで車を走らせるプランです。

Lurayは小規模な町で、町中で見つけたガソリンスタンドに車を停めて仮眠しました。そして、3時間ほど寝ていたでしょうか、すっかり目が覚めた私は、早速運転を再開し、一路州境の峠にあるHigh Knob Trailheadを目指します!

 

2. 州境の山「High Knob」に登る

道中の話はスパっと省略して、場所は一気にHigh Knob Trailheadに変わります。

峠道をうねうねと登っていき、峠の最高点を越えて少しウエスバージニア州側に入ったところにHigh Knob Trailheadの駐車場があり、ここに車を停め、準備をして早速Trailに入っていきます。この駐車場から、既にHigh Knobの山頂は見えていました。

Trailheadから既に山頂は見えている。

このあたりの山域では珍しく、はっきりとピークがわかる山容ですね。あそこまでは1時間掛からないはずです。

まずは案内板にあるTrail地図を確認します。その隣にある説明書きを見ると、山頂には展望櫓みたいなものが建っている模様。

ふむふむ、なるほど。

では早速行ってみましょう!

アザミを写真に収めつつ、まずは少し下ります。

アザミ。

そして、そこからしばらくは緩やかな水平または若干の登り基調のTrailを歩いていきます。今日はとっても陽射しが強いですが、Trailは木陰になっていて涼しい!

なだらかなTrail。

暫く行くと分岐があり、ここを左に行くとHigh Knobの山頂に至ります。ここまで山腹をトラバースしてきましたが、ここからいよいよ山頂に向かって高度を上げていきます。

分岐。

まあ「壁」みたいな急斜面ではありませんが、このエリアの山の中ではそこそこな傾斜があり、「登山」ぽい感じです。

分岐からはそこそこの傾斜を登る。

でも、しばらく登るとすぐに林道に出ました。一時的にここを歩き、、

一旦林道に出る。

こちらの分岐から左に入ります(実際はどちらからでも頂上に行ける)。

再び登山道へ。

頂上に向かう道中で、綺麗なお花が幾つかあったので撮影していきます。

お花#1

お花#2

お花#3

そして、最後は気持ちの良い緑の中を歩き、、

気持ち良い山道。

広い空間の山頂に到着!

到着!

で、頂上の看板の反対側に展望櫓。実際にはこれは「火の見櫓」だったみたいですね。

展望櫓。

この展望櫓の階段を上がっていくと、そこから素晴らしい展望が広がります。

展望台からの眺望#1

ただ、西も東も似たような感じの山並みが広がっていて、後から写真を見てもどっちが西でどっちが東かようわからん。。

展望台からの眺望#2

高山がないので、とても空が広く感じます。

展望台からの眺望#3

満足しました!では戻りましょう。

左奥に伸びる道を下る。

途中で花を撮ったり、

お花#4

蝶を撮ったりしながら、

蝶々さん#1

蝶々さん#2

無事駐車場まで下山しました。

 

3. いよいよSpruce Knobへ

さて、いよいよ真打ちのSpruce Knobに向かいましょう!このHigh Knobの駐車場からは約2時間。早速出発します!

峠を下り、30分ほど走ったところで、先ほど登ったHigh Knobを遠景から撮影できるスポットがあったので、車を停めてパシャリ。

中央やや右の一番高いピークがHigh Knob。

あとは一路Spruce Knobに向けてドライブしていきます!

 

(続く・・・)

 

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ウエストバージニア旅行記 ② ~Stoney Manで7月の天の川~

こんにちは、GreenFielderです!

前回の記事で計画したウエスバージニア旅行、早速金曜の夜にShenandoahへドライブです!

onedayhike.hatenablog.com

 

1. 曇り。。。

平日の疲れを抱えつつも、半ば興奮気味にShenandoahへ車を走らせます。だって、先月見た天の川をまた見ることができるんですよ!

しかし、いつも休憩するガソリンスタンドで空を見上げて急激に不安が膨らみます。とにかく星が一つも見えない。。もしかして、空一面曇ってるのか?!

