山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

都県境の足跡。

こんにちは、GreenFielderです!

「東京都と他県との都県境を歩く旅」

この構想(?)を思い付いたのは一昨年でした。私が使っている登山アプリ「YAMAP」には、過去に歩いたルートのヒストリーが「足跡」としてトレースされていくのですが、ある日ふとその足跡を見たら、何となく都県境をなぞっているように見える。。

よく考えれば、そこにはちゃんとした理由が有りました。

昔、日本の「国境」、すなわち武蔵国とか相模国とかを隔てる境目は自然の地形を使うことが多かったわけですが、その中で河川と共によく使われたのが「稜線・尾根」です。

その「国境」が現在の都道府県の境界に引き継がれていることが多いので、自然と「尾根歩き」は都道府県境を歩くことが多くなります。

YAMAPのルート・ヒストリーから自分が都県境を既に結構歩いていることを知り、「どうせならとことん都県境を歩こう(走ろう)」と決めました。

・・・あ、そうそう、ちょうどその決意前後にYAMAPの企画で「2022年登山の抱負」を募集していたので、この都県境踏破も抱負の一つにして投稿、それが取り上げられた動画が☟です(1:03:28〜1:05:49辺りです)

m.youtube.com

 

それ以来、都県境の尾根を意識して歩き、冬場のトレーニングでは東京都と神奈川県の境を走りました。

その結果、現在の軌跡はこんなことに☟

東京・神奈川の都県境は完全踏破、更に山間部の殆どは踏破を完了しています(平野部は基本的にランニング)。

 

ところで、東京都山間部の都県境を踏破するには以下の登山道を歩く必要が有ります(必ずしも都県境に沿っていない登山道も有ります)。

 

①南高尾セブンサミッツ(草戸山〜大垂水峠〜小仏城山)

 

②奥高尾縦走路(小仏城山〜陣馬山

 

③笹尾根(陣馬山〜三頭山〜鴨沢)

 

④鴨沢〜雲取山

 

⑤長沢背陵(雲取山〜天目山)

 

⑥天目背陵(天目山〜棒ノ折山

 

この中には比較的ハイカーが多いメジャールートも有れば、人影疎なマイナールートも有ります。特に⑤はアプローチが長いうえにエスケープルートもあまり無いので、歩こうと思うとかなりのロングルートになってしまいます(特に私のような「日帰り登山派」には厳しい)が、その分とっても静かな深山の雰囲気を存分に感じることができます。

そしてロングルートを歩いて都県境のラインが繋がると、かなりの達成感(笑)

ちなみに一日で歩いた距離ベスト3は以下の通り!

 

3位🥉:南高尾〜北高尾周回

この山行の前は、距離も標高差もユルめの登山が続いたので、「ガツンと歩きたい」と急に思い立った「半トレラン」山行でした。高尾駅から南高尾を軽快に進んだものの、折り返し地点の堂所山から北高尾に入ってからは完全にグロッキー。。「近場の山」とはいえ侮れない強敵でした(笑)

 

2位🥈:南町田〜草戸山

昨年2月に患った病気(*)での入院からのリハビリとして毎週末ジョギングしていた(実は都県境を走っておりました 笑)のですが、この時は足が軽く、南町田グランベリーパーク駅から境川沿いを北上して橋本を過ぎ、目の前に山(南高尾山稜)が見えてきたから登りたくなって草戸山まで登ってしまった、という「勢い」の山行でした(笑)

(*) 関連記事はコチラ☟

onedayhike.hatenablog.com

実際に、この記事に出てくるカテーテル手術は今年の4月に受けました。あらためて医療技術の進歩に感謝!

 

1位🥇:長沢背稜〜石尾根〜鴨沢

「よくもまぁこんなに歩いたね」と自分に感心してしまう山行です。この山行での距離と累積標高は、今まで他の山域(含アルプス)での山行を含めても、共に1位を譲っていません。

朝イチに日原から入山し、長沢背稜から雲取を経て(バテバテだったので雲取山頂は巻きました 笑)、鴨沢へ下山した時は日没直前でした。

 

そんな達成感に味を占め、神奈川・山梨県境(その名も「甲相国境尾根」)を歩いたり(私は結構好きでおすすめなコース)、その他の県境尾根を歩いたりしてます。

 

登山で「行く山を決めきれない」というような皆様は、都道府県境を歩く」をテーマにルートを探してみるのも面白いのではないでしょうか。

ちなみに、私のようなことを考える方は沢山いるようで、ネットで調べてみると、都道府県境踏破記録は結構出てきます。中には「正確に県境を歩く」べく、道なき道を歩いたり、沢登りをしたり、渡渉したりしている記録も見かけます。私はそこまで厳密にはやっておりませんけれども(笑)

都県境踏破のためにあと残るは東京都の北側平野部。何度かに分けてランニングしていく手は有りますが、現居住地からだとなんとも遠いのがたまにキズ。。どうやって攻めるか、じっくり考えたいと思います!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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