山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

2022年の紅葉。いつ・どこが見頃?

こんにちは、GreenFielderです。

さて、二度の連休を台風やら悪天候やらでぶち壊された週末ハイカーの皆さん、いかがお過ごしでしょうか?せめて日曜日は晴天の山を歩けていることを祈っております(笑)。

かく言う私は、この二度の連休は元々登山の予定は入れておりませんでした。以前の回でも話しましたが、一人週末登山を楽しもうとすると家族の抵抗があるので、間も無くやってくる大事な時期を前に、少しは自重しなければなりません。そう、紅葉シーズン登山を実現させるために

ということで、今回はハイカーの間でホットな話題となっている紅葉登山について、私なりの紅葉登山で狙っているエリア・スポットを時期別に紹介します。登山雑誌やネットでも既に情報が溢れてますが、今年は暖秋(っていう用語があるのか不明)により、紅葉の到来が遅れているようです。

https://koyo.walkerplus.com/topics/article/1007041/

そして、11月に入ると寒気が勢力を強めることで、一気に紅葉が進む予想、とのこと。

であれば、私の場合は以下のような時間・エリアを狙っていくことになるかなぁ・・。

10月 福島の山、那須、日光(できればアルプス・・)

昨年は10月頭に那須岳に行きました。その時は既にかなりの見頃で、素晴らしい紅葉を堪能出来ました!

今年は福島の安達太良山磐梯山あたりを狙いたい!那須岳再訪もしたいし、有名な日光の紅葉も見てみたい!いずれも登山道大渋滞必至の山々ですが、昨年の那須岳のようにナイトハイクで比較的ハイカーが少ない時間までに山頂に到達して静かに紅葉を愛でたいな、と思っています。

本当は毎週末でも訪れたいのですが、家族との交渉次第です(笑)。

11月 奥秩父奥多摩エリア、茨城北部

昨年は10月末に大菩薩連嶺や密かに紅葉スポットとして人気の「牛ノ寝通り」を訪れました。

このあたりも今年は11月前半がちょうど見頃になるのかな、と予想してます。

そして後は甲武信ヶ岳の長野側。ブログで素晴らしいカラマツの紅葉が紹介されていたので、是非行ってみたい!

後は公共交通機関だけで日帰りできる奥多摩や奥武蔵ですね。このあたりは「ガチM系登山」をしなければ、サクッと行って来れます。

後は、これもブログで見た茨城県北部。こちらもは袋田の滝」あたりを絡めた「紅葉と滝」なんていうのが撮れたらいいなぁ。

12月 関東の低山

12月に入っても関東平野部はまだ紅葉を見ることができます。浅間嶺周辺や高尾山周辺あたりはまだアリかも?

あと、多摩丘陵や生田緑地などもお散歩がてら訪れるとシャッターチャンスがありそう。

 

というのが、時間も予算も制約がある私の紅葉登山ターゲットです。

本当は今すぐにでも栗駒山や三石山などの東北の紅葉名山も行きたいところですが、現実的に可能なベストの計画を立てたいと思います。

皆さんも是非、この季節でしかみることのできない風景を堪能してくださいね!

最後までご覧いただき有難うございました!

 

 

私の登山スタイル〜その5-9「ツール・補給」

こんにちは、GreenFielderです。

今回で「私の登山スタイル」最終話です。以下、リスト項目のおさらいです。

1. 日帰り、山中泊無し(禁止?!)

2. ソロ登山主体

3. ロングルート

4. 写真撮影が捗る山・ルート・時期・時間帯

5. ストック使わず

6. スポーツスパッツは履く

7. 飯はコンビニおにぎり

8. 行動色は飴類とエナジー系ゼリー

9. コーヒーはドトールのドリップ式

前回は四つ目の「写真撮影が捗るシチュエーション」と題して、私が山で見たい風景をお話しました。今回は5〜9をまとめてお送りします!

 

5. ストック使わず

6. スポーツスパッツは履く

どちらも登山の際に疲労や怪我のリスクを軽減できる重要な体サポートアイテムですね!

