山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

愛車を襲った悲劇・・・。

こんにちは、GreenFielderです!

相変わらず氷点下の日々が続く、ここバージニア州北部で、私の愛車を悲劇が襲いました。。。

「愛車の悲劇」に続いて「アメリカの洗礼」を受け、その後「アメリカも捨てたもんじゃない」と感心した、という一連の出来事について語ります!

・・・と、大層な書き出しですが、結論から言うと大してシリアスな話ではありませんので、気楽にお読みください(笑)

*********

1. 悲劇の始まり

2/4(水)、私は朝事務所へ出勤し、そのまま事務所の駐車場に車を停めてUberでワシントン・ダレス空港へ向かい、オーランドへ1泊の出張をする予定でした。

朝アパートの地下駐車場に行き、いつもの通り車に近づきつつリモート・キーでドア・ロック解除ボタンを押しますが、車がいつもの通り反応(全ライトが2度点滅)しませんでした。

なんとなく嫌な予感がします・・・

ドアにはロックが掛かっておらず、運転席乗り込んでいつもの通りブレーキを踏みこみエンジンスタートボタンを押してもうんともすんとも言いません。

「これは一体どうなったんだ?!」

思い起こせば昨晩事務所から帰宅して車を停めた際に、もしかしてエンジン停止したのに完全にオフにできておらず、電源系統だけ生きていて、バッテリーが上がってしまったのかも・・・。

その日の朝には来客予定があったし、その後昼発のフライトに乗らねばならず、動かない車といつまでも格闘している時間はありません。

やむを得ずそのままUberを呼び事務所へ向かいました。

ご想像の通り、その日は来客対応中もフライト中も、オーランドに着いてからも、車のことが気になって仕方が有りませんでした。。。

 

2. Private Roadside Service

2/5(木)の夜に出張から戻り、翌2/6(金)はリモートワークにして、仕事の合間に愛車の復旧に向けたアクション開始。

まず考えられるのはバッテリーが干上がってしまったことです。理由はなんであれば、リモートキーにも反応しないということは、電気が全く無いということなので、この場合バッテリーにチャージしつつエンジンを始動させてそのままバッテリーを満充電までもっていくのが正解です。

私はまず"Battery" "Re-charging" "Service"などのキーワードで検索し、ローカルの業者に連絡を取りました。

するとすぐにRe-chargerを持ったおじさんが到着。すぐに車のバッテリーに繋いでもらうと車のライトやダッシュボードのディスプレイが明るくなりました。

「やったね!」

早速エンジンスタートボタンを押したところ・・・

「あれ、うんともすんとも言わない・・・」

ダッシュボードには「Push Button Start Malfunction」の警告表示が・・・。

ダッシュボード表示

横で見ていた業者のおじさんもいろいろトライしてくれましたが、セルモーターが回る音すら聞こえません。

そのおじさん曰く、

「こりゃエンジンスターターがダメだ。バッテリーの問題じゃない。自分にはどうしようもできないからディーラーに持って行かないとダメだな」

と冷たいコメント・・・。

でも、私のアパートは天井が低いうえに、出口側が狭い上にかなり小さい回転半径で直角に2回曲がらねばならない特殊な造りで、そう簡単にレッカーできそうにありません。

その業者のおじさん、哀れみの目で私を見た後、

「まあディーラーの人間なら出向いて何とかしてくれるかもしれないし・・・」

とのセリフを残して去ってしまいました。

なお、この何もしないサービスに私は$199のお支払い・・・。

 

3. 自力復旧をトライ

レッカーできるかわからないこのアパート地下駐車場でレッカー車を呼んでまた無しのつぶてで高い金を払わされるのはかなわん!と、まずは自力復旧ができないか再度トライしてみることにしました。

その前に、この週末の復旧の望みが薄いと考えた私は、代替の足としてレンタカーを借りることに。すぐにダレス空港のAVISで最廉価の車を予約し、地下鉄と空港シャトルバスを乗り継いでレンタカーをゲットしました。

その足でジャンパーケーブルを購入し、愛車の隣にレンタカーを停めて、ジャンバーして再度愛車のエンジン始動をトライ!

