こんにちは、GreenFielderです!
前回、素晴らしい星空を堪能した私は、そのままビジターセンターの駐車場で車中泊し、翌朝はトレッキングに挑みます!
(前回記事はコチラ☟)
1. 未明の喧騒
前日の夜に星空ハイクをした私は、そのままビジターセンターに駐車していたジープの中で、明朝6時の始発シャトルバスまで睡眠をとります。
翌朝、周囲の喧騒で5時には目を覚ましました。周囲を見ると、どんどん駐車場に車が入ってくるではありませんか!
このザイオン公園はとっても人気のある観光地で、私が仮眠していた駐車場は、昼間は常に満車になっています。なので、多くの観光客は駐車場スペース確保のために未明の暗いうちからどんどん到着してくるわけです。
私がこの喧騒で起き出し、出発の身支度をしている間にも、どんどん人が集まって、みんなシャトルバスのバス停に歩いていきました。
私がバス停に到着したのは始発の10分前でしたが、既に長蛇の行列!
まあバスは5分おきにやってきますので、並んでいる人数からすると2~3台目のバスには乗れるでしょう。スマホアプリのAllTrailsが立ち上がっているのを確認したりしながら時間を過ごします。
ふと夜空を見上げると、まだ空は暗く、はっきりとオリオン座が見えたので、急いでカメラを取り出してパチリ。手持ち撮影でもこのくらい星が写ってくれました(オリオン座が見えますか?)。
予想通り2台目のバスに乗ることができ、一路今回のトレイルヘッドである"Grotto"というバス停へ向かいます!
2. 出発!
約20分程でGrottoバス停に到着。大半の人は終点のバス停まで乗って、そこから"Narrows"という数百メートルの断崖の隙間を縫うバージン川の中を歩く名所に向かうのですが、ここGrottoでも結構な人数の方々が下車しました。
バス停からバージン川に少し下り、橋を渡ってWest Rim Trailのトレイルヘッドに向かいます。橋の上から上流方面を見ると、その先には有名な岩峰である"Angel's Landing"の上方が顔を出していました。
では、橋を渡ってから出発です!
以前の記事でも掲示しましたが、今回のWest Rim Trailのルートマップです。
Grottoバス停からバージン川を渡って上流に向かって歩き、Angel's Landing手前で一気に高度を上げ、トレイル中間地点の「Angel's Landing分岐点」からは更に奥へ進み、ザイオン峡谷の縁であるWest Rimに到達したら、折り返すルートです。
上流方面に歩いていくと、Angel's Landingが徐々に大きくなっていき、バージン川沿いの緑、両側に迫る岩壁、その向こうに徐々に明るくなりつつある空が。
この風景はとても美しかったです。
トレイルの西側には岩壁がそそり立ち、
東側のバージン川対岸にも大きな岩壁がそびえます。
そして正面にはAngel's Landing。随分姿が大きくなりました。
3. 急斜面を登る。
後ろからガヤガヤ声がしたので振り返ると、ガッチリした体格の体育会系女子たちが、コーチと共に速足で歩いてきました。
この体育会系女子軍団とは、この後もAngel's Landing分岐点まで抜きつ抜かれつとなりました。
さて、この辺りからトレイルは一気に傾斜を増します。九十九折の道をどんどん登っていくと、徐々にザイオン峡谷の見晴らしが良くなってきます。
だいぶ登ってきて美しいザイオン峡谷の眺望が広がってきました。
更に絶壁の途中をくり抜いたようなトレイルを登っていき、
このトレイルの絶景ポイントに到達!
このなんとも美しい峡谷の景観をしばらく見つめていました。
ここから先は、一旦谷間をトラバースするかたちになるので眺望はありません。ひたすら奥へ歩いていくと、再び九十九折の道が始まります。
そして、この九十九折具合が半端ない(笑)
ひたすら九十九折を登っていくと、Angel's Landing分岐点に到達します。
4. Angel's Landing分岐点
Angel's Landing分岐点では、峡谷北側の眺望が一気に開けます!バージン川の北側、すなわち上流部はどんどん谷が狭く急峻になっていきます。そんな狭い谷を縫うように走るバスルートも見えます。
そしてこの時間になって漸く朝日がザイオン峡谷にも当たろうかという雰囲気になってきます。薄明光線が見えてますね
この場所には、シマリスが沢山うろちょろしていました。きっと観光客が餌をあげるから人馴れしてしまったのでしょうね。。。
さて、日が徐々に高くなってきて、Angel's Landingにも日が当たり始めました。
背後にある大岩壁にも日が当たっています。
ちなみに、Angel's Landingは現在一日での登山者数が制限されています。これはCOVIDから始まった制度のようですが、オンラインで前日までに応募し、抽選で当たれば登れる、というものです。
私は過去に登ったことがあるので、今回は元々登る予定にしていませんでしたが、分岐点で会話した男性が、「俺は複数のパスを持っているよ。1つあげようか?」と言われつつ丁重に断り、West Rim方面に向かうことにしました。
5. West Rimへ
さて、ここまではかなり多くの観光客、ハイカーがいましたが、ここからWest Rimへ向かう人はぐっと減ります。分岐点から少し歩くと、そこは砂浜のようなトレイルになりました。
これはこの地点の地層であるサンドストーン(砂岩)帯の岩が風化して、再び砂に戻っていったものと思われます。
なんとなく、山梨県の日向山の山頂付近に似てますね(確かさん太さんが最近登ってましたね)。
南アルプス前衛・日向山に登ってきました【天空のビーチ】 - sunsun fineな日々
ではどんどん行きましょう!
