こんにちは、GreenFielderです!
前回からの続き、南八ヶ岳の稜線歩きです!感動の赤岳登頂と、下山時のトラブル。。
ご覧ください!
【赤岳へ】
いよいよ赤岳への登りに向かいます。
目の前にそびえる赤岳。
その前に、地蔵峠に到着。
ここからの眺望も見事です!
振り返れば、横岳の巨大な山塊。
山頂へ向かう前に、赤岳展望荘を通過していくことになります。
到着した赤岳展望荘には、ヤマザキ製パンのロゴマーク入りの倉庫が有ります。
この「ヤマザキ倉庫と富士」は登山界隈では定番構図のようなので、一応激写。
続いて下を見下ろせば、奥に赤岳鉱泉、手前に行者小屋を視界に捉えることができます。
地図で見るとすぐ行き来できそうに思えますが、山一つ越える感じなんでしょうか?!
さあ、山頂目指して気合を入れ直しましょう!
かなりの急傾斜で、ガレ・ザレで滑りそうな箇所ですが、積雪のお陰でそれほど難儀せず標高を上げていくことができます。
ちなみに、下りにおいてはその限りではないと思います。私も積雪のある下りで何度も滑って転びそうになりましたから。。
さて、着実に高度を上げて、ほぼ頂上に到達。
前を歩くご夫婦のペースに合わせてゆっくりだったためか、殆ど疲労も有りません。
そして、八ヶ岳最高峰だけあって、眺望も一段高いところから、な感じ。
そして、赤岳頂上山荘をスルーして、南峰に到着!
素晴らしい展望!
過去に登ったことのある鳳凰山。でも、その時は雲が多くて白峰三山がまったく見えず。。なのでこの山はこんな天気の日にリベンジが必要です。
今日は寒かったので、いつものキャップではなくニット帽。この時点では既に暑いくらいですが。
山頂は多くのハイカーで賑わっていました。
私は山頂から少し下の岩場で大休止。
こんな日に赤岳の山頂でコーヒーを淹れて飲めるなんて幸せ!
【そして下山】
といったわけで、すっかり時間は押しています。既に標準タイムオーバー。ボチボチ下りましょう。
しかしこの下りも絶壁感ありますね。。
下ってみて振り返る。
行く手には中岳と阿弥陀岳。
これまた絶壁だなー。。阿弥陀岳はヘルメットが無いと危なさそうだし、時間も押してるのでパス。
更に下りてきました。
ちなみにここに下りるまでに、ザレ場で派手に滑って尻餅をつきました。。その際に左手の手のひらを打撲。いかんいかん、集中しなければ。
鞍部に下りて、中岳を見上げる。
・・中岳もパスするか。。
そして、ここで文三郎尾根分岐を通り越していたことに気づく。見上げると、だいぶ上の方に道標があるね。。
結局分岐まで引き返すことに。
何となく分岐までの登り返しの方が簡単そうに見えたものですから。。
しかし、後で確認すると、中岳と分岐で標高は大差ない。これは決断を誤りました。。
ということで、青息吐息で登り返し、休まずそのまま文三郎尾根を下ります。階段になっていて歩きやすいかと思いきや、雪が踏み固められていて滑る!!
鎖にかなり頼りつつ下っていきます。さっき打撲した手のひらが痛い。。
尾根の肩付近で振り返ると、また違った赤岳の姿。
横岳・硫黄岳も見上げる高さになりました。
更に下って振り返る。
こうして振り返っては下りてきた標高を実感しながら自らを元気づけます。
が、下を見れば行者小屋はまだ遥か先。。しかも道は完全に雪が踏み固められて更に滑りやすそう。。
またコケないかとビクビクしながら歩いて、やっと行者小屋着。
相変わらず良い天気。今日は本当に大勝利の山行きでした。
では、自宅着が深夜にならないよう急いで南沢を下りましょう!
【南沢でのトラブル】
南沢を走るように下っていくと、暫くして苔生すエリアに入りました。
これはとても良い。
苔好きの私には下りが単なる「作業」にならずに済んで嬉しい。
北八ヶ岳はもっとすごいのかな?
これは是非北八ヶ岳の森も訪れねば。
苔ゾーンを通過後、事件は発生しました。
快調に飛ばしていましたが、南沢は小さい岩が露出していて、幾らか足の運びに注意が必要です。
注意していたのですが、、
とある岩の間に左足をステップし、右足を次の岩に乗せ、次の岩に左足を乗せようと左足を前に引き付けようとしたところ、、
靴が岩の間に挟まって抜けない!!
体の重心はすでに前傾しており、左足が出なければ前に倒れるしか有りません。これはやばいっ!!
その瞬間左足が岩に引っかかっていたからか、体が左に回転して背中から登山道に落ちるかたちになりました。
背中にはザックが有って衝撃や岩の突起から頭や背中を守ってくれましたが、臀部と突いた左手に岩が直撃!しかも頭が下を向いているのでなかなか起き上がれない。
よし、まずは体の状況をチェック。岩に打ちつけた臀部と左手のひらは痛いけど動かせる。それ以外の箇所に怪我は無さそうです(補足: 帰宅後の風呂で他にも幾つかアザが出来ているのは確認しました)。
そしてゆっくり体勢を戻します。多少痛みはあるものの、普通に歩けそう。
そこからはペースを落として、更に慎重に足場を確認しながら下りていきました。
そして、ようやくゴール!
一時はどうなることかと思いましたが、何とか無事に帰還できました。良かった。。
そして、休憩もそこそこに車を出発させて、デコボコ道を通過し、茅野駅近くのカーシェアステーションに車を返却、茅野駅からは鈍行の長い長い帰路についたのでした。
【まとめ】
今回の八ヶ岳登山では最高の天気に恵まれて、大満足の山行となりました。
稜線から眺めた山々を見て、また行きたい山が増えてしまいました 笑
一方で、「ヒヤリハット」も経験しました。
これまでも山で小さなアザや擦り傷はこさえていましたが、今回は一歩間違えば大怪我でした。それなりに歳も取っていて、瞬発力や体の反応が鈍っていると思って、より慎重な登山をしなければ、と反省した次第です。
こんな絶景登山ができるのも健康な体があってのこと。
皆さんもしっかりした装備と十分な安全意識で登山を楽しみましょうね!
最後までご覧頂きありがとうございました!