レンタカーとジャンパー

・・・でも、残念ながら同じ警告表示がでるだけで何も改善しませんでした。

 

4. Mazda Roadside Service

2/7(土)の朝、私は愛車をリースしたディーラーに出向き、事情を説明して誰かを派遣してくれないか聞いてみるも、

「うちは人の派遣はできないんだよ。でも、あなたの車(2024年式CX-30)なら、『Mazda Roadside Service』が使えるから、そちらにコンタクトしてみて」

とフリーダイヤルの番号をメモして渡してくれました。

アパートに戻ってから早速この番号に電話をしたところ、自動音声と共にテキストメッセージが送られてきました。

そのメッセージにあるリンクにアクセスすると、Service RequestのWebsiteが表示されて、そこから必要事項をインプットまたはチェックボックスから選択してサービスを要請できます。これは便利!

その時は、メニューの中から「エンジンが掛からない」を選択し、詳細記述欄に

①バッテリーが干上がったと思われること

②ジャンパーして始動を試みるも「Push Start Button Malfunction」の表示が出たこと、などを記載しました。

その後、テキストメッセージで「あと○○分で到着予定です」「近くに来ています」など、状況をこまめに教えてくれました。

約1時間半ほどで業者のお兄さんが到着したので駐車場に案内し、状況を説明したのですが、その彼は到着まで症状を理解していませんでした。

「リクエスト時に詳細記述したのに・・・」

さすがアメリカ。まあそんなもんだと諦めます。

結局そのお兄さんも、前日の業者さんと同じことをして、結論も同じ、「ディーラーに持ち込まなきゃだめ」でした。

でもそのお兄さんは手掛かりを教えてくれました。

「Security Lockが掛かっているからエンジンが始動しないくなっている。ダッシュボードで点滅している鍵のマークの警告表示があるでしょ?あれが点灯・点滅してる場合はディーラーに持っていくしかないんだ。」

だとしたらもうレッカーを要請するしかない。私はすぐに例のService RequestのWebsiteに行き、今度は「レッカー」を選択して、詳細記述欄には「Security Lockが掛かっているため、レッカーでディーラーに運ぶ必要がある」と記載しました。

約1時間後に到着したレッカー車のおじさん、彼もまた私の詳細記述内容は全く把握しておらず、私に

「地下駐車場の高さ制限は?」

と聞いてきました。

私が駐車場の入り口にある高さ制限表示を確認して

「7フィート2インチです」

と答えると、

「その高さ制限だと自分のレッカー車では牽引できない。この駐車場の場合はSpecial Equipmentが必要だ。その旨本部に伝えておくから、本部から連絡があったら『Special Equipmentを積んだレッカー車が必要』である旨伝えなさい。」

う~ん、またもや仕切り直し・・・。でも致し方ありません。再度Service Request Websiteに戻り、今度は「7フィート2インチの高さ制限あり、Special Equipmentが必要」と記載して要請を出しました。

 

5. 正義の味方登場!

すると、意外にも1時間かからずに次のレッカー車が到着。運転席から出てきたのは巨漢の黒人のおっちゃんでした。

「地下駐車場の高さ制限は?」

例によって、詳細記述内容は全く現場に伝わっていません。あらためて制限高さを伝えて私の車まで誘導しました。

最初、このおっちゃんの風貌から「大丈夫か?!」と疑念を抱いてましたが、あにはからんや、このおっちゃんは状況を把握すると、

「車のキーをくれ。あとは任せろ」

と言って、黙々と作業を開始しました。

まず、私の車をパーキングからニュートラルにしてタイヤのロックを外したあと、一人で車を押しながら徐々にハンドル(重ステ)を切り、上手いこと車をレッカー可能な位置まで移動させます。

車を手押しで移動させるおっちゃん

そして、リフターを操作して前輪を引っ掛け、次に後輪に牽引用タイヤを取り付けます。

後輪に台車をセット

その後前輪をリフターで持ち上げてからベルトで固定。

前輪を持ち上げて捕縛

準備が整ったら、

「俺についてこい」

と言い、すぐに出口へ移動開始しました。

私は、

「本当にあの出口から出られるのだろうか・・・」

とヒヤヒヤしながら後ろを運転してついていきましたが、このおっちゃん、絶妙のテクニックで、ハンドルを切り換えしたり、リフターの角度を調整しながら、ギリギリで駐車場から脱出することに成功したのです!

