山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

フロリダの「湖水地方」の野鳥達

こんにちは、GreenFielderです!

今からちょうど1週間前、フロリダ遠征(出張)最終日の5/11(土)に私は滞在先ホテルから、オーランド空港からの朝のフライトでバージニアへ向かう帰路につくのみでした。でも「ただ帰るだけではつまらん」。私はオーランド空港へのルート上に何か被写体になるような場所・モノが無いかiPhone地図で調べてみました。

そして、気になる場所がありました。それは"Lake Jesup" (ジェサップ湖)です。

Lake Jesup - Wikipedia

オーランド市の周辺は、とにかく湖や池が沢山あります。「フロリダの湖水地方」と言っても過言ではないでしょう(名付け親:私)。その中でも比較的大きく、ハイウェイである417号線が通過していく湖が、ここジェサップ湖なのです。

赤丸で囲った湖がLake Jesup、青丸がオーランド空港。

この湖の見どころなど何も分かってませんでしたが、以前この湖を跨ぐ橋を車で走った時に、橋の路側灯の一本一本にミサゴ (Osprey)が止まっているのを見て驚愕した記憶が鮮明で、ミサゴの写真を撮りたい撮りたいと思っていた私は、この湖をターゲットに決めました。

ターゲットが決まれば、後は「湖にどうやってアクセスできるのか」。上述の道路橋の前後には車を停めるところは一切ありません。なので一番近い出口で降りて、そこから最寄りの湖畔へのアクセスを調べてみました。すると、湖畔までアクセスできる道路の辺りに"Overlook Park"なるポイントがあるようです。

更に、「日の出日の入りマップ」で日の出時間と方角を調べると、この公園(と思しき場所)から、ちょうど道路橋越しに日の出が見えそうです。しかも道路橋にそこそこ近い位置なので、天気次第ながらなんとなく良い日の出写真も期待できるかも!

・・・あ、言い忘れてましたが出張に愛機OMD EM5 Mk.3と、換算28-300mmズームレンズ1本を密かに荷物に忍ばせておりました(忍ばせることができるほどのコンパクトサイズがMFT機の良いところです!)。

ということで、①日の出、②ミサゴ、をターゲットに、朝5時に起床して6時過ぎにホテルを出発、一路Overlook Parkへ向かいました。

一度湖を道路橋で渡ってすぐの出口で降り、2~3分走らせるとそのOverlook Parkに到着しました。しっかり駐車場もありましたが、日の出前の土曜日ということもあり、誰もいません。

そして、まず度肝を抜かれたのがスパニッシュ・モスの威容!

公園の様子。

このスパニッシュ・モス、日本名は「サルオガセモドキ」だそうです。サルオガセが地衣類なのに対し、こちらサルオガセモドキはパイナップル科の被子植物なんですって!

サルオガセモドキ - Wikipedia

このように、スパニッシュ・モスが垂れ下がる樹木はマイアミだと街路樹でもそれを見ることができますが、こちらのスパニッシュ・モスは、なんというか威圧感がありました。

そして、湖には桟橋状の見晴らし台が張り出していて、その足元の浅瀬には何羽かの水鳥が。

湖に突き出た桟橋と水鳥。

湖に佇むサギ。

これは期待できますね!そして上空には、ちょうど朝ごはんを探しているミサゴが沢山飛び回ってます!これも近距離で飛翔写真を撮れるチャンスかも?!

上空を飛ぶミサゴ。

白いサギはミサゴよりも更に沢山飛び回ってました。

水上を飛ぶサギ。

スパニッシュ・モスとサギ。

徐々に明るくなってきた東の空に向かってカメラを向けると、なんとも美しい、私の大好きな色合いの空が道路橋の向こうに広がっていました。

日の出前の空。

サギの飛翔も美しい。

そして、徐々に日の出が迫ってきて、空はえもいわれぬ色合いに。感動・・・。

日の出は近い。

そして、太陽が顔を出します。

日の出。

太陽からの照り返しの線も美しい。ああ、来て良かった・・・。

湖面に反射する太陽の光。

さてここからは、日の出前後に撮った、周辺の野鳥達のご紹介です!

フロリダ州でしか見ることのできない水鳥もご紹介します!

最初は日本でもどこでもおなじみのシラサギ系。

ダイサギ

きっとダイサギなんでしょうね。かなり大きかった。ダイサギは上述写真にもある通り、沢山飛んでました。

次はアメリカ南部にしかいない「ツルモドキ」(ええ、後から調べましたとも)。

ツルモドキ。

ツルモドキ#2

このツルモドキの親子がまた微笑ましかった!

貝を咥える親ツルモドキと幼鳥。

親の採餌に興味津々(笑)

そして次に、やたらと首の長い「アメリカヘビウ」。

顔と嘴は日本のウと似てるんだけど、首がやたら長い!だから「ヘビウ」なんでしょうね。

アメリカヘビウ。

羽を乾かす姿は確かにウの仲間ですね。

羽を乾かすしぐさは確かに日本のウと一緒。

最後に「シロトキ」。これもフロリダなどの米国南部にのみ生息している水鳥みたい。

シロトキ。

私にとっては「シロトキ」より「ピンクトキ」のほうがしっくりするくらい、ピンクの脚・顔・嘴が鮮やかでした。

シロトキ#2

そして、狙いだったミサゴの写真を撮れたのかというと・・・

撮れました!!!

・・・ボケボケの写真が・・・。

せっかくの「ミサゴが捕らえた魚を掴んで飛ぶ」シーンなのにブレブレ。。

こういう捕らえた魚を足で引っかけて飛ぶミサゴの姿をバシっと撮影したかったのに、この時は直前まで風景をISO64で撮っていたので、急にこのミサゴの姿を見つけて夢中でカメラを振って連射したのですが、、、残念です。。

それにしてもこの公園は小さいながらも豊富な水鳥と圧巻のスパニッシュ・モスは一見の価値ありだと思いました。

公園を去るころには地元の老夫婦がカメラをぶら下げて散歩をしていて、すれ違いざまに「どうだった?」と聞かれ「すごくナイスだった!」と答え、Overlook Parkを後にしました。

スパニッシュ・モスに覆われた木と湖。

圧巻のスパニッシュ・モス林。

この後、予定通りオーランド空港からワシントン・ダレス空港にて帰路についたわけですが、このLake Jesupも含め、フロリダ州の水鳥たちをもっと撮りたくなりました。これだけ湖が点在するオーランド、今後もきっと出張機会があるので、今度こそ「ミサゴwith魚 飛翔写真」をバッチリ撮るのを目標に再挑戦したいと思いました!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

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