不安を抱えながら峠道を上っていき、Skyline Driveに入ってすぐのOverlookに車を停め、ライトを消して空の状況を確認すると・・・

「曇っている・・・。」

一気に興奮がしぼんでいく気分です。。なんてこったい。

雲の切れ間からはらんらんと輝く星たちが見えるんですけれどもね・・・。

残念な空・・・。

 

2. 晴れてきた!

そうは言いながらも、雲は高層雲で動きも早い。ここは諦めずに、前回も天の川を撮影した「Stoney Man Overlook」という展望台駐車場まで移動して様子を見ます。

すると、願いが叶ったのか、雲が徐々に取れてくるではありませんか!更に暫くすると、かなり雲が取れて、その向こう、南側の空に薄っすらと立ち上がる天の川が見え始めました!

おもむろにカメラと三脚を取り出し、設定をしていきます。前回一度天の川を撮影しているので、設定は手早くできます。更に今回は、前回の反省を踏まえ、遠景だけでなく近景(自分の車以外)も入れてみることにしました。

それがこちら!

キター!!

まだ少し雲がありますが、うまく天の川から雲が外れたタイミングを見計らってパチリ。更に北側の空も撮影。こちらまで力強い天の川のラインが伸びてました!

北の空まで繋がってる!

そして今回は、あまり縦構図ばかり撮影せずに、横構図もチャレンジすることに。

今回横構図の写真が撮れるように、天の川があまり垂直に立ち上がる前に構図を探しては撮影する、を繰り返してみました。

いかがでしょう?

南の空を横画角で。

かなりいい感じに撮れたのではないかと思います。

そして北の空も横画角で。

そして、空は更に雲が少なくなりました。今日は一歩ステップアップして、Little Stoney Manまで登って、そこから再び天の川を撮影してみようと思います!

 

3. Little Stoney Manへナイトハイク!

「Stoney Man Overlook」の駐車場から、Little Stoney ManのTrailheadまでは車で3分ほどです。当然ながら駐車場には車一つ、人ひとりいません。でも何故か恐怖感はあまり感じませんでした。ここで準備をした後、真っ暗な登山道へと入っていきます。ヘッドライトと熊鈴を持って。

既に一度歩いている道なので、道迷いもなく歩いていくと、あっという間にLittle Stoney Manのピークに到着しました。当然のことながら、ここでも空を見上げれば一面の星!早速撮影してみましょう!

ちょっとわかりにくいですが、左下にはアパラチアントレイルの道があって、そのまま遠景のStoney Manに繋がっていきます。

アパラチアントレイルの向こうにStoney Manと天の川。

・・・この写真を後で現像処理して思った反省点は、近景をもっとしっかり表現するには露出時間がまだたりないのかな、ということです(今回の星景写真は全て20秒で撮影してました)。

この20秒っていう露出時間は、「ちゃんと天の川が写る、でも星の流れ量が目立たない」時間なんですけど、そうすると光の無い近景の光量が足りないんですよね。。

なので次回はもう少し露出時間を延ばしてみようかと思います。

さて、今度は天頂方向を撮影してみましょう。殆ど近景・中景の無い写真となってしまいましたが、天の川はしっかり写し取れました!

頭上に続く天の川。

そして今度は星だけの写真。完全に天頂方向です。

前回の記事に頂いたさん太さん(さん太 (id:sunsun_fine))のコメントで教わった、アンドロメダ銀河もしっかり写真の中で確認できました!

前回さん太さんに教わったアンドロメダ銀河(写真右下)も見える。

 

4. ブルーアワー

こうしてまたまた夜明けの時間が近づくまでLittle Stoney Manに居座ってしまいました。やっぱり、星空ってどれだけ見てても飽きないですねー。英単語で言うところの「Gaze」っていう動詞がぴったりくるようなボーっと見つめている感じです。

北東の空が明るくなってきた。

ここで、☝の写真の中央の岩の上に自分が立ったら「かっこよくない?」

そう思い立ったらやらずにはいられません(笑) 12秒タイマーで岩の上にダッシュ!そして岩の上で10秒固まってました(笑)

自撮り。

もう少し星が写る時間にやっておけばよかった!でも個人的には好きな写真になりました。

徐々に空が明るくなり、東の空が暖色に染まり始めました。何度も言いますけど、この時間帯が大好きなんです。

日の出前の北東の空。

薄っすらと薄明光線が出てきて、これをまたボーっと見ていました。

まもなく日の出。

でも、中々太陽が昇ってこない!しびれを切らせて山を下ることにしました。そして下山途中でご来光をサクッと撮影。

下りの途中でご来光。

はじめはどうなることやらと思いましたが、最後は大満足で初日を終えることができました。

・・・っていうか、次の日が既に始まっています(笑)

 

ということで、次の記事ではいよいよウエスバージニア州に入って、憧れのSpruce Knobへ向かった状況についてお伝えします!