何故ストックは使わず、スパッツは使うのか。それは、スパッツは登山再開前から持っていて、ストックは持っていなかったから、それだけです(笑)

元々、コロナが始まってすぐは、遠出もはばかられる雰囲気だったので、近くの公園のジョギングくらいしかできませんでした。で、そのジョギング用で購入したのがスポーツ・スパッツでした。しかもそのスパッツはワコールの本格的なやつでした(確か1万円くらい)。登山再開直後はスパッツは履いていなかったのですが、登山のたびに膝痛が発生したので、少しでも痛みを和らげられないかとスパッツを履いたら、これが効果テキメン!その後は歩き方そのものを膝に負担が掛かりにくい方式に変更したので、そもそも膝への負担はかなり少なくなったのですが、それでもいまだに同じスパッツ(1代目)を愛用してます。もう穴だらけでボロボロでは有りますがね。。

ストックは、単純に値段の割に必要性を感じないので買っていません。「ストックを使うと驚くほどラクになる!」という話は何度も耳にしますが、別に楽じゃなくても良いし・・(そもそもがM気質)。あとは岩場とかではしまわなきゃいけないし、写真撮る時も何かと邪魔になりそうなので。

もちろんアンチ・ストック派では有りません!どこぞのシニアなお爺さんのように「あんなケッタイなものを使うのは邪道だ!」とかいうつもりも全く有りません!

 

7. 飯はおにぎり

8. 行動色は飴類とエナジー系ゼリー

9. コーヒーはドトールのドリップ式

こちらは登山に携行する食料、飲料関係の話です。私がこれまでに話して来た登山スタイルだと、中々山の上でバーナーや鍋を使って料理をして、みたいなことはやる暇が有りません!なので、持っていく食料(朝食・昼食)はいつもコンビニのおにぎり、しかも後から海苔を巻くタイプでは無いやつです。後から海苔を巻くタイプだと、山中で海苔の破片をばら撒くリスクがあり、少なくとも山に入ってからは食べません。大体種類も決まっていて、赤飯、五目飯、チャーハン、割り梅混ぜご飯、紅じゃけ、明太子マヨネーズ、などです(腹持ちが良いか、エネルギーが多そうな奴)。

行動中に補給するのは、大体が飴・タブレット類、そして小腹が空いたらエナジー・ゼリーを食べます。飴も決まった甘い系を携行、タブレット「塩分チャージ」一択です。これは、今年の初夏に寝不足で登山していたら足の指が攣り始めて、後でネットでそれが「脱水症状の前兆だと知り、また別の登山でこの塩分チャージ・タブレットの効果が凄かったこともあって、依頼これは攣らなくても初めから定期的に口に含むようにしています。

水分という意味では、やはりメインは普通のミネラル・ウォーター、それ以外に夏はスポーツドリンク、また昼食のおにぎり用に烏龍茶などのお茶系、いずれも500mペットで持っていきます(本数は山行の内容や季節で変わりますが、だいたい4本以上は持っていきます。

なお、夏山の場合は2本のミネラル・ウォーターは凍らせていきます。保冷バッグに入れておけば、12時間後でも氷が残ってくれてるので、冷え冷えの水分を摂ることができます。

そして、忘れてならないのが「山頂でのコーヒー」!親を沸かし(あるいは保温ボトルで)ドリップ式コーヒー(大好きなドトール)を作って、熱々のコーヒーを飲みながら、山頂からの展望を静かに楽しむ。これが登山の中で一番好きな時間です。先日会社の同僚と登山に行った時も、コーヒーを作ってあげたら喜んでもらえました!

 

・・・ということで、最後は5つまとめて書きました!

実は、次回何を書こうかまだ悩み中です。。おそらく山についての雑談になると思います(意外に時事ネタだったりして?!)が、引き続きお付き合い頂けたら嬉しいです。

最後までご覧いただき有難う御座いました!

 

 

私の登山スタイル〜その4「写真撮影が捗るシチュエーション」

こんにちは、GreenFielderです。

今回も「私の登山スタイル」続編です。以下、リスト項目のおさらいです。

1. 日帰り、山中泊無し(禁止?!)

