山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

ロングアイランドへ小旅行① 〜ジャマイカベイ野生動物保護区〜

こんにちは、GreenFielderです!

未だに出張継続中。。。出張期間中の週末の出来事は帰国してからしっかり写真現像して記事を作ろうと思ったけど、数週間前のことを記事にしようと思っても、その時の新鮮な感覚が薄れてしまうので、もう記事化しちゃいます(笑)

時は1週間ちょっと前の5月27日。どこか自然溢れるエリアを訪れたいと思い、ネット情報を漁りました。

私がニューヨーク情報として参考にしているのが以下のブログです。

mikissh.com

ニューヨーク在住の日本人の方で、あまり情報に偏りがなく、でも野鳥記事などもアップされているので、私にとってはドンピシャなブログです(笑)

そのブログの中で紹介されていたものの一つが、「ジャマイカベイ野生動物保護区」です!

 

1. ジャマイカベイ野生動物保護区とは

ここは、ロングアイランドでもマンハッタンに程近い南岸側にある湾で、湾の奥にはJFK空港がある、と言えば分かりやすいでしょうか。湾の中にある島が野生動物保護区となっており、その中には自然観察路が整備されています。

上記のブログの中で、野鳥もたくさん見ることができる、とあったので、俄然行く気になりました(笑)

中でも、観察路からOsprey(ミサゴ)の営巣も見ることが出来るとのことで、期待が高まります。

ちなみにオスプレイ」が「ミサゴ」だって知ってました?私は野鳥に興味が向くまで知りませんでした。日本人の多くは、オスプレイと言えば世間を騒がせる米軍のヘリコプターをイメージするのではないかと思います。あのヘリの姿とミサゴの容姿は似ても似つかないんですけど、どうして「ミサゴ」と名付けられたんでしょうかねぇ。。

このロングアイランド界隈で、一時ミサゴが個体数を減らしてしまったようですが、近年は保護活動もあり、個体数が戻ってきているそう。保護団体のサイトでは、ロングアイランド内のミサゴ営巣地がどこにあるか分かるようになってます。

 

2. 行き方&マップ

どこからアクセスするかはどこが起点かによりますが、ニューアーク空港付近に滞在している私の場合は以下のように向かいました(最安値ルート)。

①Newark Penn Stationからパストレインで終点World Trade Centerへ。

②最寄りのChambers Street駅に移動して地下鉄A/C線の「Far Rockaway行き」に乗る(AかC、どちらかが鈍行、どちらかが急行)。

③Broad Channelで下車、15分程歩いてビジターセンターへ。

また、この最後の徒歩行程が嫌な方は、A/C線がFar Rockaway方面へ分岐するRockaway Blvd.駅からメトロのバス(52番または53番)に乗れば、ビジターセンター目の前のCross Bay/Wildlife Refugeまで行けます。

地下鉄だけ(または地下鉄とバスだけ)で手軽に行ける自然保護区です。

マップは以下の地図をご覧ください(トレイルがある南半分のみに切り取っています)。

 

3. ジャマイカベイ野生動物保護区にて

最寄駅から歩いて15分くらいでビジターセンターに到着し、窓口の感じの良いスタッフから簡単に保護区の説明を受けました。「ミサゴの巣が有るんでしょうか・・」と聞くと、"Absolutely!"と即答!

・・・私にはアメリカ人の"Absolutely"は、7〜8割程度と割り引いて考えるクセがついております(笑)

まずはビジターセンターを出て、西側の池("West Pond")の周遊コースを歩きます。歩き始めてすぐに、様々な野鳥の囀りが。

そして、ふと茂みの中を見ると、黄色い物体が動いてます!

この鳥、アメリカムシクイ科の鳥で「オウゴンアメリカムシクイ("Prothonotary Wabler")」と言います!日本にも黄色い鳥はいますが、こんなレモン色の鳥は初めて見ました!

ちなみに、アメリカムシクイ科の鳥達は渡鳥で、ちょうどこの時期にメキシコや米国南部からカナダに向かって移動していく途上なのです。このエリアに限らずいろんなところで沢山の種類のアメリカムシクイを見ることができました!日本にはいないアメリカ大陸特有種なので、アメリカムシクイ特集」は帰国後に別の記事で紹介します!

 

いきなり「幸運の黄色い鳥」(?)を写真に収めることができ、幸先の良いスタートが切れたので気分上々で歩きます。アメリカムシクイ以外にも、いろんな種類の鳥達が遊歩道の両側の木々にいるのが確認できました。

ツバメとか、

カージナルとか、

???とか、、

????とか、、、

・・・遠くにいて愛機最大望遠ではこの程度でしか撮れず、鳥名判別もできませんでした。。

ちょっと脇の小径に入っていくと、新緑に囲まれた林なども有って、植生は多様です。

そしてトレイルの幹線はこのような立派な道です。

歩いて程なく、ミサゴの営巣が見えてきました。

これ、最大望遠で撮影して更にトリミングしてもこの程度の大きさにしか見えません。そのくらい遠くに有りました。が、カメラのデジタルズームなどを使って見てみたら、巣の中でミサゴの幼鳥が動いているのが分かりました。親鳥が飛んでくるシーンが撮れないかと20分ほど眺めてましたが、全く現れる気配が無く諦めました。。

暫く歩くと、West Pondの向こうにマンハッタンのビル群が。

そして近くには、ホオジロみたいな鳥が一生懸命囀ってました。

West Pond内にはカモメ類もいて、

外海との間を飛び交っていました。

トレイルの中間地点くらいまできたら、マンハッタンに最接近。と言っても遠くに見えるだけですけどね(笑)

そしてここにも多様な鳥達がいました(鳥名は後でゆっくり調べて現像後画像と共に帰国後ご紹介したいと思います)。

トレイルの脇にはお花も咲いていて綺麗でした。

そして、最後に再び幹線から外れて林の中を歩く小径に入ると、なんと先程見ることができなかったミサゴが木に止まっているではありませんか!

ミサゴが水中に飛び込んで獲物を捕らえるシーン、いつか写真に収めてみたい。

 

その後無事にトレイルを一周し、その後East Pond側の短めのトレイルも歩いて、帰りは目の前のバス停からバスに乗り、帰途に付いたのでした。

 

マンハッタンからこんな近くにこんなに自然があるとは!という感じでした。皆さんもニューヨークに出張・旅行されましたら、是非ジャマイカベイ野生動物保護区でのウォーキングやバードウォッチングも検討してみてくださいね。おススメです!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!