山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

人工構造物写真の楽しさ。

こんにちは、GreenFielderです!

さて皆さん、私がどんな職業に就いているか想像できますか?

過去の記事で、私がどうも建設関連の仕事をしているのではないか、と気付いた方もいるかもしれません。

そうです、私はその絡みの業界で働いております。

でも、技術屋さんでは有りません(笑)

いわゆる「営業職」と言われる職種でして、仕事を取ってくるのがお仕事です。よって、四則演算は日々使いますが、技術屋さんが使う高等数学テクニックはさっぱり分かりませんし、分かりたいとも思いません(笑)

でもですね(ここからが大事)、技術屋さんが考える「構造物の美」には強く共感を覚えます。

人間って、何かを創造する時に、どうしても「見た目の美しさ」も考えてしまうんでしょうねー。古代エジプトのピラミッドや、マチュピチュ空中庭園などをはじめとした過去の遺跡・遺構を見ても、どれも「美しい」。

そして、近現代の建造物・建築物を見ても、やっぱり美しいですよね?例えば山好きな人なら一度は訪れたことがある、もしくは訪れてみたいと思う「黒部・立山アルペン・ルート」。このルートには様々な建造物・建築物が有りますが、その中でも特筆すべきは黒部ダム

www.kurobe-dam.com

今となっては観光名所となっていますが、当時は人を寄せ付けない深山の峡谷であったこの場所に、多数の犠牲を払って作られた巨大ダムです(その困難さがいかなるものであったかは、吉村昭さんの「高熱隧道」をぜひ読んでみてください)。

今建設しようと思っても相当な難工事になると思われるこのダムですが、その外観は見惚れるほどの美しさです。巨大さと共に、その美しさが観光客を魅了します。

もっと言えば、その黒部ダムから大観峰へ繋ぐ立山ロープウェイ

www.alpen-route.com

このロープウェイは、末端の支点以外にロープを支える支柱が無い「ワンスパン方式」で、1.7kmのロープを両端の支点のみで支えています。はっきり言って、どんな力学で成立してるのか理解できません(笑)が、支柱の無いこのロープウェイの景観も誠に素晴らしい。

そんな巨大建造物・建築物の美しさに惚れて、「地図に残る美しいもの」を作るプロジェクトに関わりたい、と今の会社に入ったわけです。

そして入社して月日は流れ、米国で建設プロジェクトに従事していたある日、電気工事業者のアメリカ人の現場監督のおっちゃんと現場を歩いていた時でした(営業職なのに現場が大好き 笑)。

そのおっちゃんがボソっと言いました。

「配線の仕方が美しくない」

彼は自社のワーカーの配線の仕方に不満があったようです。

このセリフを聞いて「世界どこでも、職人は『美』を追求するんだなぁ」と妙に納得したのを覚えています。そして「現場がある仕事ができて良かったな」とも。

 

・・・だいぶ前置きが長くなりました(笑)

まぁいつものことですのでお許しを。

そんな「美しいもの」を美しく撮りたい、ということで立ち上げた(?)私的プロジェクト。そんなプロジェクトの作品を少しずつ撮りためておりまして、それをご紹介しよう、というのが今回の記事です。

では、ようやくですが本題に。

 

1. 空港

空港ネタは、既に何度か登場させてます(☟の記事のように)。

onedayhike.hatenablog.com

onedayhike.hatenablog.com

残念ながら日本の空港はあまり撮影しておりませんが、先日のフロリダ・ミシガン出張の際に撮影した写真をご紹介します。

米国の空港は、コロナ禍から旅客数が復活しつつあり、空港も近代化工事の計画がめじろ押し。昨今の物価急上昇により建設コストが半端ないですが(笑)、主要空港の建設需要は堅調な様子です。

まずはフロリダ州オーランド空港。新しいターミナルが建設され、更にマイアミから鉄道が乗り入れて、益々旅客が増えそう。

ターミナルからサテライトへの旅客輸送システムの駅

駅に進入してくる車両

両線に車両、ホームに旅客が一人

新ターミナル接続駅

新ターミナル

新旧ターミナルを結ぶ旅客輸送システムと管制塔

 

次にミシガン州デトロイト空港。昔は経由地としてよく使っていた空港ですが、ターミナルの中をモノレールが走るユニークな空港です。

ターミナルと旅客輸送システム(モノレール)

ターミナルビル内を走るモノレール

そして、同じくフロリダ州タンパ空港。コンパクトにまとまった小綺麗な空港で、顧客満足度は全米一位(引用: 2023年のJ.D. Power社調査レポートから)です。

空港夜景

旅客輸送システムをアップ

別の旅客輸送システムと道路

 

2. 橋

日本でもフォトジェニックな橋は沢山ありますよね(明石海峡大橋とか、通称「ベタ踏み坂」の江島大橋とか)。

私の写真データに「日本の橋」としては有名なやつは無いのですが、まずはNYでの過去掲載写真も含めてご紹介。

マンハッタン橋

ブルックリン橋

朝のマンハッタン橋とカモメ達

ブルックリン橋のワイヤー

NY地下鉄の高架

そして、日本の橋(?)も各種ご紹介!

夕暮れの「風の吊り橋」

西丹沢の山中の橋(?)

奥多摩の橋とハクセキレイ

 

3. 建物・建築物

こちらも、過去記事に掲載した写真と、それ以外の写真を合わせてご紹介です!

駒沢公園の塔

NYのワンワールドタワー

東京タワーとビル群

近所の商店街

NYミッドタウンの摩天楼と月

マンハッタンの日の出

新宿の摩天楼

新橋高架下

中野プロムナード


如何でしたでしょうか?構造物の美しさを感じて頂けましたか?

大事なのは「これらが人の手で作り上げられた」ということ。設計図を書くことはできるとしても、それを寸分違わず作り上げられる人間の「匠」を感じて頂けたら、と思います。

機械加工はAIにできても、これら巨大な構造物は、機械だけではできません。そこに人間の凄さが感じられると私は思っています。

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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