2. ソロ登山主体

3. ロングルート

4. 写真撮影が捗る山・ルート・時期・時間帯

5. ストック使わず

6. スポーツスパッツは履く

7. 飯はコンビニおにぎり

8. 行動色は飴類とエナジー系ゼリー

9. コーヒーはドトールのドリップ式

前回は三つ目の「ロングルート」につき、その理由と、ついでに(?)TJARについて書きました。今回は四つ目です。

 

4. 写真撮影が捗る山・ルート・時期・時間帯

本題に入る前に、まず私の今使っているカメラをご紹介しておきます。

こちら、パナソニックDMC-GM1です!

2013年に発売された、マイクロフォーサーズ規格の最小・最軽量を誇るレンズ交換式カメラです。ちょうど同年にこのカメラを買っていたようです(実はいつ購入したか忘れてました 笑)。

私は登山再開後暫くはスマホのカメラ機能だけを使っていました。しかし、アルプスの山などを登るようになると、せっかく見ることができた素晴らしい光景をその場で見た通りに再現できず、「やはりスマホカメラでは満足できぬ」との思いに至り、レンズ交換式カメラを物色し始めました。

しかし、分かってはいたものの、「風景撮影にはこの一台!」という売り文句のカメラはどれも20万円以上!しがないフツーの会社員である私の小遣では手が出ません。。

フルサイズ・ミラーレスみたいな目ん玉飛び出る価格帯でなく、且つ登山中の撮影に適したコンパクトなカメラが無いかなぁ、と更にネットで物色していたのですが、ふと家の納戸でホコリをかぶっているカメラを思い出して引っ張り出したのがこのGM1でした。
私の記憶では①沈胴式のレンズ破損、②バッテリー死亡、と思っていたのですが、バッテリーをフル充電したらちゃんと動くし、レンズは最後まで沈胴してくれないけどまだ使える!

しかも、当時はフルオート撮影しかしておらず、取説もろくに読んでなかったのですが、ちゃんとレンズが交換できて、且つ絞り・フォーカス・シャッター速度・ISO感度など、ちゃんと調整できるカメラであったことが判明!まずはこのカメラで色々撮ってみることにしました。

この時点で、DMC-GM1を使い始めて3ヶ月が経ちました。

間違いなくスマホよりは良い写真が撮れるし、レンズ(現在安い中古を合わせて3つ保有を交換することで広角から望遠までカバーできるようになり、いろんな構図の写真を撮れるので、写真撮影が楽しくなり、最近は登山してなくても外出時はカメラを持つことが増えました

さはさりながら、、やっぱりほぼ10年前の製品で、同じサイズ感でも最新機種に比べると画質に劣るなー、との思いは日に日に強くなってます。なので、同じマイクロフォーサーズ機でもう少し新しい機種を中古でも良いから買いたいな、というのが本音です。

 

なお、レンズの種類やその他カメラアクセサリーについては、別の回でご紹介しようかなと思いますが、はっきり言って大したものは持ってないのであまり皆さんの参考にもならないかなー、と思ってます。

 

さて、前置きがえらく長くなりました。本題に入ります。

私が山で撮りたいのは、今のところだいたい以下のようなシチュエーション・風景です(若干以前の投稿でも触れました)。

①マジックアワー、日の出・日の入りの山頂からの展望

②どこまでも続く稜線

③朝霧立ち込める森

④木漏れ日差す新緑・深緑

⑤沢・滝の流れ、しっとりと苔生す樹林

⑥花、昆虫・野鳥・その他生き物全て

⑦滝雲

⑧紅葉

⑨星・月


山行計画を考える場合、上記のいずれか(または複数のコンビネーション)のシチュエーションが訪れそうな場所、ルート、タイムスケジュールを念頭に幾つかの候補地・ルートをチョイスします。

あとは、以前にも書いた通り、予定日の前日まで天気予報と睨めっこし、その想定したシチュエーションの遭遇可能性の高い候補地に決定しています。

この夏は、①のシチュエーションを求めてナイトハイクが増えました。週末天気が悪化することも多くて晴れた空を見るためには早朝に山頂付近まで登っておく必要が有った、というのもあります。

これからは秋から冬に向かう季節。空気は澄み、緑は紅葉し、私が出会いたいシチュエーション・風景が増えてくるので、今から楽しみです!

