こんにちは、GreenFielderです!
皆さん、「IATA空港コード」ってご存知ですか?
飛行機(特に国際便)に乗ったことがある方なら一度は目にしたことがあると思います。例えば、成田はNRT、羽田はHND、関空はKIX、などです。
この3つのアルファベットを使ったコード、空港によっては非常に分かりずらいのですが、例えば、あのディズニー・ワールドやケネディ・スペースセンターなどの玄関口で、米国・フロリダ州にあるオーランド国際空港のIATA空港コードは「MCO」です。
これだけではMCOのアルファベットの出所が分かりませんよね?
私は仕事柄、空港関係の記事を"Google Alert"を使ってチェックしているのですが、週末にヒットした記事の中に、以下の記事(寄稿文)がありました。
www.themeparktourist.comこの寄稿文の中で、「MCO」の由来が説明されています。英文記事ですが、その他の情報も面白いので是非読んでみてくださいね!
一応由来を説明しますと、オーランド空港は元々は米軍基地だったんです。1942年当初の名前は"Orlando Army Air Field No.2"。翌年には"Pinecastle Army Base"に改名されました。
この時点でもまだMCOの名前は出て来ません 笑
1950年代に入り、その空軍基地での事故により亡くなった、Michael Norman Wright McCoy大佐にちなみ、基地名称が"McCoy Air Force Base"に改名されました。
そう、この"McCoy"こそがMCOの由来だったんです!
そして、気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、このMcCoyに基地名称が改名される前(1947年)に、米軍は陸軍(Army)の一部であった航空部隊を空軍(Air Force)に分離独立させたのです。
その後、空軍基地と民間航空との併用を経て、1971年のディズニー・ワールドの開業による民間旅客の急増と、ベトナム戦争終結による米軍の組織整理の流れから、同空港から空軍は完全撤退し、1975年に現在の名称である"Orlando International Airport"に辿り着いたのです。
元空軍基地だった名残りは幾つか有ります。一つは空港の脇に展示されているB52爆撃機、もう一つは空港内にあるホテル「ハイアット」にあるレストラン「McCoy」。もしオーランドを訪れる機会があれば、立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
ちなみに、このMcCoy大佐、英語では"Colonel McCoy"となります。このColonel、そのまんま「コロネル」と発音してはいけません!英語発音では「カーネル」が正しい(Lincolnを「リンカーン」と発音するのと同じ)。そう、あのケンタッキー・フライドチキン(KFC)の「カーネル・サンダース」とは、「サンダース大佐」だったんです!
・・・と言いたいところですが、実はそうではなく、ここでの「カーネル」はKFC創業者であるサンダース氏にケンタッキー州が与えた名誉称号である「ケンタッキー・カーネル」から来ています。一応サンダース氏は米陸軍に籍を置いたことはあるようですが、一兵卒で軍歴を終えています。
如何でしょう?一つの記事からいろんなことが学べますよね!
飲み会や女子会の小ネタに如何ですか?!
なお、「オーランド空港=MCO」以外に面白いIATAコードの由来を持つ空港を列挙しておきます。
1. シカゴ・オヘア空港=ORD
2. トロント・ピアソン空港=YYZ
3. ニューオーリンズ・ルイ・アームストロング空港=MSY
皆さんは分かりますか?
正解と解説は次回の記事で!
最後までご覧頂きありがとうございました!