こんにちは、GreenFielderです。
今回は、「趣味にはそれなりに投資が必要だけど、『コスト・ミニマム』でも十分楽しむことはできるよ!」という記事です。
このブログのタイトルにもある「山と写真」。私はこの2つを趣味にしていますが、どちらの趣味もお金が掛かります。
登山については、例えば「トレーニング・ウェアで歩いていける近所の裏山に登る」のであれば、殆どお金は掛かりません。が、普通それでは終わりません(笑)。やはりいろんな山に登りたいし、なんなら富士山やアルプスなどの高峰を目指したくなりますよね。そうすると当然交通費にお金が(かなり)掛かります。小屋泊などすれば更にお金が掛かります。
例えば、東京発の登山バスで立山(室堂)往復・小屋1泊分付きで3万5千円程度します(パッとネットで調べた結果ですので目安として捉えてください)。おそらくその他経費も加えると、1回の登山で5万円近く掛かるでしょう。こんな登山を月2回も行けば、年間100万円コースです!
更に登山装備を充実させたい、という欲求は、山に行って若者達がブランド物のウェア、装備品に全身を覆い、颯爽と歩く姿を見る度に高まります。おそらく全部揃えたら20万円は超えるかなー、と見積りながら。。
写真については言うに及ばず。フルサイズのデジタル一眼なぞ買おうものなら、2~3本のレンズと併せると50万円くらいはあっという間に財布から消えていきます。
更に、カメラを持つと付随装備が欲しくなります。例えば、買ったカメラを持って、嬉々としてフィールドに行きます。すると、撮った写真が手ブレして、三脚が欲しくなります。
ネットで滝の流れが糸のように映った写真を見つけます。更に調べると、長秒露出しても白飛びしないために「NDフィルター」なるものがあることを知り、欲しくなります。
また、抜けるような青空の写真を撮りたくなると、ネットで「PLフィルター」を買え、と勧められます。
フィールドで沢山写真を撮ると、メモリーが不足してくるので、大容量のメモリーカードが欲しくなります。
登山中に写真を撮るたびにカメラバックから取り出すのが面倒になり、ネットを見ると「カメラホルスターがオススメ!」との甘い誘い文句につられます。
・・・という具合に、重篤なカメラ・アクセサリー病に罹患します。
こうやって考えて行くと、昔(19世紀)登山が「裕福な人間の趣味」だった理由もよく分かります。
私のようなフツーの会社員で家庭を持っている場合、そのような行為は許されません!
そこで、私の場合どうしているかというと、
①半分以上は電車とバスだけで行ける近郊の山々に行く
②登山装備は最低限にして、100円ショップで買えるものでアクセサリーを工夫する
③登山ウェアはユニクロ・ワークマンで揃える
④カメラはマイクロフォーサーズ機、レンズは安い中古品で済ませる(写真は構図が勝負だ!と自分に言い聞かせる)
⑤カメラ・アクセサリーは類似品やばったもんで我慢する
⑥そんな「コスト・ミニマリスト」の限界に挑戦している自分を褒める
・・・以上です。。。
でも、そんな制約があっても、登山や写真撮影という行為自体が楽しいんです。
山は高峰に登ることだけが楽しいわけではありません。丹沢や奥多摩の山々の頂上からだって、素晴らしい眺望があります(よく言われますが、富士山の頂上から富士山は見えない)し、同じ山でも時期・時間・天候・ルート・シチュエーションによってガラリと趣は変わるので、何度登っても違う発見があります。
*その当りは以下の過去記事も読んでみてください!
私も行先となる山やルートを選ぶ際には幾つかお気に入りの登山ブログを参考にしていますが、私のおススメ登山ブログは別の機会にご紹介しますね!
装備についても、見てくれやブランドがどうあれ、最低限の機能を満たしてくれるものがあれば、趣味自体の楽しさは変わりません。登山に関しては、例えば雨具、防寒着、ヘッドランプなどの安全装備は最低限準備しなければなりませんが、それ以外はある意味趣味を楽しむということ自体とは関係無いと思っています。
かたちから入ろうとして、費用を見積もってみて、その投資額の大きさに心折れてしまうのはとっても残念なことです。皆さんも「コスト・ミニマリスト」の精神でまず一歩前に踏み出してみてください!
最後までご覧頂きありがとうございました!