 

(続く・・・)

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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ウエストバージニア旅行記 ① ~旅行計画編~

こんにちは、GreenFielderです!

7/5(金)夜から、私の住むバージニア州のお隣、ウエスバージニア州を旅してきました!今回の記事では、この旅行を計画するに至った背景と、実際の計画の流れについてお伝えしたいと思います。

 

1. そもそもウエスバージニア州とは?

さて、そもそもウエスバージニア州のことをご存じですか?おそらく日本人の中でウエスバージニア州知名度はかなり低い方ではないかと思います。

・・・そういう私も、隣の州なのに全く知識はありませんでした。。。

まずはWikipediaさんに教えてもらいましょう。

ウェストバージニア州 - Wikipedia

この州は、海に面していない内陸州で、州面積は全米41位、人口は約180万人弱で全米39位です。州内は自然が豊かで、町も山あいに点在するかたちで、最大都市のチャールストンでも5万人以下と、大都市が無い州でもあります。

歴史的には、元々バージニア州の一部だったものが、南北戦争中に南部連合へ属することに反対した西部地域が独立して成立した州です。

州のかたちは☟を参照してください。

結構特徴的な州のかたちですよね。東端はワシントンDCにほど近く、西端はケンタッキー州に接しています。

 

2. 旅行のきっかけ

そもそもなぜそんな知識も無い州を旅行することになったかというと、きっかけは仕事です。私が所属する事業会社に、あるシステムを導入する必要があり、似たようなシステムを導入済の関連会社に話を聞きに行こう、ということになって、その会社がウエスバージニア州にあったのです。

その会社には、私の古くからの会社の先輩が所属していたので簡単にアポは取れて、7/8(月)の朝9時となりました。

それではそこまでどうやって行くかというと、基本的には車を運転していくしかありません。片道4時間、延々と運転していくしかないわけです。

・・・それは勘弁してほしいな・・・。

ということで、少なくとも往路くらいは週末にウエスバージニア州内をウロウロ立ち寄りながら目的地に到達したいな、ということで、ここで初めて「ところでウエスバージニア州って何があるの?!」という疑問を抱きました。

そしてそこから、ウエスバージニア州の観光スポット・フォトスポットを探し始めたのです。

 

3. 目的地と旅行ルート設定

そして調査の結果、以下のルートで日曜日中に目的地(訪問予定の会社の最寄りのホテル)に到達することとしました。

7/5(金)

夜にShenandoahで天の川を見る

7/6(土)

Shenandoahから、バージニア・ウエスバージニア州境にある峠からHigh Knobという山に登る。その後ウエスバージニア州最高峰のSpruce Knobまでドライブし、日の入り、天の川を見る。

7/7(日)

Spruce KnobからBlackwater Falls州立公園へ移動し滝巡りをしてから、ホテルに移動。

この行程を地図で表すと☟となります。

行程地図

さて、ここでこの地図に光害マップを重ねてみましょう。

(光害マップは "Light Pollution Map"参照)

Light pollution map

行程と光害マップ

光害マップとは、そのエリアの人工光のレベルを色分けした地図情報で、白→赤→オレンジ→黄→緑→青の順番で暗くなっていきます。

この地図を見てお分かりの通り、私が向かうSpruce Knobというのは、この周辺では「最も暗いエリア」である、ということなんです。しかもこの週末は新月期ですから天の川撮影には絶好のチャンスなわけです!しかも、金曜の夜にはShenandoah上空は晴れ、土曜の夜にはSpruce Knob上空は晴れ、という雲予報でした!(注:出発前の予報では、ですけれども・・・)

あれだけきれいな天の川が撮影できたShenandoahよりも暗いエリアということなのですから、そりゃ期待も膨らもうというものです。

 

4. 出発!

