こんにちは、GreenFielderです。
前回の「その①」に続く浅間山登山の第二回(その①はこちら!)。
今回はトーミの頭から草すべりを下り、前掛山を往復するルートでのお話です!
【前掛山へ】
激寒のトーミの頭から少し下ったところで休憩するも、益々寒くなるばかり。。早々に次の目的地に向かうことにします。
元々の計画では、まず外輪山を縦走してからJバンドを下りて前掛山へ向かうことにしていましたが、よく考えると朝の時間帯は外輪山からの前掛山方向は常に逆光。せっかくの「浅間山プリン」が綺麗に撮れないのは面白くないので、先に前掛山に登り、その後Jバンドから外輪山の稜線に上がって縦走するコースに変更します。
なので、まず「草すべり」を下ります。
草すべりは、ほぼ「壁」の斜面をジグザグに下っていく感じ。道も滑りやすそうなので、慎重に下り始めます。下っていくと先程の寒風は無くなり、穏やかな朝の光を浴びて気持ちよく歩けます。しかも、途中の景色が素晴らしい!
横にはトーミの頭の絶壁!
更に外輪山も一望!
そんな景色を眺めながら、あっという間に底部まで下ります。
そこにも絶景が!
写真撮影が捗って仕方ありません 笑
いつまでも留まっていると行程が進まないので先に向かいます。
そして、この辺りでグローブを道端に忘れてきてしまうという失態を犯していたことに、この時は気付いていません。。
更に進んで火山館の分岐を前掛山方面へ。
ここでも道中で被写体が溢れていて前に進めません 笑
そして、緩やかに登っていくと、賽の河原分岐を経て、いよいよ「黄金の道」に突入!
・・・と、ここまで来て、グローブを忘れたことに気付きます。なんてこったい。
そして、おもむろに引き返します。この時間ロスを恨みながら。
戻る途中、何人かのハイカーとすれ違います。表向きは、「こんにちは!」と挨拶しながら、怪訝そうな目は見なかったことにして 笑
火山館分岐ではシニアなご夫妻とすれ違いました。
こちらにも軽快に挨拶をして、そそくさと来た道を引き返します。
そして、予想していた場所にグローブは有りました。これを握りしめて再び黄金の道へ向かいます(時間ロス:30分)。
さあ、気を取り直して前掛山へ登り始めます。
振り返れば外輪山。
そして、シェルターを通過して前掛山最後の登りへ。
活火山らしい荒涼とした異世界がそこには有りました。
そして遂に前掛山登頂!
目の前に、剣ヶ峰と八ヶ岳連峰。
その横には西上州の山並みが。いずれこちらにも赴くことになるでしょう。
なお、予想はしてましたが、前掛山山頂も暴風が吹き荒れ寒い!
早々に引き返します。
視線の先には四阿山。こちらにも登りたいな。
先程通過したシェルター付近で一本取ります。
そこで、おにぎりを頬張り、コーヒーでくつろいでいると、隣のシニアなご夫妻からお声がけが。
「お兄さん、さっき下の方ですれ違った方ですよね?」
「(う、バレてた・・)はい、そうですよ。」
「いやー、あんな時間にもう下山したのかと思ってましたよ」
「いや、実は・・」
と、グローブ忘れにつき白状します 笑
「なんだ、そういうことかー!お兄さん、高峰高原に車止めてましたよね?」
「はい、そうなんです。あ、あのワゴンがお二人の車でしたか?」
「そうなんですけど、車坂峠からだと草すべりを登り返すのが大変だって聞いて、浅間山荘口に車で下ってからここまで来たんですよ」
「なるほど、それは大変でしたね。」
すると、横から奥様が、
「この人もう78だから、難しいところは無理なのよ。お兄さんみたいに健脚じゃないから。」
なんと、78歳!
そんなお年で登山を楽しめてるのは、凄く幸せなことですよ。私の父は最近足を悪くして歩くのも苦労しているのに。。
「そんなお年でここまで来れるのはすごいですよ!帰りの道中もお気を付けて!」
そしてお二人は先に下山に向かいます。その後私も追いつきましたが、下りでも写真撮影が捗り、再度追いつくことはありませんでした。78歳にしては十分健脚ですよ 笑
賽の河原分岐へ辿り着くまでにも被写体は溢れてます。
漸く賽の河原分岐を経て、賽の河原に入ります。
浅間山が活火山であることを生々しく伝える大きな火山弾。こんなのが降って来たら、と思うと、2014年の御嶽山噴火で亡くなった犠牲者に思いを馳せないわけにはいきません。
以下に当時被災した方の生々しい証言を掲載しておきます。活火山への登山には、他の山とは違うリスクがある事を教えてくれます。
ここからいよいよ外輪山の尾根を目指してJバンドを登ります!
その後の話は次回、「その③」でお話します!
最後まで読んで頂きありがとうございました!