山と写真と毎日と

アラフィフのおっさんが趣味の登山・写真・日常を綴るブログ。

浅間山に登って来ました。その①~槍ヶ鞘からの美しいご来光

こんにちは、GreenFielderです。

先週は丸々会社のお休みを取得することができ、フルに、有意義に活用することが出来ました。そのためもあって、このブログも先週中は「行ってきます」の後、一切更新しておりません 笑

平日休みの前半は自分のための山旅、後半は両親との温泉旅行です。

その中で、今回は前半の山旅の一日目、浅間山登山のアプローチ、ナイトハイク、日の出までの様子をお伝えしていきます!

 

浅間山

浅間山群馬県と長野県に跨る、大きな山容を持つ単独の活火山です。

活火山ですから、火山活動の状況により警戒レベルが変わり、警戒レベル次第で入山可能地域も制限されます。今は幸い警戒レベルが最も低い「レベル1」なので、中央火口丘のすぐ脇にある前掛山まで登れますレベル2になると、前掛山は入山禁止となり、更に外側の、黒斑山などの所謂「外輪山」までしか登れなくなります

活火山である以外にも様々な特徴が有りますが、私の個人的な関心事は、浅間山プリン」です。外輪山から見た前掛山(中央火口丘)は、山麓のカラマツが黄葉するこの時期にプリンのように見える、と言うのです。なるほど、たしかにそんな写真をよく見かけます。これを自分の目で確かめたい!これが浅間山に興味を持ったきっかけです。

 

【計画】

さて、有給休暇取得が決まり、早速計画です!

まず両親と相談して温泉旅行の日程を10/13〜14に決定、必然的に山歩きは10/11〜12と決まりました。では、その2日間の天気予報をSCWで見てみると、、、

10/11は朝から群馬・長野県境付近が雲無し、更に午後に掛けて中部地方の山岳地帯はかなり天気が良さそう!でも10/12は全国的に一日中曇り又は雨の予報。。

そこで、群馬・長野県境で①晴れていて欲しい山として浅間山、②曇りでも味のある景色を楽しめそうな志賀高原、に行き先を決定しました。

 

【アプローチ】

前回の記事(from大宮駅)にも書きました通り、10/10の夜に北陸新幹線で大宮から軽井沢へ移動、軽井沢駅でカーシェアを借り、一路浅間山登山口の一つである高峰高原ビジターセンター(車坂峠)へ。無料駐車場で仮眠した後、日の出前に行動開始する計画です。

onedayhike.hatenablog.com

 

軽井沢駅に隣接するタイムズ・カーシェアのスペースには沢山のカーシェア用車が並んでいました。その中の一つ、シエンタに乗っていざ出発!

なお、この「深夜に駅からカーシェアで登山口へドライブ」をする際の注意事項ですが、「食料調達はお早めに」。そしてもう一つ「カーシェアのカーナビは当てにしない」。過去の類似アプローチで、登山口向かう途中にあるはずのコンビニが無くなっていて、何キロも引き返して食料調達した経験が有ります。今回も最初当てにしていた最短距離のルート上にあるはずのコンビニが無く、やむなく少々遠回りするルートを使いました。

さて、食料を買い込んだら、後は登山口を目指すのみです!今回は、車坂峠までの道が大変よく整備されておりとても運転し易く、苦労することなく無事高峰高原ビジターセンター駐車場に到着!先客が1台止まっており、この車の主とは後程山中でお会いすることになります

 

【行動開始】

駐車場の車中で仮眠を取り、4時に起き出して夜空を見上げます。あれ、月も星も見えないぞ?!何となくガスが出ていて、かつ冷たい風がビュービュー吹いてます。これは登っていくと寒くなるぞ。薄手の長袖にフリースも着込んで、風除けに雨具のジャケットも着込み、グローブも装着して4:30に行動開始です!

まず向かうは表コースからの槍ヶ鞘。冷たい風が吹く中、緩やかにアップダウンのある山道を歩きます。

途中から登り一辺倒になってから振り返ると、綺麗な満月が。後方は雲が取れました。これはご来光が期待できるか?!それにしても風が冷たい。でも登っていてフリースは流石に暑い。フリースを脱ぎ、再び登ります。

 

【ご来光】

槍ヶ鞘手前のシェルターを通過して、いよいよ前方の視界が広がって来ました!そして見えてくる巨大な黒い塊と、オレンジ色に染まる空

槍ヶ鞘に到着です。

さ、寒い!!

槍ヶ鞘では遮るものが無くなり強風が吹き付けて、カメラを持つ手が凍える!

それでも前方に見える朝焼けの風景は壮大で美しい。ガスがどんどん流れてきては去っていく。

そしてご来光。

浅間山の黒い巨体と、日の当たり始めた手前の少し紅葉した岩肌と、昇る太陽。凍えそうになりながらも夢中でシャッターを切る。そして徐々にトーミの頭が色付いて来ます。久しぶりに良い朝焼けを見ることができました。

では、そろそろトーミの頭に向かいましょう。

右が切り立った崖の脇を直登していくと、寒風が容赦なく攻めてくる。そしてトーミの頭山頂は、猛烈な風!素晴らしい景色なんだけど、シャッターを切る手が凍えて凍傷になりそうな勢いです。。

トーミの頭からは360度の展望!

まずは収められる景色を写真におさめて、一旦山頂を退散!風の弱い所で休憩します。

すると、本日初のハイカーさんを発見。この方とは後でまたすれ違いました。きっと私と逆ルートで回っていかれたのだと思います。

 

この後、「草すべり」を下って以降のお話は、「その②」に続きます!

最後までご覧頂きありがとうございました!