 

次回は、「私の登山スタイル」の残りをまとめて書いていきます。

最後までご覧いただき有難うございました。

私の登山スタイル〜その3「ロングルート」

こんにちは、GreenFielderです。

今回も「私の登山スタイル」続編です。以下、リスト項目のおさらいです。

1. 日帰り、山中泊無し(禁止?!)

2. ソロ登山主体

3. ロングルート

4. 写真撮影が捗る山・ルート・時期・時間帯

5. ストック使わず

6. スポーツスパッツは履く

7. 飯はコンビニおにぎり

8. 行動色は飴類とエナジー系ゼリー

9. コーヒーはドトールのドリップ式

前回はニつ目の「ソロ登山主体」につき私の考えるメリットを書きました。今回は三つ目です。

 

3. ロングルート

まず、「ロングルート」の意味合いから。

「ロングルート」とは、その名の通り、長距離の登山ルート、という意味です(そのまんまでした 笑)。私の中での「ロング」は、「15km以上の総歩行距離」です。これが登山ではどういうレベルかというと、例えば高尾山ケーブルカー利用の最短距離ピストンで3.5km、富士山吉田ルート往復で約15km、丹沢主稜縦走(西丹沢ビジターセンター〜大倉)で20km強、といった感じです。

・・・関東圏以外にお住まいの方には分かりにくかったですかね。。

勿論、同じ15kmでも、富士登山での15kmと、低山ハイクでの15kmでは全く意味合いが異なりますが、いずれにしても平地を15km歩く場合の2倍以上の時間と体力が必要になるのは間違いないと思います。

そして、私の場合は「私の登山スタイル〜その1」でお話した通り、基本日帰りなので、この距離を1日で歩くことになります。まあつまり「結構しんどい」わけです。

何故わざわざしんどくなるような距離を好き好んで歩くのか。

それはきっと、私がM気質だから、だと思います。

いや、これは冗談抜きに。

カッコよく言うなら、「クライマーズ・ハイ」みたいなことかな?(違う)

とにかくひたすら長距離を歩きたい。そして、足を棒のようにして下山する。その時に「ああ、今日も体を酷使したな・・」というのが充足感となるのです

逆に、例えば10km未満の山行だと、「あれ、なんか全然疲れてないけど、いいの、俺?」と心が満たされない状態になります

これをM気質と言わずしてなんと言おう!

なお、私のロングルート・レコードは33.6km。奥多摩の日原〜天目山〜酉谷山〜雲取山(トラバース)〜七ツ石山(トラバース)〜鴨沢、という縦走ルートでした。ただ、雲取山付近では既に精魂尽き果て、後半はトラバースで「逃げ」ているので、真のMでは無いのかも?

ところで、「その道の猛者」はどこの世界にもいるもので、例えばネットで登山レポを見たら、総距離50km以上を日帰りで縦走、なんていうのはザラに出てきます。しかし、そんなのはまだ序の口です。

「国内で最も過酷なレース」と言われる「トランス・ジャパン・アルプス・レース(TJAR)」という大会は、日本海からスタートして北・中央・南の各アルプスの主峰群を経由して太平洋に至る、総距離415km、累計標高27,000mのルートを8日間以内に走破する、というバケモノ耐久レースで、この大会には予選を通過して選ばれた30名しか参加できません。つまり、この大会に参加したい人はもっと沢山いる、ということです。

https://www.tjar.jp/2022/outline/index.html

この大会は昔NHKスペシャルでも取り上げられましたが、その過酷さが生々しく描かれていると共に、各参加者には尊敬を通り越して畏怖の念を抱かざるを得ません

是非NHKアーカイブ等で見ていただきたいです。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012044962SA000/

脱線ついでにTJARについてもう一つ。

今年のTJARでは惜しくも途中リタイヤとなった竹内雅昭選手という方がいます。この方なんと62歳!!!

しかも竹内選手は2018年大会で「最年長完走者」となっています!!

アラフィフである私は近年随分と体力の衰えを感じるようになってきていて、「自分はあと何年登山を楽しめるのだろうか・・」と暗くなることが有りました。しかし、竹内選手の存在を知り、「60過ぎてもこれだけできる人がいる!」と多いに勇気付けられました。

私もこの「ロングルート」を登山スタイルとしてなるべく長く保持し続けたいな、と思っています。

 

次回は「私の登山スタイル〜その4」を書いていきます!