「おっちゃんすげー!!」

感心するとともに、最初風貌からその力量を疑ったことを申し訳なく思いました。。。

そのまま彼のレッカー車は公道を走り、

公道を走る

無事ディーラーに到着したのでした!

ディーラーの駐車場に置いておく

残念ながら、その時にはディーラーのサービスは終了していたので、おっちゃんにお礼を言ってから、私は車をそこに残して、サービス部門が営業している月曜朝に改めて出直すことにしました。

 

2/9(月)の朝にディーラーに向かい、事情を話して修理を依頼しました。受付の女性から

「まず検査をしてからどんな修理が必要で費用は幾らになるかは別途連絡します」

とのこと。私はそのまま事務所に向かい仕事をしていたところ、昼前にはテキストメッセージで「検査が終わりました。修理内容はこちらのリンクから」とのメッセージとURLリンクが。ここにアクセスすると、必須修理項目としてバッテリー交換、推奨修理項目としてフィルター交換が出てきました。どうもバッテリー交換は保証期間内で無償のようです。

私は迷わず推奨修理項目に「不要」をクリック。そこから3時間ほどで「Your car is ready for pick up」のメッセージ。でもその日は仕事の都合も有り、レンタカーの返却と合わせてしまいたかったので、明朝ピックアップすることにしました。

 

6. 愛車復活

2/10(火)の朝、私は7時にレンタカーを返却してシャトルバスでダレス空港ターミナルに移動し、そこからUberでディーラーに向かいました。

ディーラーに到着すると、ピカピカに洗車され、車内もしっかり清掃された愛車があるじゃありませんか!

ピカピカの愛車!

しかも全て無償で済ませることができました。

久し振りに息を吹き返した愛車に乗り、気持ちよく事務所へ向かったのでした!

 

7. 教訓

今回の顛末で、いろいろな教訓を得ることができた、とポジティブに考えています。

以下が今回の私の教訓です。

①保証サービスを把握しいざという時にどう使えるか事前に把握しておくべし

今回、最初に愛車の異変に気付いた時には、どんな保証・付帯サービスがあるのかを全く把握していませんでした。

おそらく2年前に車をリースした際に沢山サインさせられた書類の中には、そういったことが書かれていた箇所があったはずですが、書類は一切読みませんでした。

でも、いざという時を想定して、ちゃんと読んでおくべきですね。

最初から分かっていれば、無駄にプライベートのRoadside Serviceにおカネを払う必要も無かったのに、とちょっと後悔しました。

でも、今回の件で新しい知見を得た、と思うことにします。

私、実は最初のアメリカ駐在だったジョージア州アトランタで、中古で買った韓国車がハイウェイ走行中に突然全電源を失うというハプニングがあり、深夜にハイウェイで一夜を過ごした経験があるのですが、その時に「オルタネーター」という自動車の重要部品を始めて知りました。

それ以来、「人間トラブルを経て知識を得たり、賢くなったりするものだな」と、トラブルを前向きにとらえられるようになった気がします。

②最新の自動車テクノロジーを理解すべし

今回は、バッテリーが干上がった後に、車が盗難に遭わないように組み込まれていた「Immobilizer」という機能までが死んでしまってエンジンが始動しなくなったものと考えています(自己推定)。

最近は自動車もだいぶ電子化されてしまっていて、バッテリーが死ぬとジャンパーしてもエンジンが始動しないようなトラブルもあるのかもしれません。

最新の自動車に搭載された各種テクノロジーも知っておいたら、いざという時に原因推定が早いかもしれませんね。

③人を見かけで判断することなかれ

車を救出してくれた巨漢の黒人のおっちゃん、正直言って、最初は見かけで判断していました。「この人で大丈夫か?!」というのが第一印象でした。

でも蓋を開けてみれば、プロフェッショナルでした。

アメリカで最近触れることが少なくなった「職人さん」の技、彼の流れるような作業をずーっと見ていても飽きませんでした。

やはり人は見た目で判断してはいけない、と思いました。ましてや、人種・性別・体格・年齢など、どうしても先入観をもってしまう部分があるのですが、決めつける前に、接し、話し、所作を見て、その人となりを判断しなければ、と反省しました。

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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