こんにちは、GreenFielderです!
以前の記事でも書きました通り、去る土曜日の夕方から、マンハッタンの新名称となっているハドソン・ヤーズ(Hadson Yards)に繰り出してみました。
このハドソン・ヤーズは、ニューヨーク地下鉄の車両基地の上に人工地盤を作って開発された施設です。地下鉄も7号線が延伸されてこの施設の脇まで繋がって、現在は観光名所となっています。
朝のジョギングで見かけた不思議なオブジェが被写体として面白いのではないか、と思って、日が暮れた頃にカメラを携えて出動してみました!
このハドソン・ヤーズに建設された高層ビル群で、周辺ではまだ建設中のビルがいくつか有りました。
そして、西側にはその車両基地も見えます。
そして、このハドソン・ヤーズ内の不思議なオブジェが「ザ・ベッセル」というもの。
日が暮れる直前に中から見上げたのがこちら。
この、金属的な輝きが素晴らしい。
そして、日が暮れてあたりがすっかり暗くなってから撮影したのがこちらです。
周りに黄色く光る木々のイルミネーションが反射して、何とも言えない雰囲気になります。
ところでこのザ・ベッセル、元々は内側の階段と廊下を使って1番上まで上がれるようになっていて、開業当初はそれが売りでもありました。しかし現在は、係員が地上に数人配置され、観光客は1階(つまりベッセルの底)までしか入れないよう規制されています。
その時は、「コロナの影響で規制しているのかな」くらいにしか考えておりませんでしたが、後からマンハッタン在住のローカル・スタッフから、以下のような話を聞きました。
“このベッセルは2019年のオープンから2021年1月までに3人の若者が飛び降り命を落とした。“
“この事態を重くみた施設側はベッセルの上階へのアクセスを禁止、その後2021年5月に「最低2名以上かつ5歳以上の入場者は入場券購入」という条件で再度開業した。“
“しかし、その2ヶ月後にまた若者の飛び降り自殺が発生、しかもそれは両親や兄弟が一緒にいるところで発生した。“
“子供が3人いる自分にとって、そのニュースは耐え難いものだった。目の前でそれをみていたご両親のことを思うとやりきれない。“
2児の父である私もその話を聞き、また過去の関連記事を見て、非常に心を痛めました。
現在恒久対策を考えているようですが、金網を張り巡らせたり、セーフティ・ネットを取り付けるなり、とするよりは、いっそ上階へのアクセス禁止を継続した方が良いのではないかと思いました。
下から内外観を見ていているだけでも、十分に見応えがあるオブジェです。
今後同じような悲劇が繰り返されないことを切に祈ります。
最後までご覧頂きありがとうございました!