最後までご覧頂きありがとうございました。

私の登山スタイル〜その2「ソロ登山」

こんにちは、GreenFielderです。

前回リストアップした項目を改めておさらいです。

1. 日帰り、山中泊無し(禁止?!)

2. ソロ登山主体

3. ロングルート

4. 写真撮影が捗る山・ルート・時期・時間帯

5. ストック使わず

6. スポーツスパッツは履く

7. 飯はコンビニおにぎり

8. 行動色は飴類とエナジー系ゼリー

9. コーヒーはドトールのドリップ式

前回は一つ目の「日帰り、山中泊無し」につき背景・趣旨を書きました。今回は二つ目について書きたいと思います(自己紹介の延長という割に長くなってすみません・・)

 

2. ソロ登山主体

高校山岳部時代は、当然ながら集団登山です。何故か当時の山岳部は顧問が5人もいて(単に登山が趣味のおっさん達が多かっただけ、とも言います 笑)、時には顧問と参加生徒が同数、なんていう山行も有りました。

集団登山、それも同世代の仲間との登山は、それはそれで楽しかったのですが、30年以上経って登山再開すると、すぐに「ソロ登山」がしっくりくるな、と思いました(元々登山仲間がいない、という噂はここでは触れないこととする 苦笑)。

ソロ登山は、最初からスタイルとしたかったわけでは有りません。ネット上でも、やれ「ソロ登山は遭難すると死亡率が高い」とか、やれ「パーティーで登れないのは社会性がないからだ」などの意見が飛び交います。

しかしながら昨今、老若男女問わずソロ登山派が増えているのも事実。そして今はそういう方々が増えているのも理解できます。

それはおそらく、加藤文太郎(*1)や、山野井泰史(*2)や、ヒロシ(?)の影響だけでは無いと思っています。間違いなくソロ登山のメリットは有ります。

(*1) 新田次郎の「孤高の人」、ぜひ読んでください!

(*2) 沢木耕太郎の「凍」、ぜひ読んでください!

これも既にネット上に溢れている情報では有るのですが、私の中でのソロ登山のメリットは、以下の3つです。

①直前まで行き先を日和れる

「私の登山スタイル〜その4」で説明する予定ですが、私なりに行き先毎にテーマが有ります。例えば富士山周辺の山なら「朝焼けの富士を愛でる」、奥秩父なら「朝露に濡れしっとりした苔の芸術品を探す」、奥多摩なら「霧に包まれた沢や滝を五感全てで味わう」などです。ちなみにアルプスならやはり「山頂からの360度の展望」ですね。

そして、直前まで天気予報(使っているのはyamayama GPV(*3)とSCW(*4))を睨みながら、そのテーマがハマる天気になりそうな山域を見極めます。そして、前日になっておもむろに「よし、ここに決めた!」となるわけです。

(*3)(*4) どちらもそのままググったらすぐにサイトが見つかるはずです。いずれも天気予報サイトですが、特にSCWは予想される雲の位置・動きが地図上で分かるサイト、yamayama GPVも同じデータを使ってますが、こちらは有名どころの山毎に詳細な予報が分かるサイトです。合わせて使うとかなりの精度で翌日の雲の動き、位置が当たるので重宝してます。なお、「登山」「天気予報」「サイト」をキーワードにググると、より詳細な解説があるブログにヒットしますので興味のある方は是非!

当然、候補山域ごとにアプローチの方法は計画しておくのですが、最終的に山域を決めてから、家族に行き先を告げてすぐに出発、となるわけです。先日も1週間前に北アルプスを行き先候補とし、2日前の天気予報で北アを諦め、その時点のSCWで晴れそうなエリアを物色、福島県北部は晴れるかもしれない、ということで急遽行き先候補を安達太良・吾妻・磐梯のいずれかに変更、そして前日に「日の出時間帯に最も晴れそう」な磐梯山に決定しました(そして実際に山頂付近で素晴らしい日の出を見ることが出来ました!)。

