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アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

初夏のニューヨーク地区で出会った鳥達① 〜アメリカムシクイ編

こんにちは、GreenFielderです!

以前の記事で、「アメリカムシクイ特集やりまーす!」みたいなことを書いておりましたが、これに中々取り掛かれずにおりました。

やっぱり野鳥写真は出来る限りちゃんと現像した写真を使いたい。でもその為には帰国する必要がある。ということでこのタイミングまでずれ込みました。。。

そして今回、満を持しての記事化です!

ノイズ消去や現像作業をすることで、そこそこの画像品質にはなったと思いますが、最近ブログ・インスタ他SNSで目にする野鳥写真に比べると・・・です。そこはご容赦を(笑)

 

1. アメリカムシクイとは?

アメリカムシクイというのはアメリカ大陸の固有種で、日本では殆どお目にかかることができません。アメリカムシクイについて詳しく知りたい方は、以下のウィキペディア・サイトなどのネット情報を検索してみてください。

ja.wikipedia.org

生物分類学的には"New World Nine-primaried Oscines"の仲間だそうです。

・・・何それ?

New Worldは「米州・豪州」、Nine-primaries は「初列風切9枚の」、Oscinesは「スズメ亜目(鳴禽類)」らしいです。つまり、「新大陸初列風切9枚鳴禽類」とでも言いますか。まあ私はその手の学術用語にはあまり関心がないので深掘りせず先に進みます(笑)

アメリカムシクイは、スズメかそれより小さい鳥達ですが、メキシコなどの中央アメリカ地域と米国北部・カナダの地域を行ったり来たりする渡り鳥です。ニューヨーク地区は、ちょうどその渡りの時期に彼らが立ち寄るエリアで、私がアメリカムシクイ達を実際に目にしたのは5月中頃〜末の間の短い期間でした。

丁度私のニューヨーク地区滞在期間とマッチしていてラッキーでした!

 

2. 出会ったアメリカムシクイ達

アメリカムシクイ科の鳥達は、なんと100種類に上るみたいです!(後から知りました・・・)その中でも、比較的よく見かけることのできる種類のアメリカムシクイに遭遇できたものと思われます。

以下、色々と調べて鳥名を記載してますが、半分くらいは正しいのかどうかがよく分かりませんでした。。なのでもし違っていたらご容赦を!

① Ovenbird (カマドムシクイ)

今回の出張先で初めて出会ったアメリカムシクイです!

宿泊先ホテルの駐車場(溜池と柵で隔たれた辺り)に沢山いて、このコケティッシュな風貌に「なんて可愛い!」とバチバチシャッターを切りました(笑)

この頭頂部のオレンジ色の部分がチャーミング!そして背中と羽は抹茶色、お腹の部分は白地に黒斑点模様、と、一目見たら間違えることのない外見です。

意外と人間を警戒せず近くまで寄ってきてくれました。良い子だ!

飛んでるところよりも、地上をちょこまかと歩く姿をよく見た気がします。

 

② American Redstart (ハゴロモムシクイ)

この鳥さんは、パッと見で体色が特徴的なのですぐに気付きましたが、いかんせん木の上の方を忙しく飛び回るので、写真に収めるのは至難の業でした。。

この黒基調にオレンジ色のアクセントが素敵!

実際にはもっと沢山シャッターを切ったのですが、ブログに載せられるレベルの写真はこれ以外無し。。

 

③ Black-and-white Warbler (シロクロアメリカムシクイ)

こちらも同じホテル周辺の駐車場で。この子は草の生い茂った木の中だけでなく、植樹された低木にもやってきてました。

日本のゴジュウカラみたいなアクロバティックな動きをします。

なんとなく顔もいたずらっ子っぽい?!

それにしても名前が安直じゃありませんか?

「シロクロ」って・・・

 

④ Blue-headed Vireo (ズアカアメリカムシクイ)

実は私、この鳥の名前は自信有りません。。

同じくホテルの駐車場でよく見かけたのですが、似たようなアメリカムシクイが沢山いるみたいで。。

でも、目がクリッとしていて嘴も黒くて、なんとなく引き締まった雰囲気が有ります。凛々しくて良い!

