こんにちは、GreenFielderです!
「天狗山・男山登山」前編に続く後編です!
前回記事ではついつい熱く語ってしまい、本題の男山登頂と山頂からの絶景を書けませんでした。。
(前編はコチラ☟)
今回はそこら辺もしっかりご紹介しつつ、普通なら飽きのくる復路での模様も詳しくお伝えします!
復路のことを書くのは珍しいのですが、「往路が薄暗くてあまりご紹介出来なかったから」というのと、岩陵帯の尾根道で変化に富んでいて飽きることがなかったので、是非書きたいと思った次第です。
徐々に近付く天狗山の絶壁を見ながら岩をよじ登りつつ、「奥秩父的苔の世界」も垣間見ることができた後半戦です!
1. 垣越山〜男山
垣越山からの道もなだらかでしたが、暫くすると目の前に大きなピーク。でもご安心を(?)。この手前のピークは右側をトラバースしていきます。
ふと左に視線を向けると、何かが遠くに顔を出してます。
なんと、富士山が!
瑞牆山の横から顔を覗かせてました!
岩場に出て振り返ると、先程山頂にいた天狗山が聳えていて絶景です!
この風景は、秩父の「二子山」を想起させます。(秩父・二子山はコチラ☟)
そして、前回「違和感を感じる」と書いた太陽光発電設備も周囲を黄金の観客席に囲まれた円形劇場と言えなくも無い。
御座山と天狗山のコラボも良き。
この登山道の違った側面もご紹介します。このエリアは正確には奥秩父山系ではないのですが、植生が奥秩父を彷彿とさせるような箇所も有り、癒されます。
そんなエリアも抜けて、いよいよ男山直下の岩場を登っていき、、
男山登頂です!
2. 男山山頂にて
登頂後、休憩もそこそこに周囲を見渡します。
遮るもののない360度の展望に大感激!
そして振り返れば遠くに天狗山が。
あっさりここまで来たような気がしますが、結構歩いてきたんですねー。
山頂ではもう一人のソロ・ハイカーが登頂してきました。この時間帯から登頂してくるのは珍しい。勝手に親近感が湧いて、ちょうど作っていたインスタントの甘〜いカフェオレを振る舞います。
その方とお話したら、地元の方でした。曰く黄金のカラマツ黄葉最盛期は一週間前だったそう。でも、この日の黄葉具合でも十分満足ですよ!だって見てください!
こちらは反対側、山頂の岩場と富士山のコラボ。霞んで薄っすらとしか見えないのにこの存在感よ。
ちなみに、この天狗山・男山の奇岩は古代海中に積もった微生物の遺骸などが固まってできた「チャート」と言われる岩盤の層が隆起し、周りの地層が風化して露わになったものです。
風化に耐え残った岩盤層だけあって、この岩はとっても硬い。硬い上に強力なグリップ力を発揮します。なので、スリップのリスクが無い代わりに「靴底が吸いつく」リスクが有ります。足を前に出そうとしたら、靴が岩に吸いついて離れずコケそうになったこと数回。。皆様ももしこの山を登る際はご注意を(笑)
3. 飽きさせない登山道の多様性
さて、男山山頂でも長居してしまったので、ボチボチ引き返しましょう。始めは山頂直下の急降下です。
その後もなだらかながら岩場が所々に出現します。
苔生す「奥秩父的」風景があったり、
再び岩の道が登場したり、と歩いていて飽きません。
そして見晴らしの良い岩場に何度も出くわします。
そしてこんな巨岩に遭遇したり、
この後攀じ登る天狗山を正面に捉えつつ足に優しい小径を歩いたり、
再び岩場を攀じ登り、
遂に天狗山本体を射程圏に捉えます。
ここで振り返ると、男山に続く「黄金の山腹」が。
いやー、本当に飽きさせない素晴らしいコース!
再び苔の道を歩き、
シャクナゲを横に見ながら、
岩を攀じ登り、
再び天狗山山頂に到着!
山頂からの御座山。もうだいぶ雲が出てきてしまいましたね。
最後にあらためて八ヶ岳方面を見て、別れを告げます。
ありがとう、来てよかったよ。良いものを見させてもらいました。
4. 無事下山
それでは下山に取り掛かりましょう。
これで天狗山は見納め、あらためてまじまじと見つめます。
岩場の尾根や、
苔の道を抜けて、
遂に馬越峠が見えてきた!
そして無事下山です!
ずっと待っててくれたカーシェア(ルーミー1000)も撮っておきます。
その後、は車で峠道を下り、天狗山を下からも撮影して川上村を離れました。
そして、富士見駅でカーシェアを返却し、あらためて「下山後の乾杯」と「エネルギー補給」のお店を探したら、駅前に「兆」というお店が。
きざし|富士見町を愛し、街の賑わいを創り、魅力を発信する会社です
こちらで地元のビールとドリアを頂き大満足!
8 Peaks BREWING | 八ヶ岳山麓のクラフトビールブランド
鈍行に乗って長い長い帰宅の途についたのでした。
5. 終わりに
全国的にはかなりマイナーな天狗山・男山ではありますが、登ってみた感想としては、マイナーであるのがあまりに勿体無い山です。
マイナーであるのは、周囲に有名を馳せる山々に囲まれていることと、アクセス難なところでしょうね。
でも、私のように電車とカーシェアのコンビネーションを使えば、アクセス難は克服できますし、なによりその「名山に囲まれた」立地から、素晴らしい眺望が有ります。
是非皆さんの「登りたい山リスト」には、この「天狗山・男山」も加えて頂けたら嬉しいです!
最後までご覧頂きありがとうございました!
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