しかし、そんなやり方は(よほどこの方法論に賛同してくれる人とでない限り)パーティー登山では不可能ですよね。

②自分のペースに合わせて歩ける

私は、別に他の人より登山のペースが異常に速いわけでも遅いわけでも有りません(どちらかと言えば早い方だとは思いますが)。そして、パーティーで登る場合に他の人のペースにイラッと来るほど短気でも有りません。実際に、家族や会社の同僚と登山したこともあり、その時は相手のペースを何度も確認しながら、それに合わせるようにペースは調整していました。

しかし、そういう時は、例えば印象に残る風景がある場所でゆっくり時間を使って写真撮影をしたり、そういう箇所で時間を取れるように景色が変わらない樹林帯は飛ばす、山頂に雲が掛かる前に登頂するため急ぐ、といったペース変更は難しくなります。私の中では、ペース変更の余地は、③につながる重要な要素です

もう一つあるのは、「私は下りがかなり早い」ということです。私は登りは大好き(とっても疲れるけど)ですが、下りは好きではありません。特にピストン山行での樹林帯の下りは面白みを感じません。もちろん道中にも美しい苔、木漏れ日を浴びた新緑、沢の美しい流れ、など見どころは散りばめられています。ただ、それ以外のところは駆け抜けてしまいたくなります。そして、下りが早い(だいたい標準コースタイムの60〜70%で計算できる)分、ルートを長めに設定できる(=行程に自由度が増す)のです。

しかし、おそらくこれも下り激速な人とならパーティーで達成できるでしょうが、そうでなければ下りでスピードを出すのは危険ですし、そんな危険を冒してまでペースを合わせて欲しくも無いわけです。

③自然をじっくり感じることができる

前提がパーティー登山だと、登山計画を安全サイドに寄せる必要が有ります。例えば、パーティー全員が安全に歩けるルートにする、エスケープしやすいルート設定にする、下山時間もかなり早めに設定する、ペースは標準+αにする、などです。そして、計画通りに下山できるかを見極めるため、常にパーティーの状態を確認する必要も有ります。これはパーティー全員の安全を担保するためには重要です。ただ、そうすると、行動中も意識が人に向かってしまい、周りの豊かな自然風景をじっくり眺めたり、道端のちょっとした花・昆虫を発見したり、といったことが難しくなってしまうのです。ソロ登山では、どっぷり自然に浸って歩き、そして立ち止まることができます

と、3点書きました。自分で読み返しても、かなり自己中ですよね 笑

でも、それが私の登山スタイルです。

あ、もう一つソロ登山で良いことが有ります。それは他のソロ登山者との語らいです。私は結構人見知りで、誰しもに声を掛けるわけでは無いのですが、山頂などで「肌の合いそうな」ソロ登山者がいる時に一言「良いですね」と声を掛けます。すると相手も素敵な笑顔で「そうですね」と返してくる。それだけでしっかりその場の感覚は共有できてると(何故か)確信できてしまいます

その一つのやりとりで終わることもあれば、そこから話が弾むことも有ります。一度はそのまま下山して一緒にビールで乾杯し、その後も繋がってるハイカーさんもいます(人見知りなのに 笑)。

 

最初に書きました通り、ソロ登山は危険度が高いのも事実なので、皆さんにお勧めするものでは有りません。あくまで「私のスタイル」としてのご紹介でした!勿論、山岳保険にも加入してます。

 

次回は「その3」について書きたいと思います。

 

私の登山スタイル〜その1「日帰り・山中泊無し」

こんにちは。GreenFielderです。

ブログタイトルの最初にある「山」(これがブログを始めたきっかけなのですが)について今後色々書いていくのですが、まず自己紹介の延長として、私の登山スタイルについて書きますね。

私の登山スタイルは大体以下の通り(今後改廃有ると思いますが)。

1. 日帰り、山中泊無し(禁止?!)

2. ソロ登山主体

3. ロングルート

4. 写真撮影が捗る山・ルート・時期・時間帯

5. ストック使わず

6. スポーツスパッツは履く

7. 飯はコンビニおにぎり

8. 行動色は飴類とエナジー系ゼリー

9. コーヒーはドトールのドリップ式


今後それぞれのスタイルが固まっていった経緯を書いていきますね。今回は一つ目について。

 

1. 日帰り、山中泊無し(禁止?!)

