こんにちは、GreenFielderです!
先週自宅に届いたOMD EM5 Mk.III。
早く開梱して弄りたい欲求を抑えつつ、漸く週末を迎えました。
土曜の夜になって漸く時間ができたので早速開梱、同梱の14-150mmレンズを装着して手持ちで月撮影をしてみました。
やはり、手振れ補正機能は素晴らしい!そして、2倍電子テレコン機能も使えます(ただ、これは単に画像をトリミングしてjpg生成するだけなので、Lightroom使用者の私には不要かも)。
更にいろんな機能を試したい!ということで、ちょうど日曜に都内に外出する用事があったので、ついでに善福寺公園に出向いてきました。
まず目指すのはカワセミ。これまで2度訪問していずれもカワセミに出会えているので、大いに期待して向かいます。
最初は上の池から。
いつもの通り、鴨たちを眺めながら、弁財天の方に歩いて行きます。
これまでも弁財天付近でカワセミに遭遇しているので、その辺りをウロウロ。すると、水面スレスレを高速飛行する青い物体を目撃!
そして、水面近くの枝に止まっているカワセミを見つけました。今日は二羽で飛び回っています。しかも、今日の「定位置」は歩道にごく近いところ(距離にして5m)みたい。これはツイてる!
早速EVFで覗いてみます(もちろん150mmテレ端で)。
うん、距離が近いだけあってしっかり撮れる!でも前のDMC-GM1の100mmの望遠でもこの距離ならこのくらいは撮れたかも。
カワセミが良いのは、シジュウカラなどと違って忙しなく動き回らないところ。独特の首の動きをしながら(この動きはうまく言葉で説明できないのですけれども・・)、じっくり当たりを見回します(何故かいつも上の方を見てますね。上にはエサは無いでしょうけど 笑)。
そして、水面のある一点を見定めると、おもむろにTake Off!
・・・この動作が早過ぎてカメラに収まりません。。
そこで遂に「プロキャプチャー・モード」を試します!
ちなみに知らない方の為に補足しますと、この「プロキャプチャー・モード」とは、シャッター半押しで被写体を追っていると、全押ししたところから17コマ(だったかな?)くらい遡って画像を記録してくれる仕組み(OMシステムズの固有名称)です。これを使うと、被写体が急に動き出しても、人間の反応速度の遅さをカバーして「その瞬間」を捉えられる訳です。
まさにカワセミのTake Offの瞬間を捉えるのに最適なシステムだと思います。
他のカメラメーカーの呼称は分かりませんが、おそらく中級〜高級機には備わっている機能と思われます(すみません、調べてません・・)
ロクに取説を読んでなかったので時間が掛かりましたが、なんとか「プロキャプチャー・モード」設定を完了。ちょうどカワセミが元の位置に戻ってきてくれたので、シャッター半押ししてジーッとその時を待ちます。そして、Take Offと同時に全押し!
しかし、最初は、
・飛び立つと焦ってカメラを動かしてしまいブレブレ
・落ち着いて再トライするも、シャッター速度(連写速度ではなく露光時間)が遅く(シャッター速度をオートにしていた)被写体ブレ
といった感じで思うような画像になりません。。
そこで、シャッター速度優先(1/1000秒に固定)して、飛び立つ瞬間も動揺せずに・・と何度か試みた末に、漸くそれなりなものが撮れました!
拡大するとこんな感じ。1/1000秒でも被写体ブレしてます。もっと早いシャッター速度じゃないとカワセミのスピードに追いつかないんですね。
うーむ、それにしても素人がものの十数分の練習でこんな写真が撮れてしまうとは。。カメラ機能の進化、恐るべし!!
そして、こんなふうにできたのは、カワセミの習性のおかげ。今回のカワセミくんは、飛び立っては「定位置」に戻ってきて、を何度も繰り返してくれたおかげで、このような反復練習ができたのです。近くに寄っても逃げないしね!
カワセミくん、ありがとう!
カワセミの飛翔撮影に満足して、上の池を後にします。途中アオサギの飛翔を捉えたりしながら。。
上の池周辺では他にもたくさん野鳥を撮影しました。やっぱり冬は色んな種類の鳥達がいますね。
さて、次は下の池にまいります。
こちらはまずイチョウの黄葉が見事でした。
更に進むと下の池。こちらにはバーダーとおぼしき方々が沢山います。
そして、一番奥まで行くと、沢山のバーダーが何やら撮影中。
どうも、カメラの先にカワセミがいる模様。
ご迷惑にならないようにカメラの先を覗き込むと、たしかにいました。
写真の矢印の先にカワセミはいます(この写真では分からないでしょうけれど・・)
しかし、何故ここなんでしょう?
私が反復練習していた上の池には、殆どバーダーの姿は見かけませんでしたよ?
ちなみに私が練習したのは青丸、このバーダーさんたちのいる場所は赤丸のところです。
バーダーさん仲間の間では、下の池が野鳥撮影スポットとして有名なのかな?
私は「上の池命」ですけれども(笑)
ちなみに、下の池にはバンもいます。
そして、そのまま下の池を一周、巨大なメタセコイヤを見上げたりしながら、善福寺公園を後にしました。
というわけで、OMD EM-5の実力をまざまざと見せつけられました。
そりゃーこんな機能があったら鳥撮影に夢中になってしまいますよね!
敢えてEM-5の悪いところを挙げるとすれば、やはり高感度耐性ですかね。これについてはGM1と同様、ISO1600くらいからノイズがとても目立つようになります(今回のようにシャッター速度を早くすると、ISO感度が自動的に上がってしまうので尚更)。
まあこれはマイクロフォーサーズ機としては如何ともし難いでしょうし、それは覚悟の上で軽量システムを選んだわけなので、この点については引き続きLightroom等の編集ソフトでカバーしていくことにします。
*ちなみに、上掲のカワセミ飛翔連続写真もかなりノイズ除去してます。
というわけで、この新しいカメラを使って、もっと色んな景色・被写体を切り取りたい!との思いを強くした善福寺公園でした!
最後までご覧頂きありがとうございました!