山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

カテーテル手術を受けました。

こんにちは、GreenFielderです!

唐突ですが、昨日カテーテル手術を受けました。

一見唐突そうで、実はそうでもなかったりします(笑)以前、↓のように、医療系の記事2つの中で、私の病歴について触れております(特に「第二回・・・」の記事)。

onedayhike.hatenablog.com

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以前からずっと継続している脳梗塞の原因究明ですが、3ヶ月の経過で不整脈は全く出ず、最終的に「血の淀みを伴った静脈血が心房間の壁の穴(卵円孔開存+心房中隔欠損)から左心房へ入り込み、脳に至る」可能性に絞られました。

・・・正確に言うと、「それくらいしか脳梗塞の原因が思い付かない」ということです。まぁ成人病因子で溢れているような人よりはよほど健康体である、ということです(笑)


これに対する治療法として主治医からは以下3つがオプションとして挙げられました。
①開胸手術で卵円孔開存のみならず、広範囲に散らばる心房中隔の穴を全て塞ぐ
カテーテル手術で卵円孔と周辺の大きめの穴を塞ぐ(但し薬の併用もあり得る)
③手術はせず、薬を飲み続ける
そして、2月の主治医との面談で、②のカテーテル手術を申し出たのです。脳梗塞再発リスクの低減効果と手術そのもののリスクとを勘案して出した結論でした。
早速主治医がスケジューリングしてくれて、手術予定が4/10(つまり昨日)に決まりました。
その後、手術があるからと言って何か生活に制限があったかというと、そんなことはなく、普通に海外出張に行ったり、休日は山を歩き回る生活をしていたのは、これまでのブログ記事にてお分かり頂けると思います。そして、手術前日に入院したわけですが、入院の前の日にはジョギングもしました(前回記事参照)。

 

さて、あらためて②の手術内容につきおさらいします。

・・・私が色々書くより↓を見て頂いた方が分かりやすいと思います(笑)

三井記念病院 卵円孔開存が原因の脳梗塞に対する治療法 PFO 経皮的卵円孔開存閉鎖術

この手術、全身麻酔で行うのですが、私は生まれてこの方全身麻酔をやったことが有りませんでした。そして、初めてのことには恐怖がつきまといます。だって、意識を失うんですよ?「気付いたら手術終わってますよー」と看護師さんは笑顔で言いますが、でもそれって「気付かずに死んでしまう」可能性もあるってことですよね?!

手術自体への不安より、そのことばかりが気になりました。。

で、ビビりながらも全身麻酔を受けた体験談をここで一つ。

まず、手術台で準備が整うと、麻酔医が「今から入れますよー」と声を掛けて、点滴針経由で麻酔薬が投入されます。それが血管に入ってくるのを感じて数秒後に、頭と体がピリピリしてきます。してきたな、と思った次の瞬間はもう手術後で、麻酔が切れてました。私は右足付け根の静脈からカテーテルを入れたのですが、その箇所はがっちりテープに巻かれてあまり痛みは有りませんでした(まあ立って歩くと痛むのでしょうが・・)。むしろ、手術中に口から挿入されていた経食道心エコー(胃カメラのような形状)による喉の痛みの方が強く感じられました。

9時に処置室(手術室?)に入り、病室に戻ったのは11:30と、手術自体はあっさりと終わった(あっさり終わらせてくれた手術チームの皆様には感謝しかありません)のですが、辛いのは前日夜からの絶食と当日早朝からの絶飲。絶飲後初めて飲んだお水と、絶食後初めての食事となる病院食(基本美味しいものではない)が、めちゃめちゃ有り難く、美味しく感じられました。この絶食絶飲は全身麻酔の場合必須なので、致し方なしです。。

もう一つの「初体験」は「ベッドで寝ながら用を足す」こと。・・・詳しくは書きませんが、ベッドに横になったまま「出す」という行為は、なんとなく背徳感が有りました。。

 

あと、今回新たな気付きが有りました。それは、カテーテル手術だと内科医がリードする」ということ。私は主治医の内科医は、きっと外科医とチームを組んでいて、手術の時は外科医が出てくるものだと思っていたのですが、違いました。手術室で主治医が手術着で出てきた時はちょっと驚いてしまいました(笑)私の中で、「手術=外科医」と思ってましたが、内容によるんですね。

 

昨日(月曜)手術して、明日(水曜)には退院です。ちょっと前なら、「心臓の壁の穴を塞ぐ」なんて言ったらそれこそ大変な手術だったと思うのですが、それが今では3泊4日で退院できてしまう。医療技術の進歩は凄まじいですね。

ただ、そんな先端医療の恩恵に預かれるのはラッキーなんだとも思っています。例えば↓のブログを読んで頂ければ分かりますが、離島などでは限られた医療リソース(ヒト・モノ)の中で救命医療対応をしています。

remoteisland-urban-famdr.hatenablog.com

そういう意味でも、今回このような手術ができたことに感謝しつつ、一日も早く日常に戻れるようにしっかりリハビリしたいと思います。

 

最後までご覧頂きありがとうございました!