私は普通の会社員であると同時に妻と子二人がいる「普通の家庭持ち」です。ただ、残念ながら、私以外の家族は全く登山に興味が有りません(笑)

これまでことあるごとに登山に誘いました(時には食事時に全員に、時には個別交渉)が、全く賛同されません。低山ハイクには2〜3度行きましたが、①暑くないこと、②行動時間は4時間程度であること、③登ったら凄い景色が見えること、④虫がいないこと、⑤車でのアプローチが家から2時間以内、などの注文に応えられる山限定です。

登山を多少なりとも経験したことがある方ならお分かりと思いますが、都内に住んでいてそれらの条件を満たす山は極めて限られます。なんならその条件に合う山投票をしたら、上位に来る山は容易に想像できます(むしろ意外な山を提示頂けた方には景品をお渡ししたいくらい 笑)。

そこでどうなるかというと、「ソロ登山」になるわけです(ソロ登山については次回にお話します)。そして、家族を置いて、週末に一人で山へ行くと、家族から「あなたは一人週末に楽しんで良いわね〜」と嫌味を言われます(笑)

 

そして、妻から「必ず日帰りで帰ってきてよ」との注文もつきました。これは登山経験者なら同感頂けると思いますが、登山の楽しみを半減させます。それはつまり、

①山中泊の醍醐味である日の出・日の入り前後のマジックアワーが体験できない

②アルプスなどの山中泊必須な山に登れない

ということです(他にもあるかもしれませんが、私にとっては重要なポイント)。

理由を妻に何度も確認しましたが、整理すると、

1) 山中泊は危険である

2) 山でもしものことがあったら家族が露頭に迷う

3)自分は子供達の世話をしなければならないのに、あなたが週末に一人趣味で楽しんでいるのはおかしい

ということのようです。。

色々説得を試みましたが、特に2)と3)については完全な説得材料に欠けるので諦めて、以下の譲歩を引き出しました。

4) 土曜日にしっかり家庭のことをしてくれれば、土曜夜発、翌晩帰宅までは許す

5) 電車とカーシェアの使用は許す(但しコストが嵩むので毎回は不可)

6) 但し家庭の行事優先(これは当然ですね)

こうして、私の登山に許される範囲が決まったわけです。つまり、私が決めた登山スタイルではなく、妻との交渉の末に最終的に行き着いた「許容範囲」ということです。

これにより、他の登山スタイルも自ずと決まっていったのかな、と思います。

この条件だと、限界点として、例えば「深夜登山バス利用で上高地から前穂高岳ピストン」なんていう山行も可能になるわけです(かなり無理を伴いますが)。

また、もっと近場のエリアであれば、「ナイトハイクで山頂からモルゲンロートの富士を愛でる」ことも可能です(ナイトハイクが山中泊より安全なのか?という指摘は置いておいて)。

最近は、どのような技を駆使して限界に挑戦できるかを考えるのが楽しくなってもいます(逆境をポジティブに楽しむ性格です 笑)。

 

次回は「ソロ登山」について書きますね。

最後まで読んで頂き有難うございました。

はじめまして。

皆さん、はじめまして、GreenFielderです。

ブログを始めてみました。

「今時ブログ? YouTubeとかの方が良いのでは?」と思う方々もいるでしょう。

しかし、私にとっては、簡単に始められて、思うところを文章にしたためていける、ブログ方式の方が向いてるかなー、と。

そして、ブログの先輩方のアドバイスをネットで拝見して、立ち上げやすく扱いやすいと評判(?)のはてなブログをチョイス。

以後、よろしくお願いします!