7/5(金)の夕方は、日本側が既に土曜日であるため、日本から連絡が来ることはありません。なので仕事は定時で早々に切り上げて一旦帰宅、そしてアパートで準備を整えて21時に出発!まず目指すはShenandoahです!

空が晴れていることを祈りながら・・・。

 

(続く・・・)

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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LEICA DG Summilux 9mm F1.7はやっぱりコスパ最高!

こんにちは、GreenFielderです!

今回は、既に所有しているレンズを褒めちぎる回です(笑)

実は、こちらのレンズを購入して直後の2022年11月にこのレンズに関する最初の記事を投稿しています(コチラ☟)。

onedayhike.hatenablog.com

なので、基本的なレンズの良いところは既にこの記事の中で書いたつもりでしたが、もう一度言わせてください!

 

1. 画質も良いが、色が好き

上に掲示した記事のサムネ写真がまさにそうですが、このレンズの色味が好きなんです。特に緑色の感じが。

この緑の色味が好き。

なんとなくしっとり感

その他の色も、少しくすんだ感じの色っていうのかな。参考写真は現像済みで若干撮影時とはちょっと違いますが、でもこのレンズ独特の色味があって、とても好きです。

日の出前のこんな写真の色味も良き。

明るくなってきてからの空の色も良い。

東京駅夜景も色味がドラマチックな気が?

 

2. マイクロフォーサーズでは数少ない「明るい」超広角レンズ

そして、この開放F値1.7という明るさ!これがまた撮影シーンの幅をグッと広げてくれるんです!マイクロフォーサーズ機(特にOMシステム機)特有の強力手振れ補正機能との合わせ技で、夜景写真は手持ちでも撮れちゃったりするし、

東京スカイツリー

東京フォーラム。

東京駅。

丸の内仲通り。

よみうりランド

VA州・Restonのダウンタウン

GA州・Atlantaのダウンタウン

そして何より星空写真が楽しめるところですよねー。最近すっかりこちらの領域にハマってしまっております。。(笑)

Shenandoahでの天の川#1

Shenandoahでの夏の天の川#2

暗いところでの撮影がとっても楽しくなります!

 

3. 超近接撮影ができ、且つ背景も構図に取り込めるユニークな機能を楽しめる

このレンズのもう一つの特徴は、やはり近接撮影でしょう。とにかくレンズにくっつくくらいまで被写体に近付いてもちゃんとピントを合わせてくれます。

ほぼくっつく位置まで近接した例(チョコを皿に乗せて)。

そして、この機能を使って草花を近接撮影するとこんな感じになります。

長野県の山中で#1

長野県の山中で#2

Shenandoahのお花#1

Shenandoahのお花#2

でも「お花のマクロ撮影って望遠レンズやマクロレンズで撮るんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですので、同じ被写体をそれぞれのレンズで撮ったものをお見せします。

まず、望遠レンズで撮影したDyke Marshのユリ。

換算400mm、F10、シャッター速度1/400秒、ISO1600

次にこのLEICA DGレンズで撮影した同じユリ。

換算18mm、F1.7、シャッター速度1/1000秒、ISO200

一番大きな違いは、背景ではないでしょうか。望遠レンズだと、そのお花の周辺しか写りませんが、このLEICA DGレンズなら、お花に近接しても周囲の背景を多めに拾ってくれます。☝︎のようにF値低めで撮影すれば、綺麗に背景がボケてくれますしね。

このように「最短撮影距離がとても短い超広角レンズ」という特性を活かして、被写体に寄りながらもその背景に奥行きを持たせる、といった構図が可能になるので、構図にも幅が生まれます。

苔を主題にしつつ登山道の奥行きを出したり。

手前の紅葉落ち葉を主題に森の広がりを表現したり。

ビリヤードのボールにピントを合わせて台の奥行きを出し
奥のディスプレイまで構図に収めたり

こういうツールを持っていると、山の中を歩いていても、遠くの景色だけでなく、足元にも何か良い被写体が無いかなー、といろいろ観察しながら歩けるので、全然退屈しません!