 

⑤ Blackpoll Warbler (ズグロアメリカムシクイ)

こちらもホテルの駐車場で何度も見かけました。頭に黒いベレー帽を被ったような外見で、こちらも見分けやすいアメリカムシクイです。

木の芽や葉を忙しく啄んでいました。

この子は比較的木の下の方に降りてきてくれたので、そこそこ近くで写真を撮ることができました!

ちなみにこの子はNational Geographic(ナショジオ)にも取り上げられてました。

小鳥が自ら腸を吸収し3日間飛び続けることが判明 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

こんなに小さい鳥なのに、凄いことをやってのけてます!記事の中で学者が言う「基本的に(渡りをする時の)彼らは羽を持った小さなミートボールです」というコメントが鮮烈です(笑)

 

Prothonotary (Yellow) Warbler (オウゴン/キイロアメリカムシクイ)

こちら、以前の記事で「オウゴンアメリカムシクイ」としてご紹介した鳥さんです。

ですが、その後「本当にそうだったのか?!」と思うに至りました。

実は似たような体色の「キイロアメリカムシクイ」という鳥さんもいます。

こちらはお腹の方にオレンジ色の斑点があるようなのですが、、

これら「幸せの黄色い鳥」を見つけたジャマイカベイでは、そんな斑点がある黄色い鳥さんもいたわけです。

そしてこの「キイロアメリカムシクイ」の雌はこの斑点が無い模様。。もはや何が正しいのか分からなくなっております(笑)

でも、どちらにしても「幸せの黄色い鳥」であることは間違いない!

 

⑦ Yellow-rumped Warbler (キヅタアメリカムシクイ)

こちら、不鮮明な写真しか無いのですが、比較的よく見かけるアメリカムシクイで、なんとなくパーマン」に見える愛嬌有る姿が気に入りランクイン(?!)しました。

この子も中々木の下の方まで降りてきてくれず、頑張ってこの程度。。

 

⑧ Black-throated Blue Warbler (ノドグロルリアメリカムシクイ)

こちら、今回撮影できたアメリカムシクイの中で一番の出来だった鳥さん写真です。

実は出張後すぐにこの鳥さんの存在には気付いていたのですが、いつも柵の向こうの茂みにいてうまく撮れませんでした。

でも数日後に、物陰に身を潜めてジーッと待っていたら、少しずつ柵のこちら側に出てきてくれるようになり、かなりの至近距離から撮らせてくれました。

この子の髪型(?)って、ジョウビタキの雄(ジョビオ)に似てませんか?私には「蒼いジョビオ」にしか見えませんでした(笑)

目がクリクリしているところも、やんちゃな子供みたいで可愛らしい!

 

⑨ Red-eyed Vireo (アカメモズモドキ)

こちらは名前は「モズモドキ」と呼ばれる仲間の鳥さんです。ホテルの周囲の茂みを覗いたら、至近距離にひょこっと出てきたので、逃さずシャッターを切ることができました。野鳥と一番距離を詰められるのは、このような「遭遇の瞬間」か「ひたすら長時間動かずに待った結果」かのどちらかであるように思います。

因みにこの鳥さんは、名前の通り目が赤いようなのですが、この写真では赤目には見えませんねぇ。。

 

⑩ Unknowns...

今回の出張中には、他にもアメリカムシクイ(のように見える鳥達)を見ることができたのですが、似たような風貌の鳥達が多くて判別できませんでした。

↓は頭が黄色い?

↓は体色が随分地味。。

↓はかなり至近距離で撮影したのにそれでも鳥種判別できず。。

↓も、めちゃ近くで撮影できたものの鳥名分からず。。嘴の感じから、ムシクイ系だと思うのですけれど。。

 

それにしても後から考えれば、これだけたくさんの鳥達に2週間ちょっとの間に出会えて、しかもそれが「その時、その場所でしか見ることのできない野鳥達」だったことを考えると、ラッキーだったとしか言えません。

ちなみに、私が鳥種判別の参考にしていたのは以下のウェブサイトです。アメリカムシクイのみならず、沢山の「アメリカの鳥達」が登場しますので、このサイトだけ覗いてみるのも楽しいですよ!

www.allaboutbirds.org

 

次回は今回の出張中に初めて出会った「アメリカムシクイ以外の鳥達」について書きたいと思います!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!