 

さて、初回投稿ということでドキドキしてしまいますが、まずは先輩ブロガーに倣って自己紹介から。

 

私は、石川県生まれ(帰省出産)、栃木・埼玉育ちで、普通の企業に就職した、いわゆるフツーの会社員です。

 

趣味は大学時代に(一応)体育会に所属して精進した(万年補欠)テニスを趣味にしていました。社会人になってからも会社のテニス部に所属し、社会人リーグ(もちろん下部リーグ)にも出場したことがあります。

 

ただ、仕事で米国赴任した期間が長かったり(延べ8年ほど)、昨今のコロナの影響で会社のテニスコートが閉鎖されたり、という状況の中、「登山を再開してみるか・・」と思うに至りました。

実は私、高校時代は山岳部に所属しておりました。私の高校には硬式テニス部が無く、それ以外にやりたいスポーツも無く、それでは、と門を叩いたのが山岳部。理由は「中学校の時に、女の子から『山登る男子ってカッコいいよね!』と言われたから・・。

 

まあ、その子が言う「山登る」は、ラインホルト・メスナーみたいな奴を指していたのかも知れませんが、兎に角女子にそう言われては入らないわけにはいかない!ということで、山の知識も全く無いまま(冗談ではなく、本当に知りませんでした)、山岳部に入り、登山道具一式を買い揃えさせられ、後に引けなくなってそのまま3年間の高校時代を山と共に過ごしました。

 

ただ、その時は下級生が重い荷物を背負わされる伝統が有り(当時はあるある)、「なんでこんなに苦しい思いして山に登るんだ!」と思った時期もありましたが、それでも苦しみながら登った先にある、これまで見たことのない風景に出会い、登山に対する感情がポジティブに変わっていきました

 

忘れられないのは、1年生の夏山合宿で歩いた南アルプス南部。当時は前述の通り山の知識は皆無で、山行計画を見ても行程表に記載のある山の名前すら分からない始末。初日は椹島(って言っても山屋さんにしか分からないでしょうけど・・)から、30kgのキスリングザックを背負って雨の中ひたすら樹林帯を登る行程で、「苦しいだけで何も楽しいことがない」1日でした。しかし、翌朝、千枚小屋から見た朝焼けの荒川岳、そして荒川岳山頂から見た赤石岳の静かで荘厳な風景には、ただただ感動するばかりでした。

 

そして、そこから長く苦しい縦走路はあったものの、易老渡へ下山した時の充足感と達成感は、それまで経験したことのないものでした。

 

その後も特に自分で登山を計画することはなく、先輩や同期の作る計画に基づき登山を繰り返すばかりでしたが、当時の自分なりに登山の魅力を理解できたと思います。

 

・・ということで、熱くなってしまいましたが、その山登りを、コロナ禍で再開させたわけです。

 

そして、これが見事にハマってしまいました 笑

 

当時の思いと併せて、年を経てきたからこそ感じられる山(自然と言い換えても良いかもしれません)の魅力に取り憑かれ、月2〜3回は山へ足を踏み入れることになったわけです。

山に行き、森の中で、沢で、稜線で、山頂で、見る風景を記録に残したくなり(誰かに山の良さを伝えたかったのかもしれません)、写真を撮るようになりました。

最初は他の方の登山ブログを例に、登山開始から下山まで、更に下山後のお楽しみ(酒と温泉)の様子を写真に収めるばかりでしたが、もっと印象に残った風景を切り取れないか、とスマホ撮影からレンズ交換式カメラに変更(とはいっても押し入れに眠っていた10年前の「なんちゃってマイクロフォーサーズ機」ですが・・)。

登山と共に、登山で出会う風景をカメラで収めるのが趣味となっています(予算が確保できればもう少しカメラ機材もレベルアップしたい!)。

ブログを始めたのは、そんな登山の魅力を写真と共に伝えたい、という思いから。とは言え、世の中の人々に余すところなく伝えたい!という大層な話ではなく、何となく登山に興味を持った人がぐぐって見た時にこのブログに行きついて、「あ、そんな感じなのね」くらいに思ってもらえたら。そして、同年代の登山愛好家の目に留まり、「そうそう、それ分かる!」と共感してもらえる人が少しでもいらっしゃれば、という程度です。

あとは、自分がふと思うところを、登山や写真とも全く関係なく、自分の日記的に書くこともあるかと思います(見切り発車なのでどうなるかは私自身にも分かりません 笑)。

 

そんなわけで、隙間時間にツラツラ文章を書き溜めては時々アップする、という感じになると思いますが、ご一読頂けたら幸いです。

こちらのブログに(幸か不幸か)辿り着いてしまった方、以後宜しくお願いします!