山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

新カメラを携え丹沢へ。〜野鳥と歩く檜洞丸と犬越路〜

こんにちは、GreenFielderです!

今回、2022登山振り返り「その②」をやりたかったのですが、その前に、、

 

日曜日、世の中がクリスマスで盛り上がっている中、私は丹沢方面へ向かいました。

サンタ役は妻に任せて・・・

今回は、南北高尾周回からほぼ1ヶ月ぶりの登山です。そして新たなカメラ、OMD EM-5 Mk.IIIを携えての初めての登山となります。

↓の記事の通り、登山への携行を今か今かと待っていたのです!

onedayhike.hatenablog.com

で、写真撮影が捗ってしまうであろうことは容易に想像できたので、短めの行程を計画しました。

まず、公共交通機関を乗り継ぎ西丹沢ビジターセンターへ。そこからつつじ新道を登って檜洞丸に登頂し、その後犬越路という峠を経て、用木沢出合経由で西丹沢ビジターセンターに戻る周回ルートです。

この犬越路〜用木沢出合は、台風で登山道が崩壊してからここ数年は通行禁止となっていましたが、最近復旧したと聞き、早速歩いてみることに。

檜洞丸は今回で3度目となりますが、犬越路経由のルートは初めて。

新カメラ共々楽しみです!

 

では、早速行ってみよう!

 

1. 新松田駅でお天気占い

新松田駅から、おはようございます。

遥々やってきました新松田駅。ここにきた時は毎回恒例のお天気占いです。駅の渡り廊下から富士山が見える窓が有ります。

うん、今日は間違いなく快晴ですね。

(SCWを食い入るように見ていたので分かってはいましたが・・・)

早速西丹沢ビジターセンター行きのバス待ちに並びます。流石にこの季節は然程の人数はいません。

尚、この時実は会社の先輩が並んでいたのですが、私はつゆ知らずでした。

バスは途中箒沢で何人かを降ろし(実はその先輩もその一人)、予定通り西丹沢ビジターセンターに到着。皆さんサクサク出発しますが、私は準備に手間取り、最後尾で出発。

 

2. 西丹沢ビジターセンター〜檜洞丸

今回と同じルートでの檜洞丸登山は3回目。つつじ新道入り口までのルートもよく知っています。

行く手には大室山が朝日に輝いてます(冬枯れの殺風景な山肌ですけどね)。

すぐにつつじ新道入り口に着きました。では、行きますか!

最初の急登を登ると、ゴーラ沢出合までは平坦です。冬枯れの木々に朝日が当たって綺麗です。

かなりのハイカーが歩いてましたが、早足で抜かせてもらい、ゴーラ沢出合。ここはまだ日が差していません。

ここを過ぎるといよいよ本格的な急登です。気合を入れます。

登っていくと、小鳥達の囀りが聞こえてきます。最近野鳥撮影にハマっていて、声を聞くとつい辺りを探してしまう。

どうも沢山の小鳥達がいるようです。慎重に辺りを見回すと、、

いました!この背中はシジュウカラ、ですよね?

そして、、

ボケボケ。。これは何?

後でネット調査した結果、これはゴジュウカラですね?木の幹を下に向かって歩くのはこの子しかいないそうなので。

更にこれはヤマガラ??

飛んだー!

・・・とかやってる間に、後続のハイカーにどんどん抜かれてしまいました。。

それにしても、カラ類をこれだけまとめて見ることができたのは嬉しい!

後で知ったのですが、このように複数種のカラ類(その他の種類が混じることもある)が一緒に飛び回っていることを「混群」というらしい。勉強になります!

さて、気合いを入れ直して再び急登をグイグイ登ります。

途中からは振り返ると富士山がバッチリ。

そして、御正体山の向こうに南アルプスもバッチリ。

ルンルン気分で登っていくと、太平洋が一望!

そして、平坦な木道に出ます。

この木道の質感を思わず激写!

更に頂上に向かうと、またも鳥の囀りが。。

最大トリミングで画像が荒いですが、、これはコガラ?うーん、事前にもっと勉強しておくんだった。。そのくらい多様な鳥達がいました。

さて、そのまま歩くと檜洞丸山頂です。そのまま山頂をスルーして、まずは青ヶ岳山荘の方に下ります。

そこには丹沢主脈の大展望が有ります!