・・・まあこれにより「撮影に集中すると登山の距離を稼げない」という問題が発生するのですけれど(笑)

 

4. 普通に超広角ならではの構図も楽しめる。

そして、当たり前のことながら画角が広いことにより標準画角では入りきらない被写体を写真に収めることができます。

東京駅もかなりの範囲が画角に収まる。

登山道脇の巨大な岩もスッポリ収まる。

森での「真上撮影」もダイナミックに。

メタセコイヤのような背の高い木も前景とともに画角に収まる。

 

5. コスパが最高過ぎ

これだけの様々なシーンで使うことができるこのレンズ、しかも"LEICA"というブランド名まで付いているのに、なんともお安いんです!

以下が価格.comの情報ですが、だいたい5万円ちょっとで購入できます。

価格.com - パナソニック LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH. H-X09 価格比較 (kakaku.com)

これだけ多用途で、画質・色味も良く大活躍のレンズが、このお値段は安い!

(・・・とカメラ趣味の私は思う)

 

6. しかも軽量・コンパクト

そして、軽いのはお財布の負担だけではない!

このレンズ、単焦点の中でも特に軽くてコンパクトです!

この手のひらにすっぽり収まるサイズで、しかもLEICAという名前からは想像できないような超軽量レンズです。それでいて(外装がプラスチック感満載の質感なのを気にしなければ)外観も決して「安っぽ」くも無いですしね。

 

7. ということで良いところばかりではないですか?

とにかく超広角側の写真が多い方、とにかく明るいレンズが欲しい方、登山等で携行しても苦にならない軽量のカメラシステムが必要な方、お花や昆虫の近接撮影が好きな方、このレンズは是非検討してみてくださいね!

 

8. 敢えて欠点を挙げるなら・・・

そんな良いことづくめのように見えるこのレンズですが、敢えて1つだけ欠点を申し上げておきます。そして「これを許せない」という人も結構いるのかもしれないのですが・・・それは「逆光耐性」。

このレンズで画角内に太陽や明るい光源が入ってしまった場合、それはもう沢山のフレア・ゴーストが出てきます。

最近撮影した滝写真。
夫婦が仲睦まじく滝を見る素敵な写真なのに
右上からの光でフレア・ゴーストが・・・。

私は結構光源から光芒を出す写真や、日の出・日の入りの写真を好んで撮るのですが、そうするとフレア・ゴーストが「気になって仕方がない」くらいのレベルで出てきてしまうので、写真のトーンを暗くしたり、現像ソフトで処理したり、と結構大変なことになります(あまりに大きなフレア・ゴーストは現像ソフトでも取り除けません)。

まあ私はそんな欠点が有っても総合力ではやっぱり良いレンズだと思っていますよ!

 

ということでこのレンズ、あらためて皆様におススメします!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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ショート・ショート#15~星景写真家・成澤広幸さんの人柄に惚れた~

こんにちは、GreenFielderです!

本日は、星景写真家・成澤広幸さんのご紹介です!こちらの方、星空写真を趣味にしている方なら聞いたことがあるかもしれませんが、星景写真および星景タイムラプス動画を撮影しているフォトグラファーです。

最近星空写真を撮るようになり、「どうやったらうまく撮れるのか」と幾つかYouTubeやブログなどを見る中で、この方のYouTubeにヒットし、ついつい沢山の動画を見てしまい、嵌ってしまいました。

この方の写真もタイムラプスもすごく美しいのですが、私が嵌ったのはこの方の人柄です。普段はとても優しそうで、人当たりも良いのですが、星空愛がものすごくて、「究極の星景写真・星景タイムラプス」を追求しているところが動画から感じられる人です。

私が特に好きな動画がコチラ☟

Episode.4【魂を揺さぶる感動の50秒】涙が止まらない・・・一生心に刻まれた、西オーストラリア金環皆既日食 (youtube.com)

