山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

一切経山紅葉登山 〜お手軽ハイクで紅葉の「魔女の瞳」観賞〜

こんにちは、GreenFielderです!

安達太良連峰登山を昼前に終え、向かうは「一切経山」。これ、「いっさいきょうざん」と読みます。

安達太良山登山の基地「岳温泉(だけおんせん)から、紅葉最盛期の「磐梯吾妻スカイライン」を経て辿り着いた浄土平から、標高差300m台のお手軽ハイクで「吾妻小富士」と「魔女の瞳」こと五色沼を鑑賞しよう、という計画です!

安達太良山登山もさして体力的・技術的に難しい山では無かったのですが(勿論相応の準備・装備・体力は必要ですよ!)、こちら一切経山ハイクは更に難易度の低いコースです。それでいてフォトジェニックな景色が拝めるとあって、多くの人に登られています。

この日もたくさんのハイカーが絶景を楽しんでいました。

さてさてどんな山旅になったのか!

 

1. 磐梯吾妻スカイライン

まず、一切経山ハイクを語り始める前に、どうしてもこの話をしなければなりません。

申し訳なくも今回は運転していたので写真は一切無いのですが、福島県のためにも是非アピールしておきたい!

福島県の回し者ではありませんが、☟のWebサイトもご覧ください!)

www.f-kankou.jp

とにかくこのルート、紅葉がめちゃくちゃ綺麗でした!言葉では中々伝えられませんが、私は運転しながら、「まさかこれって紅葉が綺麗な紅葉樹を人工的に植樹したのでは?!」と疑うくらい、道路の両サイドが一面紅葉しているのです!しかもその色付きも半端ない。「今年は天候不順で紅葉がイマイチ」なんていう意見など「どこ吹く風」というレベルでした!

皆さん、もしかしたら今からでも遅くはない、あるいは来年以降でもこの磐梯吾妻スカイラインをご家族で、カップルで、なんなら一人でも、是非ドライブしてみてください。

「すげ〜!」「なにこれ〜!」「ヤバい〜!」「映える〜!」といった感想となることうけあいですよ!

・・・私がそうでしたから。。

 

2. 浄土平

さて、紅葉ドライブで興奮しながら磐梯吾妻スカイラインを走り、あっという間に一切経山の登山口がある浄土平に到着しました。

ここは一切経山の登山口であると同時に道路を挟んで対面にある「吾妻小富士」の登山口でもあります。

吾妻小富士は火口まで階段ですぐなので、普通にスニーカーなどを履いた観光客が続々と登っていきます。海外の団体客も。

この吾妻小富士へは駐車場から道路を横断する必要が有り、この横断歩道で車は大渋滞でした(笑)そんな様子を尻目に、私は一切経山方面に向かいます。

駐車場から目の前に一切経山は見えています。

噴気を噴き上げる山。

・・・でも、頂上はこの噴気もうもうのピークの奥にあって見えません。これから、向かって左側から大きく迂回してこの如何にも硫黄がへばりついていそうな箇所を巻いていきます。

歩き始めから目の前には紅葉が広がっています。

前面の山が黄金色!

既にもう絶景!

はじめは水が流れていてぐちょぐちょの道を歩いて高度を少し上げると、もう森林限界を越えます。そしてここからも紅葉の中を歩く気持ち良いコース。

紅葉!

ナナカマドも綺麗に色付いてる。

高度が上がると吾妻小富士、その横にある小々富士(?)が見えてくる。

吾妻小富士。

吾妻小々富士?

兄弟並んで。

それにしても圧巻の黄葉!

一面黄金色!

こちらは多様な色付き!

そんな紅葉が続く登山道を登っていきます。

色付く登山道を進む。

 

3. 酸ヶ平

程なくして酸ヶ平に到着します。ここでガラッと趣きが変わります。

酸ヶ平。

ここからいよいよ本体に取りつきます。

・・・と言ってもすぐ登れてしまう高低差です。

酸ヶ平避難小屋経由で本体に取り付く。

道中のナナカマドは綺麗に色付き、

ナナカマド。

振り返ればこの景色。いいですね〜。

酸ヶ平と鎌沼。

こんなゆるハイクでこんな景色が拝めるなんて!これは人気が出るのも頷けます。

 

4. 登頂、そして「魔女の瞳」

どんどん登っていくと、すぐに一切経山本体の尾根に取り付きます。ここから酸ヶ平の反対側に吾妻小富士が見え始めます。

下界と吾妻小富士。

そして行く手を向けば一切経山。ラストスパートです!

