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アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

【雑感】会社人生を左右する上司の一言。

こんにちは、GreenFielderです!

今回は、会社の先輩との何気ない立ち話から思ったことを書いてみたいと思います。

 

私がまだ入社3年目の頃(もはや20年以上前!)に同じ部署にいた先輩(今は別の部署)がふらっと私の部署があるフロアに来たので立ち話をしました。

過去の中東建設プロジェクトが話題になった時、その先輩がボソッと言いました。

「実はあの案件は△△さん(当時の二人の上司)に言われた『〇〇(私)が他の案件で忙しいからお前が初動対応をやっといてくれ』という一言から始まってるんだよ。」

この先輩は、当時私が他の案件で忙しい中、私の「代行」というノリで当時の課長さんの指示を受け、そのとある中東案件に関わり始めたのでした。先輩も当時は片手間にやっていたのが、どんどん深入りしてしまい、その後その中等案件を受注。そこから先輩の10年を超える長い中東の歴史が始まり、今や「中東案件のエキスパート」と言われていて、中東事情に精通する人としては社内で右に出る人はいないというほどに。

そんな人の経歴の端緒が、上司の当時のそんな軽い一言だったとは!(しかもその一言に私が絡んでいたとは!)

 

そう言われて、自分はどうだったかとふと考えました。

私が米国プロジェクトに計8年従事したのは最初の記事に書いています。

onedayhike.hatenablog.com

そのきっかけも、実は一人の先輩の一言でした。私がとある米国案件の受注に奔走し、めでたく受注が決まった時、その先輩は米国の別の案件に従事していたのですが、その先輩から電話がかかってきて、こんなことを言われたのです。

「〇〇ちゃん(私)、もう俺は他の案件で手一杯だから、〇〇ちゃんを現地に派遣してもらうよう上に頼んどいたから、ヨロシクね!」

まだ長男が1歳だった私でしたが、二つ返事で「分かりました!」と答えたものでした。当時は米国でプロジェクトに携わることが夢だったので、嬉しかったのでしょう。その後プロジェクト現地での凄惨な体験をするとは夢にも思わず。。

その後、その案件は苦しみながらも工事が完了して無事帰国となったのですが、当時の知見を買われてその後も米国案件の受注活動に従事、次に受注できた案件でも「プロジェクト現地駐在」に指名されて、一層困難を伴うプロジェクトに従事することになったのです。

この工事も何とかお客さんに引き渡して帰国したのですが、幸か不幸かずっと米国案件を担当して今に至ります。

最初に登場した先輩とは、その間全く別の地域でそれぞれ苦労をし、全く別の経験を積んで、それぞれの今が有ります。

そんなふうに、会社でのある人の一言が、その人の会社人生を大きく左右するってことがあるんだなー、と感慨深いものが有りました。

そして、ふと我に返ると、自分が若手達に発する一言が、彼ら・彼女らの会社人生を左右してしまうかもしれないんだな、と思い、身の引き締まる思いでした。

皆さんはそんな経験ありますか?いや、きっと有りますよね?

他の方のブログでも、とある一言が人生に影響を与えた、という記事が有りました(ちょっと「一言」の意味合いは違いますが)。

guru2-neko-otoko.hatenablog.com

きっと人間ってコミュニケーションを通じて人生を変えていくものなのだと思います。生まれながらの運命は無い。運命は人との繋がりでいかようにも変わっていってしまう、変えていけるものなんだと思います。

 

・・・と、珍しく人生に思いを馳せてみました!

 

最後までご覧頂きありがとうございました!