長い動画なので、もしピンポイントで見たい方は33分目くらいから見ると良いと思います。

西豪州で皆既日食を見て感動して号泣する成澤さん。

とにかく好きなものに情熱を注ぎ、感動したものをストレートに感情で表現できる。

そんな人柄がなんとも心に響くんですよねぇ。

もう一つがこちら。

【富士山頂撮影の舞台裏】Mt.Fuji Timelapse "THE SUMMIT" が生まれるまで(富士吉田ルート) (youtube.com)

富士さんの山小屋でバイトしながら山頂からの星景写真および星景タイムラプス動画の撮影に挑戦した、という動画なのですが、35分目から、本人の語りがあります。疲れと天候で日和り、結局山頂に向かわず後悔して泣いた、という話でした。

自分にも厳しいその人柄を感じられるエピソードでもあるし、やはり良い写真は「その時そこへ行く」決断と、それを実行に移す気力・体力が大事なんだな、と思った動画でした。

 

成澤さんのYouTubeチャンネルは、星空撮影やタイムラプス動画の作り方などのチュートリアル系の動画もあるので、そちらに興味ある方も是非見てみてください。

写真・カメラ系YouTubeの中ではベスト5に入るお勧めチャンネルです!

最後までご覧頂きありがとうございました!

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ショート・ショート#14~蛍と星空と~

こんにちは、GreenFielderです!

約2週間前、同僚が言いました。

「この事務所の前の雑木林に蛍がいました!」

またまたぁ~、この辺りに水辺なんてないじゃない、と疑ってましたが、日本側との会議が終わって空が暗くなった平日の夜に、観察しに行ってみました。

そしたら、いたんですね~。しかも結構沢山。

なお、アメリカにいる蛍は以下Wikipedia (英語版しかありません)を見てくださいね!

Photinus pyralis - Wikipedia

私、実は日本で蛍を見たことありません。なので、日本で言うとどの蛍(ゲンジ?ヘイケ?ヒメ?)に近いか、などはコメントできません(笑)

 

翌日私はカメラと三脚を持参し、同じく仕事後に雑木林の中に入っていき撮影を敢行!

蛍撮影1日目の成果。

・・・ちょっとイマイチですよね。。

物足りないので更に翌日も挑戦!

蛍撮影2日目の成果。

撮り方と画像の重ね合わせ方法を変えて、しかも明るめに現像処理しました。

中央奥の木が薄緑色に見えるのは、蛍の光が点滅していた画像を何枚も重ね合わせた結果です。

昔どこかのネイチャー番組で、一つの木に集まり、発行タイミングを同調させて、あたかも「巨大クリスマスツリー」のような状態になる映像をみてたまげたものですが、こんな事務所の前の雑木林で(同調はしないけど)ひとつの木に集まって点滅する様子はちょっと感動でした。

手前にはフワーっと飛んでいた蛍の光も写りこんでくれました。

なお、Wikipedia情報によると、おそらく木に止まってチカチカ点滅していたのがメス、手前や木の周りをフワーっと飛んでいたのがオスなのかな。

そして、その翌日は場所を変えて、今度はアパート近くの雑木林(いつもジョギングするところ)へ。

こちらにも蛍はいました。こちらの方が空を入れやすいので、空も多めにいれて撮影してみます。

蛍撮影3日目の成果#1。

20秒露光×60枚の写真です。星も流れています。そしてこの写真の中から蛍の光が多い右側を切り取ったのがコチラ☟。

上の写真の右側を縦に切り取ったもの。

次に今度はメインを星の「グルグル」に変えて、空多めで撮影(こちらも20秒露光×60枚)。北天に近い方角を撮ったので、グルグルの半径が小さめ。

蛍撮影3日目の成果#2。

蛍が殆ど写っていないように見えますが、実は木の中で点滅していた痕跡はあります。
ちなみに、星とは違って直線的な光線が何本か写っています。皆さんは何本発見できましたか?

答えは「7本」です!

近くに大きな空港が二つあるので、飛行機が多く飛び交っているのです。

 

アメリカにも蛍がいるのは新発見でした。しかも、身近に蛍が沢山いて、こんな「蛍写真」に挑戦できるのも楽しい!

どちらも仄かに光る星と蛍。この二つを組み合わせた面白い写真が撮れたら良いな、と思っているGreenFielderなのでした。

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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