山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

「電車+カーシェア登山」のススメ。

こんにちは、GreenFielderです!

紅葉登山シーズンも終盤に差し掛かり、個人的事情もあって、私の今年の「登山遠征」は終了しました。

年内に福島・山梨・長野に遠征できて良かった!

さて、「登山遠征」と言えば、私が最近登山遠征で使っているアプローチ方法は、「電車+カーシェア」です。何故かというと、当然そこにメリットがあるからなのですが、今回の記事ではそれを言語化」してみようと思います。

世の中でも言われていますが、頭では分かっているつもりでも、「言語化」というプロセスを経ることで、思っていたことをあらためて確認できたり、新たに発見することもあるので、自分にとっても有意義かな、と思った次第です。

では早速メリットとデメリットを書き出してみましょう!

 

【メリット】

私は過去の記事で度々触れております通り、山中泊が出来ません。でも、山での日の出日の入り前後の光景は昼間のそれの何倍も印象的で、中毒性があります。この光景を見るためには私の場合「ナイトハイク」しか無い訳ですが、それには自動車でのアプローチが不可欠です。でも、我が家には自家用車が無い(都内在住者あるある)。そして、自宅近くでカーシェアを借りると、延々とドライブをするハメになる。

この悩みを解決してくれたのが「電車+カーシェア」なのです。

では早速メリットを挙げてみます。

 

1. ナイトハイクを可能にしてくれる

既に上述している通り、ナイトハイクには自動車の助けが不可欠です。

もちろん電車の駅から直接登れる山(例えば山梨県大月市の「秀麗富嶽十二景」の山々)ならば、終電で当該駅まで移動して、おもむろに登り始める手も有りますが、駅前或いは山頂で時間を持て余しそうです。

その点カーシェア利用なら、後述する通り車中泊も可能ですし、何よりナイトハイクの選択肢が格段に高まります(そもそも駅から登れる山は極めて限定的)。

なお、電車を絡めてのナイトハイクには、「睡眠時間を確保できる」メリットも有ります。運転してたら眠れないですからね。

 

2. 持参荷物の量をあまり気にしなくて良い

カーシェアを使う場合、必ずしも「ザック一つに全てを詰め込む」必要がなくなります。多めに荷物を持って行き、登山に必要なもの以外は車内に残していくことができます。

何を持っていくかは公共交通機関のみ利用の場合はかなり慎重に考えますが、「+カーシェア」の場合は「不要なら車中に置いて行けば良い」と考えられるので、余り考えず取り敢えず持っていく」ことをためらう必要がなく気持ちに余裕が出ます。

 

3. 駅からの往復が完了すれば酒が飲める

これ大事(笑)

やっぱり下山後は乾杯したいじゃないですか。

カーシェアだと下山後即乾杯はできませんが、少なくともカーシェア返却後は好きにお酒が飲め、酔って眠くなっても電車が勝手に自宅に運んでくれます(寝過ごす可能性は否定しませんが 笑)。私にとっては下山後最寄駅で地元のビールを飲むのは至福のひと時です。

 

4. 自宅からカーシェアよりは環境に優しい

これはあくまで自宅からカーシェアまたは自家用車でアプローチする場合と比較しての話です。全て公共交通機関を使えばより良い(電車・バスはどのみち運行しているので個人が排気ガスを生み出していることにはならない)訳ですが、私はどうしてもナイトハイクに車の活用が不可欠なので、使うにしても最短距離で、と考えております。

 

5. 車中泊が可能

先程も述べましたが、車内での仮眠ができます。これもナイトハイクしない人にとっては何のメリットでも無いのでしょうが、私にとってこれは大きい。

麓の宿で寝る方が体には優しいですが、ナイトハイク前提だとそもそも未明までの宿泊となり(滞在時間3〜4時間)、なんとも勿体無い。。

また、前日の夜のうちに登山口まで来ておく方が、天候がリアルに分かって決行可否や出発時間の判断がフレキシブル且つ的確にできるのもメリットかな、と思います。

 

