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アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

アメリカ新生活の状況 ~其の弐:運転免許編~

こんにちは、GreenFielderです!

前回の記事投稿から随分と間が空いてしまいました。。平日は会社の各事業場を回ったり、各主要顧客に挨拶に行ったりと出張続きで、アパートにいるのは週末だけで、週末はやっぱり体を動かしたいし、生活備品を買い集めたりと、なかなかゆっくりできる時間がなく、どうしても投稿頻度が落ちてしまいます。もう少し落ち着いたら投稿頻度も上がるはず、と思いたい。。

さて、前回記事ではアパートを決めて入居したところまでを記載しました。これが2/24の話です。

onedayhike.hatenablog.com

今回は、私が住んでいるバージニア州(VA州)の運転免許取得までの顛末を書きたいと思います!

 

住所を証明できる書類を2つ用意

まず、前回の記事でも記載した通り、免許を取得するということは米国内でどこでも通用する身分証明書を作ることと同義なので、免許取得の際には身元と住所を証明する書類(以下)が必要です。

  • パスポート
  • VISA
  • I-94(米国入国時に電子発行される滞在許可証で、滞在期限情報有り)
  • Social Security Card (SSC)
  • 住所を証明する資料2点

一番ネックだったのが最後の「住所を証明する資料2点」。1点は、入居前にアパートの契約書を締結済だったので大丈夫でしたが、もう1点が難しいのです。。例えば入居後のユーティリティの請求書などが有効になるのですが、そもそも入居もしていなかったのでそんなものがあるはずもなく。。

そして最後に思いついたのが、「テナント保険の付保証明書」でした。これならアパート契約の前提条件としてすでに付保済で付保証明書にはその住所の記載がありましたので、「まあこれで行けるっしょ!」と判断し、さっそく最寄りのDMV(Department of Motor Vehicle、日本でいうところの免許センター)に行くことにしました!

 

2/23 第一回挑戦

最初は2/23の朝イチにDMVに向かうことにしました。なぜ朝一かというと、過去の経験からDMVがすごく混み、昼前とかに行くと平気で半日潰れてしまうことが予想できたからです。

でも、行ってみると殆ど並んでいる人もおらず、受付を終えたらすぐに窓口に呼ばれて対応してもらえました。

受付のおじさんは丁寧かつスピーディーに対応してくれて、必要書類をどんどん確認してくれます。ただここで問題が。。なんと、上掲リストの中のI-94を持参するのを失念していたのです!おじさんは「I-94の書類を持って戻ってきたらすぐに対応してもらえるように一筆書いてあげる」ということで、その他の書類は確認済であとはI-94のみが不足していることを記載した紙をくれました。

急いで事務所に戻り、I-94を印刷(電子発行なので自分でWebsiteから印刷する必要がある)し、DMVに舞い戻りました。しかし、朝対応してくれた人ではない人に当たってしまい、一から書類をひとつずつ確認されることに。。

ようやく書類が揃っていることが確認されると、まずは知識テスト(Knowledge Test)です。

知識テストはタッチ画面での選択式で、「標識問題」は10問全問正解が必須、「その他のルールに関する問題」は30問で、おそらく80%くらい正解すれば合格するのだと思います。私は、「標識問題」は全問正解、「その他のルールに関する問題」は30問中27問正解で、無事合格!

ではそのまま次に実地試験(Driving Test)をお願いしまーす!と言ったところ、

「レンタカーを使うんだよね?そのレンタル契約書はある?保険証書は?」

「・・・・」

そんなものが必要だったなんて知らんかった。。

これまた帰って印刷してこなきゃ。。でも本日はこの後会議もあるから三度戻ってくることはできません。それを伝えると「じゃあ月曜日だね」と言われてしまいました。トホホ。。。

 

あらためてルールを勉強しての感想

ちなみに、一応知識テストを受けるに当たり、DMVで渡された「運転教本」は読みました。

バージニア州の運転教本。

本当は「すでにアメリカで2回も免許取ってるし、日本での免許も持ってるし、今更運転教本なんて見る必要ないだろう」と高を括っていたのですが、読んでみると、自分の認識と違うことがありました!それを簡単に紹介します。

それは「ハンドルを握る位置」。私と同年代の皆様、日本の教習所では「ハンドルを持つ場所は2時と10時の場所」って習いませんでした?!

