こんにちは、GreenFielderです!
以前の記事で「紅葉登山候補第一位」に輝いていた安達太良山。紅葉はきっともうピーク。
週末も必死に勉強している娘。
妻の「週末も娘の勉強サポートに協力してよ」との通達。
「・・・よし、平日に行こう。」
ということで、行って来ました、福島紅葉登山遠征!平日に休みを取って、数少ない登山機会を最大限活かすべく、いつもの欲張り計画で福島の二つの山に登って来ました!
複数回にわたってこの模様をお伝えしますが、まずは安達太良紅葉登山「其の1」です!
1. 構想・計画・アプローチ
10月も半ばを過ぎ、東北地方の山の紅葉はどんどん終わってしまうタイミングでかなり焦りを覚えていた私は、平日で仕事のアポが無い木曜日に照準を合わせ、休暇取得を虎視眈々と狙っていました。
当日の安達太良山の天気を2日前の火曜日まで睨み続けて、木曜日の安達太良山は「快晴又は高曇り」と判断。①妻に相談し、②上司に相談し、③有給休暇を取得し、④安達太良山近くのカーシェアを予約し、⑤電車の時刻を確認し、⑥必要な装備・食料を買い、⑦パッキングをし、という一連の準備作業を一気に進めて、水曜夜に私は大宮駅の新幹線ホームに佇んでいました。
今回の計画は以下の通りとしました。
・水曜夜、仕事を定時で上がり帰宅後、都内の自宅発。
・大宮から新幹線で郡山へ。
・郡山からカーシェアで一路安達太良山登山口へ。
・未明の3時半に出発、薬師岳経由ルート使用。
・途中で御来光を拝み、安達太良山頂着。
・稜線を巡り、その他の主要ピークを周る。
・勢至平経由下山。
・次の目的地へ。
・・・それにしても、何故「安達太良山」なのか。それは勿論「紅葉登山したかった山だから」なのですが、その裏では別の意図も働いておりました。
それは☟のブログを読んでから。
【にゃんともおいしいダックワーズ】 - Kajirinhappyのブログ
・・・まあ記事の内容を読んでくださいまし。安達太良山を知っている方ならすぐにその「裏の意図」が分かるはず(笑)
次に、何故「ナイトハイク」なのか。どう考えたって、紅葉を愛でたいなら日中に登れば良いじゃないの?!
・・・結局私は紅葉も好きだけど「日の出の荘厳な雰囲気」の好きさ加減が優ったのです。後でちょっぴり後悔しましたけどね(笑)
それは次回以降の記事で。
さて、無事に郡山駅に降り立った私は、早速駅前のカーシェアに乗り込みました。本当は福島駅でカーシェアしたかったのですが、福島駅周辺のカーシェアに空きがなく、郡山駅周辺も一つしか空きが有りませんでした。しかもそれは「ベーシック・タイプ」の1.5倍のお値段の「プレミアム・タイプ」のみ。。
でも背に腹は変えられない。目をつぶってポチッと予約しました。その結果、トヨタの「ノア」でゆったり空間でくつろぎながら登山口までのドライブを楽しめました。登山口での仮眠も足を伸ばして眠ることができ、結果としてはとても満足です!
2. 分かっちゃいるけどダメ元星景写真にトライ
郡山駅からは順調に車を走らせ、つつがなく安達太良山登山口駐車場に到着。車は4〜5台程度。やはり平日は少ないですねー。
車を降りるとそこには一面の星空!
私のカメラは星景写真に向かないのは分かっているのに、やっぱり撮っちゃいます(笑)
撮影時点ではうまく撮れたのかどうか全く分からなかったのですが、帰宅後現像してみたら、☟のように撮れてました。
今回は比較的星が良く写ったので満足です!
そして、その後おもむろに仮眠Zzzz。。
3. 出発〜薬師岳
3時の目覚ましで起き、おにぎりを胃袋に詰めてエネルギーを蓄え、身支度を整えたらいざ出発!
