こんにちは、GreenFielderです!
「美しい写真てなんだろう?」
それは、以下のブログを読んで思ったことです。
私は、この記事にあったササゴイの写真が「美しい」と思いました。
そして、ふと「自分はどんな写真を撮りたいんだろう?」と自問すると、やっぱり「美しい写真が撮りたい」んだろうな。
そう思うに至って、おもむろに自分が撮った写真を振り返り始め、クールアイで「どんな写真を美しいと感じるのか」見てみました。
それは意外にも、私がいつも「撮りたい」と思っている写真ではなかったんです。
私が撮りたいと思っているのは、登山中の大展望だったり、
普段なかなか出会えない鳥さんの精細画像だったり、
動きもののダイナミックさだったり、
糸のような滝の流れだったり、
都会の夜景だったり、
・・・なんですが、あとから見返すと、何気なく目に入ってきたものを「美しい」と感じて撮った写真の方が、感じた美しさだけの情報に絞られている分、より美しいと感じやすいように思いました。
つまり、初めから「狙って」撮る写真よりも自然に美しさを感じられる写真になっているのかもしれません。
たとえば以下のような写真が、パッと見て「あ、美しいな」と感じた写真です。
どちらかと言うと、抽象的な風景が多いですね。不要と思われる部分をどんどん削っていって、美しい部分にフォーカスしているからでしょうか。
しかし、これらの写真は角度、画角、明暗、色合い、などを大幅にいじってます(笑)
カメラ界隈のブログやYouTubeでは、RAW現像処理の時点での各種「調整」は否定していないものの、基本的に構図は撮影の瞬間でバッチリ決まっていないとね!という意見が多数。
まあ、私はあんまりそこに拘らず、見た時に違和感の無い角度、無駄の無い構図に調整するのは有りでしょ!と思っています。
・・・でも、先日のニューヨーク出張中にセントラルパークで撮影した野鳥写真の中で、「過去最高の撮って出し写真」が誕生してしまったのです!!
その写真がこちら↓
カメラ: OMD EM5 Mk.III
レンズ: M.Zuiko D. ED 75-300mm F4.8-6.7 II
焦点距離: 300mm(換算600mm)
F値: 7.1
シャッター速度: 1/1250秒
ISO感度: 4000
この写真は、シャッター速度優先、ISO感度オート、そして露出補正ダイヤルで光量をかなり控えめにして撮影しています。
賑やかなセントラルパークの中で、あまり人が入っていかない小川というか水たまりみたいな場所に降りていったら、ちょうど鳥達が水浴びしていたので、出来るだけカメラを水面に近づけ、水面に映り込む緑か映えるように、そして鳥との目線を合わせるべく、かなり無理な姿勢で手持ち撮影したものです。
この写真、何が凄いって、私が撮りたかった構図、明暗、色合い、被写体と背景のバランス、などなどが、まさに「完璧」だったのです!
Lightroomで写真を開いて、「うーん、この写真、いじるところが無いな・・・」と思った初めての写真です(笑)
「何もいじってない」というのは正しくなくて、ISO感度4000で画像のザラザラが目立ったのでPureRAWでノイズ除去処理だけしています。
水浴びをしたブルージェイのしっとりとした、でも美しい青色と、水面に映った深緑。それを引き立たせてくれる暗めの露出。
これこそ私にとっての「美しい写真」です。副題を多く置かず、主題に的を絞っているけれども、主題を主張させすぎないサイズ。普通の日の丸構図ですが、それも良かった。
まさに「自画自賛」(笑)
こんな写真を撮ってしまうと、またこういう写真を撮りたくなってしまいます。そしてまたカメラ沼にハマっていく。。
同じ場所で撮った他の写真も幾つか。こちらは角度調整、トリミング、明暗調整などを施してます。
最後のスズメは幼鳥から成鳥になっていく途中で、嘴がまだ幼鳥の名残を残しているのが印象的。
今後も、「美しい写真」を目指して精進していきます!
最後までご覧頂きありがとうございました!