6. 登山の前後で周辺の名所を訪問できる

せっかく遠くの山に登ったら、例えば周辺に素敵な滝が有れば行ってみたくなりますよね?私は下山後に周辺の「隠れ名爆」をGoogleマップで探すのが習慣になりつつあります。

その他ビュースポットも同様にちょっと足を伸ばしたくなりますよね?そんなことは、自動車が無ければなし得ません。

例えば以前の「日光滝巡り」「上信越滝巡り」「天狗山・男山登山の後の金ヶ岳再訪」などはカーシェアがあればこそ可能な計画でした。

 

【デメリット】

どうでしょう?カーシェアは「メリットだらけ」な気がしてきましたか?

でも冷静に、そして公平に考えると、デメリットも有ります。ここは負の側面も思いつくままに書いてみます。

 

1. コストが余計に掛かる(対フル公共交通機関比)

これは当然なんですが、カーシェアは公共交通機関をフルに利用する場合に比べ高いです。ソロ登山の方にとっては尚更です。

おそらく自家用車を使うハイカーにとっても大きなデメリットに感じられますよね。

ちなみに私が使うTimesカーシェアの場合、ベーシッククラス24時間で6,600円、更に距離料金が16円/kmです(来年2/1から20円/kmに変更されるようです)。これを高いと見るか、安いと見るかは人それぞれですね。

なお、自家用車であれば必ず発生するであろうガソリン代は、カーシェアの場合、上記距離料金の内数です。

 

2. 必ずしもベスト・カーシェア・スポットが空いているわけではない

先日記事にも書きましたが、一年前に比べて山間部の駅に隣接するカーシェア・スポットの予約が難しくなりました。

今回の長野遠征でも、山梨・長野の主要駅では空きがありませんでした。

もしかしたらこの「電車+カーシェア利用の登山」が既にポピュラーになってしまっているのかも?!

よって、もし計画するならば、まず押さえるべきはカーシェア予約です。Timesカーシェアは一度予約しても、直前までキャンセルできてキャンセル料も発生しませんので、取り敢えず空いてたら予約する、という手も有りかも(私はあまりやりませんが・・)。

 

3. 必然的に縦走が不可能になる

自家用車の方も同様ですが、車で登山口に行ったら、下山もそこに帰ってくる必要があります。縦走好きの私としては、そこは大きなデメリットです(先日の天狗山・男山ナイトハイクのように、ピストンでも楽しいことも有りますが)。

私は過去に一度だけ西丹沢ビジターセンターにカーシェアを停めて、丹沢主稜縦走をして大倉に下り、そこから公共交通機関で西丹沢に戻ったことが有りますが、もうあんな面倒なことはやりたくない。。

 

4. 環境負荷は高まる(対フル公共交通機関比)

メリットのところでも言いましたが、人が乗っても乗らなくも運行される公共交通機関だけで登山するのが、最も環境負荷の少ないアプローチです。

私はどうしてもナイトハイクがしたくてカーシェアを使ってしまうので、偉そうに環境問題を語れないのです。。

自分では「できる環境負荷軽減はしている」と自分に言い訳しています。。

 

*******

 

さて、如何だったでしょうか?

ナイトハイク志向の方で、自家用車をお持ちでない方には「電車+カーシェア」はベスト・オプションなのではないでしょうか(というかそれ以外に選択肢が無い?!)

日中登山志向で且つ公共交通機関利用ハイカーの方や、自家用車をお持ちのハイカーの方にはあまり魅力を感じない選択肢かもしれませんし、そういう方はそれぞれの志向に適したアプローチをすれば良いと思います。

・・・ていうか、私のシチュエーション・志向がかなり特殊なのかもしれない、と思い始めてきました(笑)

まぁ、そう言わず、「そんなオプションもある」事を頭の片隅に置いておいて頂けたら幸いです!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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