駐車場から登山口に歩いていくと、入り口に英語で「Agressive bears in this area」ですと。。
一気に緊張感が高まります。右手に熊鈴を持ち、音を鳴らしながら登山道に分け入っていきます。
なお、この登山口から薬師岳までのルートは、日中であればロープウェイでスキップすることができます。でも、当然ながら深夜にロープウェイは運行しておりませんので、自分の足で標高を稼がねばならなりません。何故楽してスキップできるルートを、それも深夜に登るのか。それは「日の出の荘厳な風景の好きさ加減」が苦労に勝るからです。
大事なことなので二度言いました。
それにしてもこのルート、意外とタフでした。粘土質の路面は水分を含みスリップ効果が半端ない。。慎重に歩を進めながら、日の出に間に合うべくガシガシ登っていきます。そして、息切れしながらなんとか薬師岳に到着!
まずは休憩かねがね明るくなってきた二本松市街方面を撮ってみましょう。
まだまだ暗いブルーアワーの空。これよこれ。これが良いんです。
市街地の灯りと共に一際明るく輝く星は何だろう?きっと太陽系惑星のどれかなんでしょうけど星に疎いので良くわかりません。。誰か詳しい方がいらっしゃったら、この東の空に見えた星がなんなのか教えてください!
次に振り返って安達太良山方向(西)。
こちらにも別の明るい星が。どなたか恐れ入りますがこちらも星の名前を教えてください。。
4. 日の出
のんびり写真撮影に戯れている間にみるみる東の空が明るくなってきました。マズい、急がねば!カメラ・三脚をしまってあらためて山頂を目指します!
一時の緩やかな木道歩きの後、一気に斜度が上がります。えっちらおっちら登っていく間にも、東の空は明るくなっていく。早く見晴らしの良い場所に出なければ!
息も絶え絶えになったところで、ようやく見晴らしの良い場所に到着!
・・・実は山頂はもう目の前なのですが、、
登っている間に御来光になってシャッターチャンスわ逃すわけにはいかない。ここでザックを下ろして「御来光撮影態勢」に入ります!
そして、、
おおおっ!
美しい・・・
そう、この荘厳な風景を見たいがために、夜中ここまで登ってきたんです。その苦労に十分値すると思いませんか?しかもこの景色を「独り占め」。
ちょっとだけ優越感(笑)
そして遂に日が昇ってきました。
下界は朝霧が出ているのか。この朝霧のおかげで、この辺りにいくつもの丘があることがよく分かります。
そして御来光。
振り返ると、安達太良山頂が赤く染まっていました。
ちなみに、安達太良山の山頂、正しくは「乳首(ちちくび)」って言います。はい、もうお分かりですね?上掲のブログ記事と繋がりました?
ここで命名します。「モルゲン乳首」と。
・・・それが言いたかったからここに登りにきた訳では有りませんよ?
でも、ここで日の出を迎えて良かった。だって、山頂にいたら山頂のモルゲンロートは見れませんからね。
ふと横を見ると、安達太良連峰も赤く染まってました。
ちなみに「モルゲン」は朝、「ロート」は赤を意味するドイツ語です。なので日本的略称の「モルゲン◯◯」だと、「赤」が表現されません。
まぁどうでもいいですかね(笑)
さて、御来光を堪能したので山頂に参りましょう。
最後にこんもりした「乳首」を登り、、
山頂着!
外見からお察しの通り、山頂からは遮るもののない360度の展望を堪能できます。しかも、平日のこの時間の山頂には誰もいません。まさに「独り占め」!
まず西側から。手前の船明神山には安達太良山の影、そしてその奥には名峰・磐梯山が。
そこから反時計回りにグルリと見ていきます。こちらは南側の和尚山。
そしてかなり昇ってきた東側のお日様。
相変わらず下界は朝霧が残っているようです。
そして、鉄山山腹の紅葉。
最後に北側の安達太良連峰稜線。
山腹の所々にはパッチワークの紅葉がまた素晴らしい。
さあ、朝の「乳首からの展望」を堪能しました!
では稜線を歩きながらいろんな更に色んな角度から景色を堪能してみましょう!
この後は稜線上での「暴風との戦い」になるのですが、、その模様は次回記事にて!
最後までご覧頂きありがとうございました!
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