相変わらず私のオシ、蛭ヶ岳はカッコいい。

目を右に転じれば、塔ノ岳の勇姿。快晴ですね〜。登山はこうでなくちゃ。

しっかり眺望を堪能したら、檜洞丸山頂に登り返します。

ここで休憩〜。家から持ってきた魔法瓶のコーヒーが美味い!

山頂で寛いでいると、向こうからなんだか知った顔。。

あ、〇〇先輩!!

山を登っているとは知らなかったのですが、短時間ながら楽しく会話。どうも毎週登ってるそうなので、今度ご一緒させてもらいます!

 

3. 檜洞丸〜犬越路

さてさて、サプライズは有りましたが、私ものんびりしてられません。休憩はほどほどに先を急ぎましょう。

今日は初めての犬越路(いぬごえじ)ルートです。

下り始めでいきなりこの眺望。たまらん!

このルート、常に左手に富士山を見ることができます。最高ではないですか。

結構アスレチックな道です。振り返ると檜洞丸がかなり高いところに。

更に岩場などをこなしていくと、目の前に大室山の巨体と、なだらかな尾根が一望できます。

なだらかな尾根が落ち込んでいるところに犬越路があり、避難小屋も有ります。

避難小屋アップ。

サクサク下って、先程見えたなだらかなエリアに。なんとも気持ちの良い道。

そして、そんな道の周りにも小鳥達が。

これはコガラ

これはヤマガラですね。

ふと左を見ると、西丹沢ビジターセンター方面にキャンプ場が見えます。

キャンプ場アップ。あそこの脇を通り抜けると西丹沢ビジターセンターが有りますが、、結構距離ありますね。。

気持ち良く歩いていると、程なく犬越路に到着ー。避難小屋の脇のテラスでゆっくり休憩です。

振り返ると、あの奥の山が檜洞丸かな?

 

4. 犬越路〜西丹沢ビジターセンター

さあ、時間も押してます。早足で下りましょう!

・・・と思ってたら、沢沿いの下り道はかなりのガレで、慎重に行かないと危ない!

そして、沢では断続的に岩の崩落する音が。

これは沢底はサッと通り過ぎねば!

慎重に下っていくと、平らな河原に。もう急斜面は有りません。でも谷間なのでもう陽の光が届かず薄暗い。早く戻らねば!

川を跨ぎながら下っていくと、砂防堤が。ここでカメラの手持ち長秒撮影にトライ!(時間無いのに。。)

更に沢も長秒撮影!(だから時間無いんだってば。。)

長秒撮影に満足した頃、有名(?)な鉄階段・鉄橋に出ました。いよいよゴールは近い。

そして、すぐに林道に達しました。

ここからはテクテク林道を歩けば西丹沢ビジターセンターです。林道の先には石棚山稜が夕日に輝いてます。

林道脇の池から、聞いたことのある鳥の鳴き声が聞こえてきました。

これはセグロセキレイ!山の中で会ったカラ類に加えてセキレイにも会えるとは!(暗いので写りはイマイチ。。)

更にキセキレイも現れました!

この子はすぐにセグロセキレイに追い出されてましたが 笑

・・・と、道草食ってる間にちょうど良い時間のバスは行ってしまいました。そして次のバスは1時間20分後。。

それでは、と更に鳥を探して沢沿いをキョロキョロすると、川の水面スレスレを一直線で飛んでいく黒い鳥を目撃!

後で調べたら、「カワガラス」という名前の鳥のようです。ネットで読んだ特徴とピッタリ一致したので。

ちなみにこの子はカラス類でないのに「カラス」と名付けられて、ちょっと可哀想。。

・・・って言うとカラスに怒られますね 笑

そんなこんなで西丹沢ビジターセンターで、1時間近く、凍えながらバスを待ち、且つ待ってる間に途中にある「ぶなの湯」も終わってしまい、そのまま冷えた体で帰宅の途に着くのでした。。。

 

今回の山行はこれ以上ない晴天のもと、沢山の野鳥達にも会えて、大成功に終わりました!

しかし、今回見えてきた課題が有ります。

「写真撮影が捗り過ぎて歩きが遅々として進まない」

・・・まあ、予想はしていたことですが、鳥の囀りを聞くと鳥を撮りたくなり、良さげな被写体が見つかると、また足を止めてしまう。。

私の「登山スタイル」はどうなってしまうのか?!

と、年末年始に悩んでみたいと思います 笑

(ちなみに私の「本来の」登山スタイルは↓の記事を見てね!)

onedayhike.hatenablog.com

 

最後までご覧頂きありがとうございました!