山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

日光に行ってきました。その①〜半月山から夜明けの男体山を拝む

こんにちは、GreenFielderです!

今回は、紅葉の真っ盛りの日光へ、殺人的混雑を覚悟で行ってきました!

天気予報(SCW)と睨めっこして、日曜日早朝の晴天域を前日まで見極めて、西上州と日光が最終候補に残り、最終的にはずっと見たかった紅葉と、数多ある滝を訪れるべく日光に決定!

日光行脚の「その①」、前日の夜から移動して、寝不足ナイトハイクの末にたどり着いた半月山からの夜明けの峰々は・・・

では、早速行ってみましょう!

 

【歌ヶ浜駐車場へのアプローチ】

前日の夜、自宅から渋谷駅経由でまず宇都宮駅を目指します。渋谷駅ではハロウィン・コスチュームに身を包んだ若者たちでカオス状態。人の波をすり抜けながら埼京線宇都宮線を乗り継ぎ宇都宮駅へ。渋谷駅からの車内は大混雑!やはり土曜の夜に都心を通過するのは疲れます。。

深夜0時45分頃に宇都宮駅に到着、近くのカーシェアで車をピックアップし、一路日光を目指します。

途中は快適に飛ばしてあっという間にいろは坂に来たものの、前を走るのは宇都宮県警のパトカー。。当然スピードは出せません。こんな時間に走っているのは、「峠の走り屋」の取り締まりでしょうかね。お疲れ様です!

そして、2時過ぎに無事に半月山の登山起点となる歌ヶ浜の無料駐車場に到着。紅葉最盛期の土曜の夜ということで、下手したら駐車場が満杯かも!と恐れていましたが、まだ2〜3割の空きがありました。

 

【歌ヶ浜から一面の星空】

駐車場に車を停め、まずは中禅寺湖畔から男体山を見ると、暗闇の中に薄っすら巨大な山塊が見えます。そして空には一面の星!

星空写真が撮りたい!・・でも、行動開始前に仮眠を取っておかないと後が辛い。。

と葛藤した結果、やはり星空撮影をしてみることに。

しかし、やはり星空撮影に耐えられない私のカメラ・レンズのスペック。。

唯一「マシ」だったのがこちらの写真。

やっぱり星空撮影にはもっとマシなカメラじゃないとですねー。

 

【半月山へ】

折角睡眠を削ってまで強行した星空撮影が空振りに終わり、失意のうちに行動を開始します。。

途中までは半月山展望台駐車場への林道と並走する道です。

この半月山展望台駐車場からは、半月山展望台まで15分程度で登れます。でも、林道は7時にならないと開放されないので、どうしても日の出の時刻に間に合いません。だからわざわざ1.5時間以上掛けて歌ヶ浜から歩いているわけですが、そのおかげでこの時間に同じ目的地を目指すハイカーは皆無です。静謐の闇を歩く。これがナイトハイクの醍醐味です。

暗闇の中禅寺湖畔の遊歩道を歩いていきます。途中に英国・伊国大使館の旧別荘地を保存した公園が有りますが、ここは当然スルーします。

早足で30分程歩いていくと、そのまま湖畔を進む遊歩道と半月山への登山道の分岐に出ます。

ここからようやく登山です。

始めは緩やかな傾斜の道ですが、暗闇なので何度か道を外しました。昼間だったら極めて分かり易い道のはずなんですけど、やはりナイトハイク時はこまめにGPSで自分が登山道から外れていないかチェックする必要があります。

そして、後半は徐々に傾斜が急になり、登山道は九十九折に。そうすると、暗闇の向こうに光る2つの目。これは鹿ですね。じっとこちらを見ていました。

今度は後ろから音楽が聞こえてきました。ヘッドランプも見えます。しかもそれらはどんどん近づいてきます。かなりペースの早いハイカのようです。「これは追い抜かれないようにしないと」と(何故か)思い、こちらもペースを上げます。

そして、半月山と中禅寺山を結ぶ稜線に乗りました。ここからは更に傾斜が増しますが、もう然程距離は有りません。もうすぐ、と思って先を急ぎましたが、目的地の半月山展望台を見逃して、半月山の山頂に到着してしまいました。。

山頂は展望ゼロ(笑)空もかなり明るくなってきているので、急いで展望台に戻らねば!

 

【半月山展望台にて】

山頂からほどなくして展望台は見つかりました。こんなに目立つのに何で見逃したんだろ?到着した時には先程後ろを歩いていたハイカーさんが既に風景を眺めていました。

私もゆっくり周囲を眺めます。

夜明けの男体山

これから朝を迎える日光白根山

社山から黒檜岳に繋がる稜線。

中禅寺湖と戦場ヶ原方面。

徐々に空が色づく。足尾方面。

社山・黒檜岳方面。

錫ヶ岳・日光白根山方面。

男体山にも日が当たってきた。

そして、日光白根山皇海山にも。

遠くで富士山も朝日を浴びている。

男体山と女峰山、美しいですね。

ようやく日が当たり始めた戦場ヶ原方面。

よく見ると中禅寺湖に逆さ男体山

良いものを見せてもらいました!

ちなみに、展望台は激寒!

先客のハイカーさんとずっと震えながら会話してました。

そうこうしているうちに、3番目・4番目のハイカー達が頂上に到着します。

3番目のハイカーさんはフルサイズ機(α7III)でバシバシ写真を撮っています。

「いいですねー、でも私には高くて手が出ません(笑)」と言ったら、「でも、それだけ良い写真が撮れますよ!」と。

そうなんですよね、高いだけの価値はありますよね。

うーん、「コスト・ミニマリスト」「マイクロフォーサーザー」の看板を下ろして高級機を買っちゃおうかな~。。

この時点で私のカメラはバッテリー切れ。おそらく相当寒かったのも影響したのだと思います。そして、よく考えたら予備のバッテリーを車に忘れてきた!!よって、これ以上展望台にいても写真は撮れない。なんという失態。。

予備バッテリーを持っていたら、社山に足を伸ばす選択肢もあったのですが、それも断念します。

 

中禅寺湖畔からの八丁出島の紅葉と逆さ男体山

半月山展望台からの風景、しっかり目に焼き付けました!体も冷え切ってしまっているので下山します。

下山しながらも写真を撮りたくて、カメラを手で温めて、バッテリーを少し復活させつつ、写真もとりながら足早に下っていきます。

そして、樹林帯を駆けるように下ります。この時間になって、沢山の人が登ってくるようになりました。

ほどなく湖畔まで下りてきました。

そしてこの絶景!

紅葉と苔が彩りを増してくれます。

社山のピラミダルな山容も良いですね!

その後は、まだ日陰で薄暗い湖畔の小径を歩いて歌ヶ浜に戻りました。

実は、当初の計画では、この後男体山にも登ることにしていたのですが、山頂で話したハイカーさん(地元出身)から、「午後15時くらいにはいろは坂の下りが大渋滞になる」と聞き、自分の体力・ペースとも相談し、男体山登山は諦めてプランBの「日光滝めぐり」に切り替えました。

その「日光滝めぐり」の模様は「その②」でお話します!

最後までご覧頂きありがとうございました!