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アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

【雑感】アメリカ人とドイツ人の会話に聞き耳を立ててみると・・。

こんにちは、GreenFielderです!

ここのところ、雑感記事を連投しています。

その日の出来事の中で感じた事が有ると、それをメモ替わりに記事にしたためてみるのですが、意外にも毎日書けてしまいますね。。

日々、何かを感じる出来事が起きてるんだなぁ、と変なところで感心してしまう私です(笑)

 

昨日の会社からの帰り道に、横浜ビジネス街の「とある場所」で二人の白人男性が会話しているところに聞き耳を立ててみました。あまりに大声で話してるので、ついつい(笑)

もちろん私には全く関係のない二人です。

 

その二人は、会話の内容と喋りっぷりから、アメリカ人とドイツ人(でも英語が達者)だと思われました。二人はかなり意訳するとこんな会話をしていました。

「いいかい、会議の席上で英語で話してて、急にドイツ語の内輪話されるとムカつくんだよ!(米人)」

「それはそうかもしれない。でも誰しも母国語で話したいこともあるじゃないか。(独人)」

「それは良い。でも、ドイツ語で会話したら、その内容を英語で会議メンバーに説明するのが筋じゃないか!(米人)」

「それはそうかもね。じゃあ今度会議でそういう状況になったら僕からそういうふうに導くようにするよ。(独人)」

「ま、別にどうでもいいけどな。俺は俺がやるべきことをするだけだからな。でも、こういうチームでの話し合いなんだから、会話は全部国際標準語(つまり英語)で一貫すべきだよ。(米人)」

アメリカ人がえらくエキサイトしていて、それをドイツ人がなだめながら話を聞いてあげている、そんなシチュエーションに見えました。

 

ここでの私の気付きは、「英語とドイツ語でも、そういう壁が出来てしまうんだなー」ということです。

おそらくこの二人は、とあるプロジェクトで一緒のチームで取り組んでいる二つの企業のそれぞれの従業員と思われます。その二つの会社が合同会議をした後の会話だったのではなかろうか。

私の中では(そして多くの日本人の共通認識だと思いますが)、「英語とドイツ語って似てるんじゃないの?」という認識でした。よく言いますよね、「スペイン語が話せれば、ポルトガル語もイタリア語も分かる」みたいな。でも、やはりドイツ人にとって英語は母国語では無く、そして英語圏の人にとってはドイツ語は外国語なんだなー、と「目から鱗」な感覚を覚えました。

少なくとも、我々でいう標準語と関西弁程度の違いではない、ということです (笑)

 

私が米国のプロジェクトをやってきた中での経験で、日本人はアメリカ人との会議中でも日本語での内輪話をしたがります。

まず、英語での意思疎通に自信がないので、「相手はこんなこと言ってると思うんですけど、合ってますか?」とか、「相手がなんて言ったか分からなかったんですけど、どう返したら良いですか?」とかを日本語で内輪の人間に聞くのです。そして、「いやいや、相手はこう言ってるんだよ。そんな回答したら話がおかしくなっちゃうじゃない!」「あ、そうでしたか。。じゃあ、〇〇と答えるべきですか?」「いや、そうじゃ無くてさー」、、などの日本語会話が続きます。

当然聞いているアメリカ人には全く分からないのでイライラします。そして、会話のニュアンスから、妙な誤解をしてしまったりします。「こいつら俺をだまくらかそうとしてるのではないか?」と。

更に、アメリカ人から見ると、対話している相手が「自分で決められない奴」と見えてしまうでしょう。

そうして会議の雰囲気が微妙な空気に包まれるのを何度か経験しました。

その時は、日本人の外国語でのコミュ力(単に語学力だけでなく、他言語ネイティブとの会話の作法も)が国際社会で劣ってるんだなー、と感じていましたが、実は日本人に限った話ではないのだ、ということを知ったのです。

 

それだけ難しい他言語ネイティブとのコミュニケーション、でもやはりビジネスの世界では、相手方を疑心暗鬼にさせるようなやり方は良くないと思っています。お客さんであろうか、プロジェクトのパートナーであろうが、やはり一番大事なのは信頼関係です。

信頼関係にヒビを入れるようなやり方は良くないですよね。自分だって、日本語で話してて、相手が急に母国語で内輪のヒソヒソ話を始めて、その後に日本語で答えられると、きっと気持ちの良い会話、自由闊達な会話にはならないと思うんです。

語学力が多少劣っていても、せめて会話の「やり方」では相手を不快な気持ちにさせないような配慮が必要なんだなー、とあらためて思った次第です。

 

・・・という、徒然なる雑感記でした!

 

〈追伸〉

もしかしたらアメリカ人とドイツ人の会話に突っ込みを入れた人がいたかもしれません。

アメリカ人もドイツ語しゃべれよ!」ってね!

そう、アメリカ人はあまり他の言語をしゃべりません。元々英語が喋れれば世界で通用してしまうからなんでしょうね。もっと言えば、アメリカ国内で全てが完結できてしまうからかもしれません。何せ国内だけでかなりの市場規模があって、しかも1次、2次、3次産業全てで需要と供給がバランスしてしまうのですからね。たいていの国は、いずれかまたは全ての産業において国内での需要と供給のバランスが合っていません。例えば日本は原材料は輸入に頼り、製造物は輸出が多いですよね?そうすると、どうしても外国とのやり取りが増えます。なので必然的に外国言語をしゃべらざるを得ないわけです。自国から出ずに生きていける国は、外国語をわざわざマスターすることもないですよね。

アメリカって聞くと、ニューヨーク、ロス、サンフランシスコ、シカゴ、ヒューストン等々をイメージする日本人が多いと思いますが、実際には国土の大半はだだっ広い平原で、その中に中小規模の街が点々と散らばる、それが真のアメリカです。そして、そういうところに住んでいる人々は、アメリカ合衆国を(従軍時以外)出たことがない、という人が結構多いです。

実は、アメリカ人って思った以上に「ドメドメ」な人達なんです!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!