今回運転教本を見て、「えーっ!!」となったのは以下のページ。

え、4時・8時?!

確かに昔2時・10時と言われた際には「なんか持ちにくいし腕が疲れるなぁ」と思った記憶がありますが、今は4時・8時(確かにここでハンドルを握る方が楽)に変わってるんです!

私の記憶違いかと思い、同じ会社の日本人駐在員・米国人に聞きましたが、確かに昔とは変わったようです。

そしてもう一つの驚きは、「左右に曲がる際には、常に手の位置は4時・8時で、ハンドルを送り出すようハンドルを切らないといけない」と米国人社員に教わったことです!この文章だとイメージ湧きづらいでしょうけど、「お手玉をするような手の使い方」と言えばわかるでしょうか。

昔のように手を交差するようにハンドルを切ると実地試験で一発アウトだそうです!

もう一つの一発アウト事項が、「バックの時にフロントパネルにあるバックモニターだけ見ているとバツ」だそうです!つまり、車の装備が進歩しても「自分の目で後ろを確認せよ」ということなんですね。

私は元々バックモニターだけで車をバックで駐車できない(窓開けて後ろを見ないと不安でしょうがない)性分なので、ここは気にせずとも問題ないのですが(笑)

あと、アメリカならではなのが「警察に停車求められたときの対処方法」です。アメリカは銃社会ですので、下手に銃を出すしぐさをすると警察官に打ち殺されます。なので、とにかく警察官の指示があるまで体を動かさない。これに尽きます。

(以下が該当ページ)

運転教本の中の「警察官に停車を求められたら」のページ。

あと「参考まで」ですが、米国では「2秒、3秒、4秒ルール」というのがあります。

車の走行スピードに応じて、前の車が急停車した時にその車にぶつからずに止まれる時間を示したものです。例えば「時速35マイル以下なら2秒」みたいな。「お、これは知識テストで出そうだ」と思いましたが、実際に出ました(笑)

 

2/24 第三回挑戦

さて、翌日には、今度こそ実地試験です!

追加の書類を持って窓口に立つと、中国系米国人が書類を確認。そして「準備するから待っていなさい」と言われ、待つこと5分、その受付の男性がそのまま教官としてやってきました。

私のレンタカーの方向指示器、ブレーキランプなどをチェックした後、おもむろに公道に出ます!

「私の指示の通り運転しなさい」と言われて、上述の「4時8時」のハンドルの使い方、最高速度標識、その他の標識を注意深く確認しながら運転すること約5分。。

元の位置に駐車すると、教官はニコリともせず「良い運転だった」と言い残し、また窓口へ。そして免許発行代を支払い、すでに写真は撮られていたのでその場で免許証が交付されるのかと思いきや、「VA州は免許証を自宅に郵送するから届くのを待っていなさい」と言われました。

すぐに免許証が受け取れないと「合格した」感が薄れますね。。ちなみに過去のジョージア州フロリダ州では免許はDMVでその場で交付されてました。

 

3/1 免許ゲット!

そんなこんなで「本当にちゃんと免許証は届くのか?!」と心配しながら1週間後の3/1(金)に出張から帰ってきたところ、、

GreenFielderのVA州免許証(見苦しくてすみません)。

ちゃんと届いてました!

デザインはとっても地味ですが、確かにVA州の免許、ゲットしました!

これを入手すると、いろんなところで提示が必要になるIDが免許証一枚で済むので、助かります(パスポートはかさばるので・・・)。

 

そして、この記事を書いているのは3/7ですが、明後日には自動車を入手できます!

これで足回りも確保されるので、更に生活が落ち着くことになります。

 

次回は「新生活の状況・其の参」の前に、鳥撮り記事をお送りしたいと思います!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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