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アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

「一生に一度は見たい」オーロラを訪ねて ① 計画編

こんにちは、GreenFielderです!

「死ぬ前にどうしてもオーロラをこの目で見たい」

随分以前から、父がこのように言い始めました。そして近年は自らの体の衰えを感じ始めたのか、真剣に「オーロラ旅行」を検討し始めました。目的地は、「3晩過ごせばオーロラ鑑賞確率95%以上」と言われているイエローナイフです。

初回の計画は2019年頃に立案されたもののコロナ禍でキャンセルとなり、コロナ明けに再立案した昨年の計画は、今度は目的地であるイエローナイフ周辺が山火事で近寄れず断念。今年は「三度目の正直」でした。

心配性の母は、もう足の悪くなった父と、こんな僻地に同行するのが「心配だ」と、私に会うたびに漏らしていましたが、結局父の情熱に負けて同行することになったのです。

そして父は、いつもは母にお任せの海外旅行手配を全て自ら済ませ、現地の日本人オーロラガイドの予約もし、準備万端でこの時を迎えました。

本当はもう少し暖かい9月頭に予定したかったようですが、何らかの理由で10月頭に落ち着きました。

そして、この両親のオーロラツアーに「現地でのお世話」を名目に相乗りした、私のイエローナイフ旅行記です。

 

1. オーロラ旅行同行のきっかけ

始めは、私はイエローナイフのオーロラ観光には参加しない予定で、両親には「イエローナイフからは一度ワシントンDCまで来てよ」と伝えていましたが、①カナダの僻地に高齢の両親を単独で行かせるのに不安があったこと、②そんな僻地に行くチャンスは、こういう機会しかないかもしれない、との思いがあったこと、の2つの理由から、私も平日ど真ん中のイエローナイフ行きを決めたのでした。

しかし、そういう時に限って仕事が多忙になるのは世の常。とあるお客さんと色々こじれることがあり、出発前の2週間は本当に多忙でした。。でもそれも何とか収拾させ、職場の周囲にも事前に話をして、且つイエローナイフ滞在中も時間を見つけて仕事をする前提でコンセンサスを得て、なんとか出発するに至ったのでした。

・・・本当に、出発の数日前までキャンセルも視野に入れてましたよ。。

 

2. 計画・準備

両親からは、8月時点で既に以下旅程の連絡を受けていました。

9/30 (月) 夕刻イエローナイフ

10/4 (金) 朝イエローナイフ発、夜ワシントンダレス着

10/7 (月) 朝ワシントンナショナル発、カナダ・プリンスエドワード島州へ

私は上述の通り両親がワシントンDC地区に滞在中のお世話をするだけで考えていましたが、その後イエローナイフへも同行することを決め、早速フライト・ホテルの手配を開始しましたが、いずれも確保に苦慮しました。

フライトは、以前のザイオン旅行でも使用したデルタ航空のマイルで手配したかったのですが、残念ながらロクなフライトオプションが無くキャッシュで購入、ホテルはイエローナイフの全てのホテルで空き室無し。一時絶望しましたが、両親が泊まるホテルに連絡を取り、「1人追加できますか?」と問い合わせてなんとかもぐりこむことができることになりました。

ちなみに、これは後からわかったのですが、この時期は中国の国慶節の連休に当たり、中国人観光客が大挙してイエローナイフにも訪れているとのこと。そりゃキャパの少ないイエローナイフのホテルだから全満室も頷けます。

その後時間が経過し、9月の仕事上での課題をなんとか片付けるのに精いっぱいで、イエローナイフ行きの準備は前日までできませんでした。

絶対必要な装備は以下。

①防寒着

②カメラ・カメラ機材

③仕事用具

①は氷点下にもなりそうなこの時期のイエローナイフでは必須、②は目的がオーロラ鑑賞なのだから当たり前、そして③は既に会社の周囲の人に宣言している以上はきっちり空き時間で仕事しなければなりません。まあオーロラ鑑賞は夜ですし、両親は高齢で昼間に寒空の下ウロウロするような体力も無いので、結果的に昼間はメールにリモート会議にとしっかり仕事ができました。

結果的に、夜間の行動に不可欠なヘッドライトを忘れるという失態はあったものの、前日夜までにパッキングを完了することができました。ちなみにカメラは会社の後輩から借りているニコンZ50と、OMシステムのOM-1の両方を持参です。

あと、カナダ入国に必要なのがeTAというノービザ入国のためのオンライン申請。これは入国の72時間前までに申請が必要ということを直前に知り、慌ててオンライン申請して事なきを得ました。危ない危ない。。

 

3. イエローナイフってどこにある?

そもそも皆さん、イエローナイフって少しは聞いたことあるとは思いますけど、どこにあるのかご存じですか?

イエローナイフは、カナダのノースウエスト準州(Northwest Teritories)の州都で、巨大な湖、グレートスレーブ湖(Great Slave Lake)の湖畔にあります。

以下にGoogle Earth地図で視覚的に位置関係を示します。

北米大陸地図と私の往復空路

ご覧の通り、かなり極北に近いところにあり、「お隣の国の都市」というにはとっても遠い。。しかも、残念ながらワンストップでは到達できず、往路はツーストップ、復路は結果的にスリーストップとなりました(この辺りの話は後続の記事でお伝えします)。

そして、グレートスレーブ湖周辺地図はコチラ☟

グレートスレーブ湖周辺地図

サイズ感が分かりにくいかと思いましたので、右下にマイル表示をしました(だいたいの目安です)。詳しく知りたい方は以下を覗いてみてください。

グレートスレーブ湖 - Wikipedia

*上掲地図中に「詳細地図」とありますが、その詳細地図は次回以降の記事に掲載予定です。

 

4. いよいよイエローナイフ

ということで、出発前日までワタワタしましたが、9/30(月)の昼頃発のデルタ便でワシントンダレス空港を出発、ここから長い長い空の旅に向かったのでした!

 

次回以降もイエローナイフ旅行記は続きます。

果たして、無事辿り着けたのか?!オーロラは見えたのか?!トラブルは無かったのか?!

お楽しみに!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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