こんにちは、GreenFielderです!
今日は一日雨。山にも行けず、公園での写真散歩も気が乗らない・・。
今日は近所の買い物以外は家でダラダラする日かなー、と思っていたのですが、買い物で家を出たら、意外と被写体になりそうな風景があり、カメラを手に再び外出して歩いてみました。
最初に気付いたのが、風雨にさらされながらも1枚だけ枝にしがみつく赤い葉っぱ。
冷たい風雨に打たれる赤い葉っぱを見て、小学生の道徳か何かで読んだ「最後の一葉」というお話を思い出しました。
オー・ヘンリーの短編小説。
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画家の女性が肺炎を患い、生きる気力を失って、ベッドの窓から見える向かいの建物の壁に張り付く枯れかけの蔦の葉の枚数を数え、「全ての葉が落ちたら自分の命も終わる」と考えます。
最後の一枚を残して蔦の葉は散り、その日の夜に激しい風雨がありました。次の夜も。でも、最後の一枚はまだ残っています。それを見て生きる気力を取り戻した女性の画家は全快します。
しかし、その後、最後の一葉は、実は女性画家の状況を知った老画家が、最初の暴風雨の晩に夜を徹して描いた絵だったのです。そしてその老画家は、絵を描いた2日後に肺炎で亡くなっていたのです。
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この話は、「最後の授業」と合わせて小学生の頃に強く印象に残ったお話です。
だから、と言うわけではないのですが、今度は蔦の葉の彩の移ろいが素敵だったので切り取ってみました。
意外と近所にも被写体はあるものだなぁ、と思いながら、更にウロウロしてみると、雨の効果なのか、なんとなく葉っぱの彩が映えてる。
ほんの数分歩いただけでこれだけ撮れました。雨の日も外を歩いてみるもんですね。
ここまで歩いてきたら、今度は柵の向こうが騒々しい。鳥たちが木々を飛び交いながら、忙しなく鳴いています。かなりの鳥たちがいるのが分かります。
ここでまた「野鳥撮影熱」が沸いてきます(野鳥撮影できるスペックのカメラではないのですけれどね)。
まず、ムクドリと思われる鳥たちが柵の向こうで地面の木の実を探しています。ゆっくり近づいてみましたが、あっさり気付かれて一気に電線の上に飛んで行かれてしまいました。。
柵の向こうの高ーい木の中には沢山のヒヨドリとオナガがいる感じです。
「下の枝まで下りてこないかな・・・」と、寒い中傘をさして柵の脇に突っ立ってみました。
ふと見上げると、比較的低い電線に止まる大きめの鳥。もしかしてハト?!
縮こまっていて、ハトの体型に見えましたが、おそらくヒヨドリ。
そして少し場所を移動して更に突っ立っていると、なんとなくオナガの止まる木の枝の高さが下がってきたような?!
更にジッとしていると、また少し高度を下げてきました。しかもかなりの数のオナガがいます。
そして、オナガ最接近!!
・・・というところでカメラのバッテリー切れを示す赤い点滅・・・。
ウルトラマンかいっ!
でも、雨の日でも十分楽しめた写真散歩でした!
最後までご覧頂きありがとうございました!