山頂方面。

・・・その前に後ろを振り返れば、この眺望!

中央は、手前が東吾妻、奥が安達太良連峰ですね。素晴らしい。
そして間もなくフィニッシュ!

一切経山頂。

お待たせしました!

 

「見せてもらおうか!一切経山からの『魔女の瞳』の、実力とやらを!」(by赤い彗星

 

魔女の瞳(五色沼)。

おおおっ、すごい!

 

・・・でも見たことあるような。。

 

そう、一切経山頂からの魔女の瞳の写真は、もう数え切れないほどの人が写真を撮ってます。なので、ここから撮影すると、どうしても「見たことある」感が出ちゃうんですよねぇ。。

それじゃあつまらん!ということで、バリエーションに取り組んでみます!

まずは自分を入れて。

魔女と私。

紅葉を切り取って。

更にパノラマで。

・・・うーん、何か決め手に欠けるような。。

ところで、ちょうど私と同じタイミングで山頂につき、私と同じように家形山方面に下っていく若者がいました。そして横目でチラ見していると、どうも彼も「魔女の瞳」を撮影している様子。

それが☟の彼です。

若者と吾妻連峰

すれ違い様に「良い写真は撮れましたか?」と声を掛けると、はにかみながら「自分なりに納得いく写真は撮れたと思います」と。

なに、それじゃあ☝︎の写真のあの岩の上から撮るといい感じなのか?と私もカメラを持ってその岩から撮影してみます。

・・・どうでしょう?多少はいい感じ?!

さて、先程触れた「家形山」(☟写真の山)についてはある記憶が有ります。

家形山。

それは吾妻連峰雪山遭難事故」

1994年に起きたこの遭難事故は、家形山の背後にある「白浜尾根」で起きました。2月のその日、朝は擬似好天で晴れ、午後に天候が急変し視界不良の吹雪の中ルートを見失ってビバーク。翌日に下山を強行してメンバーの一人が低体温症で動けなくなったことでメンバー7人全員が吹雪の稜線で停滞してまたビバーク。自力下山した2名を除く5名が亡くなる痛ましい事故でした。

私が登った当日の穏やかな天気からは想像もつかない状況に置かれたのだろうと考えると胸が痛くなりました。

 

5. ホシガラス

思う存分眺望を堪能したので下山に移ります。一度下ってきた道を登り返してもと来た道を下ります。

下っていくと、そこに一羽の野鳥が。

ホシガラス。

ホシガラスです。岩の隙間にある木の実を探してぴょこぴょこ飛びながら、でも近付いても逃げません。

これはシャッターチャンス!

目がクリクリで可愛い!

なんとなく動きが可愛らしい!

後ろにある吾妻小富士とのコラボ写真に挑戦!

ホシガラス、見つけられる?

アップ。

なんとなく雰囲気伝わりますか?

目がクリクリして可愛いやつでした!

 

6. 下山

場面飛んで、一気に酸ヶ平まで下りてきました。せっかくなので鎌沼方面に歩いてみて振り返ると、これまた美しい!

酸ヶ平。

鎌沼方面から振り返って避難小屋を望む。

引き返して、紅葉を見ながら更に下ります。

☟の写真に写っている家族のお子さんはなんと4才!他の山にも登っているのだとか。

下山する家族と東吾妻山。

登りの時にもこの子を見たのですが、すれ違うハイカーにハイタッチを求めるんです。可愛い!

相変わらず美しい紅葉と、

吾妻小富士山腹の紅葉と、

噴き上がる噴気のアップと、

吾妻小富士を寄り添って眺めるカップル(ご夫婦?)を写真に収めてフィニッシュ!

仲睦まじいカップル。

ここから郡山までの長いドライブで帰宅の途に着くのでした。

 

7. 最後に

今回の安達太良山一切経山の紅葉登山は、こうして大成功を収めました。

磐梯吾妻スカイラインも含めて、やっぱり福島の紅葉は期待を裏切らないな〜と思いました!

これで以前の記事に書いた「紅葉登山候補地」の一つは制覇!

次の紅葉登山の計画はどうしようかな、とワクワクしながら検討中です!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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