こんにちは、GreenFielderです。
前回の志賀高原山歩きその①からの続きです。
(前回記事はこちら!)
美しい大沼池を巡った後、赤石山・奥志賀山に登ったお話です。
【赤石山】
大沼池のほとりにあるレストハウスで休憩し、いざ赤石山へ向かって出発です!
この赤石山は、奥志賀山と同様に「大沼池を見下ろせる展望台」です。
朝の状態だとガスも薄く、赤石山山頂が大沼池から見えていたので、展望に期待しつつ登山道を登ります。
尾根に乗るまでは結構急登です。しかも、濡れてて滑ります。。
リズム良くグングン登っていくと、すぐに息が切れます。これって加齢のせいなのか・・と最近自分の衰えが悲しくなります。。
息は切れても着実に高度を稼ぎます。すると、遂に赤石山の頂上が視界に入りました。
中々岩岩した山頂です。
やがて稜線に乗り、忠右衛門新道との分岐に到達、赤石山山頂方面へ進路を取ります。
ここでも紅葉が美しい。
そして、山頂手前の登り。
この岩と紅葉がいい感じ。
そして振り返ると、今まさにガスに飲み込まれようとしている忠右衛門新道の稜線が。
そして、こちらもガスに飲まれつつある大沼池が見えました。
「このままだと山頂では何も見えないかもしれない。」
慌ててシャッターを切ります。
これが大沼池を綺麗にとらえた最後の写真となってしまいました。。
山頂に到着する頃には当たり一面真っ白に。
でも、少しガスが晴れると、そのたびに山頂付近を沢山の小鳥たちが飛び交います。
またガスが掛かると飛ばなくなる。。
これって飛び回ってて仲間の鳥と衝突しないようにしている、ということなのかな?
ガスの合間から見えた山頂からの景色。
結局ガスの一進一退のあと、完全にガスに包まれてしまいました。。
【忠右衛門新道】
昼食を取ったりして30分以上頂上に滞在するも、ガスが晴れないことを確信して行動を再開します。
次なる目的地は、忠右衛門新道を通って四十八池、更にその先にある奥志賀山です。
忠右衛門新道は、遠くから見るとなだらかな稜線なのですが、実際はそれなりにアップダウンが有ります。更に、先程以上のグチャグチャな泥濘が多数有り、歩きにくいことこの上ない。
予想以上の泥濘の深さに、登山靴がどっぷり漬かってしまうことも。。おかげで登山靴の隙間から泥水が沁みてきて、これが気持ち悪い・・。
でも、登山道の周辺では沢山の野鳥たちが大きな声でさえずりながら忙しそうに飛んでは枝に止まり、を繰り返しています。
そして、飛んでいる鳥たちの羽音が「ブーン」と聞こえます。こんなことは今まで経験したことがなく、羽音とさえずりに耳を傾けながら、退屈することなくこの泥濘の道を歩くことができました。
その後四十八池への下りに。ここで草刈り機の騒音と刈り取られた草が発する匂いが周辺に漂います。
下っていくと、草刈りをするお二方。「お疲れ様です!」と声を掛け通り過ぎていきます。こういう方々によって、山奥の登山道も整備されているのだな、と感謝しつつ。
【四十八池】
草刈りの方々にお会いしてほどなくして、四十八池の入り口に到着します。東屋があり、そこでシニアなご夫妻が休憩中。その奥様から声が掛かります。
「ここから四十八池の端まで行って帰って来るのにそんなに時間は掛からないですか?」
「私も今回この道を歩くのが初めてなので不確かですが・・、おそらく20分くらいですかね?」
少し霧雨が降り始めていたタイミングで、その先へ進むのを躊躇していたのかな、と思いつつ、先へ進みます。
既に当りは霧が立ち込めていて、幻想的な雰囲気の中、木道を歩きます。
木道の間に真っ赤な葉っぱも。
そしてあっという間に四十八池の反対側の入り口に到達してしまいました。
【奥志賀山】
四十八池を抜けると、おもむろに鳥居が現れます。
この鳥居をくぐると奥志賀山への登山道となります。
後半はかなりの急登!周囲は完全にガスに包まれて、虚無の中を黙々と歩きます。
そして、山頂らしき開けた尾根に出ましたが、あたりは真っ白。。
さらに進むと、森の中にポツンと祠が有りました。これが志賀山神社?
まずはお参りして、周囲を見渡しますが、これ以外に神社らしきものは有りません。展望も無いので諦めてそそくさと戻ります。
実は、このガスの状況で奥志賀山はスキップしようかとも考えていたのですが、私が志賀高原に行く、と話した友人から、「志賀神社も行くんでしょ?」と言われていたのを思い出して登ったのでした。
まあ、一応登った証拠は得ることができたかな? 笑
【下山】
奥志賀山からは、ノンストップで大沼池まで下ります。だって、何も見えないんですもの。
大沼池もガスで全く見えないのですが、途中に朝見た朱い鳥居まで行ける道を見つけて、とりあえず行ってみます。
するとそのタイミングだけガスが晴れたのです!
何とか雰囲気の良い写真も撮ることができました。その後また池はガスに埋もれてしまいましたが、一瞬でも風景が見れたことに感謝しつつ、再びレストハウスに戻り、カップ麺とコーヒーで暖をとりました。
そして、駐車場に向かい、行動再開!
朝美しい景色を拝んだ池のほとりでも、ここまでガスが。。
更に林道を歩いて、無事駐車場へ到着しました。
後半はガスに包まれた残念な景色ではありましたが、それでも志賀高原の独特の空気感を感じられて、下山後も爽やかな気分で志賀高原を後にしました。
ここからは峠道をひた走って、軽井沢へ向かいました。
志賀高原はきっと紅葉シーズンでなくても別の顔を見せてくれると思います。またここに戻って来たい、そう思わせる素敵なエリアでした。
皆様も、是非この志賀高原の深山を歩いて、癒されてみてくださいね!
最後までご覧頂きありがとうございました!