ミルフィーユのような薄いサンドストーンが幾重にも重なった岩を見ながら先へ進みます。
するとその先に絶景の予感がする箇所を発見して寄り道してみました。すると、やはり素晴らしい眺望!
先程見えた上流側の峡谷より更に上流側の峡谷です。せっかくだから自撮りもしておきました。
下流側にはバージン川の向こうにAngel's Landingと、更にその奥に白く巨大な岩塊、"Great White Throne"がそびえてます。
どんどん行きます!
この辺りからメインのザイオン峡谷とは違った景観が広がり始めます。
なるほど、この辺りだと谷というよりはやはり「山」のように見えますね。
この辺りでは既に直射日光に晒されています。空気が乾燥していて、陽射しが肌に痛い。。更に奥へ進むと、再び谷間の岩のトレイルを歩くルートに。
前面に巨大な岩壁が出てきましたが、ご心配なく。ここを攀じ登るわけではなく、ここから折り返します。
この辺りでは、私の足が前に出なくなってきました。やはり体力の衰えを感じるなぁ。。それでも再び視界が開けて気分は上がります。
そこから更に数百メートル歩いて、目的地のWest Rim指定キャンプサイトに到着です!
6. 復路
このキャンプサイトはWest Rimのゴール地点より少し奥に進んだところにあるため、他のハイカーは入ってこず、ここで静かに鳥の囀りなどを聞きながら昼食を摂り、ゆっくり休憩した後、下りを開始します。
再び雄大な景色を見ながら来た道を戻ります。
登りでは気付かなかったけど、☟は雲取山へ向かう途中にある「ダンシングツリー」とイメージが重なります。
雲取山のダンシングツリーはどんなものかは以下のさん太さんの記事をご覧ください(さん太さん:勝手に記事引用してすみません)
【奥多摩・奥秩父】初冬の雲取山〜飛龍山を縦走してきました––1日目:鴨沢から雲取山荘へ - sunsun fineな日々
更に歩いていくと、遠くに見える岩の出っ張りが何かにみえるような・・・。
あ、そうそう、安達太良山の「アレ」だね!
更に下っていくと、1本だけ枝が垂直に伸びた植物が。これは、足尾山地にある例の「波平ピーク」みたいな。。
ここは別のはてブロの方でさん太さん繋がりで知った3PEAKSさんの記事で「波平ピーク」ご参照ください(3PEAKSさん:勝手な引用すみません)。
その後もどんどん歩いて、すごい形状の岩塊を眺めたり、
Angel's Landingからつながる"Organ"という、薄っぺらい岩屏風も鑑賞しつつ、
再び個人的ザイオン絶景ポイントを堪能しつつ、
無事に下山したのでした!
本当はその後Narrowsも歩こうかと思ったのですが、川の中を歩く用意も無いし、結構疲労もあるし、ということで、今回はおとなしくザイオンを後にすることにしました。
この日のAllTrailsの軌跡は☟の通りです。
7. St. Georgeの夜空
その後ビジターセンターに戻り、ザイオン国立公園を後にした私は、そこから車で1時間弱のSt. Georgeという町のホテルに入り、シャワーを浴びて少し眠りました。そして、その夜には星空が見えないかと少し町から離れたところまでドライブしてみました。でも、雲が多くてあまり星空は見えず。。そんな中でも、ジープを副題に撮影したのがコチラ☟
あまりはっきりと星は写ってませんが、まあこれで良しとしましょう(笑)
ホテルで一泊した翌日は、ラスベガス方面へ戻り、フーバーダムを訪問します!
最後までご覧頂きありがとうございました!
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